ゴミ屋敷・汚部屋片付けなら片付け侍

なぜゴミ屋敷になるのか？理由と心理とは

ゴミ屋敷になるには、理由があります。そして、その心理状態も過去の事例からある程度判明しているのです。ここではゴミ屋敷になる理由とその心理をご紹介します。

その理由・心理は以下のとおり。

• 孤独感が強い状態
• 認知症
• 精神疾患を抱えている
• 体力が衰えている
• 勿体ないという思いが強い
• 買い物依存症
• 収集癖がある
• 忙しすぎて片付けができない
• 片付けが苦手
• 収集癖がある

それぞれ確認してみましょう。

 

孤独感が強い状態

孤独感が強い状態場合、ゴミ屋敷になりやすいと言われています。ゴミに囲まれていることで、わずかでも孤独感が薄まるからです。

家族や友人との離別・死別などをきっかけに少しずつゴミ屋敷になっていくというパターンが多い心理。寂しさを紛らわすため、少しずつゴミを貯めていった結果、ゴミ屋敷が完成してしまいます。

 

認知症

認知症もゴミ屋敷になる原因のひとつ。認知症によって今までできていたことができなくなり、ゴミ出しや片付け方がわからなくなってしまうことが原因です。

そのため、認知症ではゴミだけでなく生活自体が困難になるケースが多くあります。ゴミの片付けをはじめ、料理などもできない人は要注意です。

 

精神疾患を抱えている

うつ病や統合失調症といった精神疾患やADHDなどの発達障害は、ゴミ屋敷のリスクとして有名です。ゴミを捨てることで何か悪いことが起きてしまう…そんな妄想をしてしまう場合などが当てはまります。

そんな人の家を無理に掃除してしまうことでパニック障害が引き起こされることも。精神疾患が原因でゴミ屋敷になった場合は、医師などの医療関係者の協力を仰ぎましょう。

 

体力が衰えている

体力の衰えもゴミ屋敷の原因となります。シンプルにゴミを掃除する体力・気力がないためにゴミがどんどん溜まっていき、ゴミ屋敷となってしまうのです。

超高齢化社会と言われる現代日本では、今後増えてくる問題と考えられます。自力でゴミを捨てられる体力をつけていくこと、一気に捨てるのでなく細かく捨てていくことで体力的負担を軽減する工夫が重要です。

 

勿体ないという思いが強い

ゴミも何らかの利用価値があると考え、捨てるのが勿体ないという場合もゴミが溜まっていく原因です。少しなら良いでしょうが、それが多く溜まっていくとゴミの山が完成します。

例えばペットボトルがその代表例でしょう。水筒やジョウロ、桶の代わりになると考え、大量のおエットボトルを溜め込むという事例が過去にもありました。

確かに少しであれば便利に思う場面もありますが、過剰な量を溜め込むとゴミ屋敷の誘因となります。溜め込まずに少しずつ廃棄しましょう。

 

買い物依存症

必要のない買い物を繰り返してしまう買い物依存症でも、ゴミ屋敷になる可能性があります。買い物によってゴミがどんどん増えるためです。

買い物依存症の人は必要なものが欲しいわけではなく、買い物自体に快楽を感じている人がほとんど。そのため、必要かどうかの判断ができないので掃除にも興味を持っていないことが多いです。

その結果、不用品がどんどん溜まってしまいゴミ屋敷のように部屋が片付かない状態となってしまいます。買い物依存症はストレスの発散に買い物を利用していることが多いので、新しいストレス発散方法を探すことが重要ですよ。

 

収集癖がある

必要ないものをたくさん集めてしまう収集癖がある人もゴミ屋敷を作りやすいといえるでしょう。買い物依存症と構造が似ていて、その人にとって必要かどうかは関係ありません。

物を収集することに快楽を感じ、ストレスを発散しているので必要かどうかは関係ないのです。その結果不用品がどんどん溜まってしまい、ゴミ屋敷につながります。

収集癖がある人も、ストレスが大きく関与すると言われています。そのため、買い物依存症同様ストレス発散方法を探すことが重要です。

 

忙しすぎて片付けができない

シンプルに、片付ける時間がなくてもゴミ屋敷となっていくでしょう。仕事などで忙しく、片付ける暇がない。休みの日には体力の回復で精一杯で、掃除の余力もないというパターンです。

はじめはゴミを袋に詰めていても、ゴミ袋が溜まっていくと次第に袋に入れることもやめていき、ゴミが溜まっていくという事例もありました。

仕事の都合もあり、ゴミの回収日と合わせることができないということもあるかもしれません。そのような場合はゴミ清掃業者に依頼するのも必要でしょう。

 

片付けが苦手

片付けが苦手だからゴミが溜まっていくという場合もありました。ゴミ屋不用品を片付けられないためにどんどん物が溜まっていき、ゴミ屋敷のようになってしまうパターンです。

普段から掃除・片付けができないためにゴミ屋敷につながるという人は意外と多いです。ゴミが溜まっては引っ越しを繰り返すという人もいます、

しかし、お金がなく引っ越せない場合にはゴミ屋敷になっていくでしょう。その場合でも清掃業者や不用品回収業者であれば引っ越し業者より安価に部屋をキレイにできるのでおすすめですよ。

 

MAXレベルのゴミ屋敷の清掃事例と費用

ここからは実際にゴミ屋敷を清掃した時の事例をご紹介します。過去の事例から不用品回収業者による清掃のきれいさと、その際の費用をご紹介するのでぜひチェックしてみてください。

 

天井までゴミが積みあがった部屋の事例

清掃前	清掃後

こちらは天井までゴミが積み重ねられた部屋の事例です。画像のとおりとてもすめる状態ではありませんでしたが、業者によって清掃が入るとここまできれいになります。

とはいえここまで汚い部屋の清掃は凄まじく、かかる費用も450,000円とかなり高額でした。

しかし、すめる環境まで清掃できるのは業者の力といえるでしょう。ここまでくると個人の力で清掃するのはほぼ不可能なので、業者の力を頼って正解だった事例ですね。

 

一軒家が丸ごとゴミ屋敷だった事例

清掃前	清掃後

こちらは一軒家を清掃した事例です。全体的にゴミが多く、動線の確保の難しいうえに家が広いため、清掃が難渋していました。

住居人はご高齢な方で、掃除が難しく次第にゴミ屋敷になっていったとのこと。清掃費用は520,000円ほどの請求となりました。

こちらの事例ではゴミを回収した後、住む予定ではなかったため清掃費用がかかっていない分先ほどの事例より費用を抑えられています。

家を引き払う前の準備としても、不用品回収業者は利用できる良い事例でした。

 

ワンルームで生活ができなくなった部屋の事例

清掃前	清掃後

こちらもワンルームから引っ越されるということで依頼を受けた事例です。部屋中ゴミだらけで、足の踏み場もない状態ですね。

必要な物以外、全て引き払う形での処分となり清掃後の写真のようにとてもきれいになりました。

費用は150,000円と、今までの事例よりは安価です。何よりも、こちらの事例では1日で作業が終わっています。すぐに引っ越したい場合にも、不用品回収業者であればすぐに対応できて便利ですよ。

 

孤独死で亡くなった方のゴミ屋敷の事例

清掃前	清掃後

こちらの事例は、孤独死されているところを発見された時、ゴミ屋敷だったという事例です。この事例の場合、部屋は少ないのですが250,000円となりました。

理由は孤独死に伴う、特殊清掃費用も加算されているためです。特殊清掃の場合現状復帰のために、特殊な作業が必要となります。

ただゴミを処分するだけでなく、床板や畳などの交換、ニオイの除去などかなり特殊な作業が必要です。そのため、他の事例よりも小さな部屋でもかなり高額な請求となりました。

 

玄関までゴミが溢れて通路も無かったゴミ屋敷の事例

清掃前	清掃後

こちらはワンルームながら、部屋にゴミが収まりきらずに玄関まで進出してしまった事例です。部屋に入るのすら大変で作業も思うように進みませんでした。

かかった費用は300,000円で、ワンルームにしたらとても費用がかさみました。とはいえ不用品回収品業者にかかれば画像のとおりきれいに回復します。

どのような場合でも、業者の手にかかれば人が住めるようになるという良い事例です。

 

ゴミ屋敷の片付け費用相場

ここからはゴミ屋敷を片付けた場合にかかる費用の相場をご紹介します。事例については以下のとおり。

• ワンルーム（1k）のアパートで膝から腰くらいのゴミ
• ワンルーム（1k）のアパートで天井までのゴミ
• 一軒家で膝から腰くらいのゴミ
• 一軒家で天井までのゴミ

それぞれにかかる費用の相場を表にまとめてみました。これからゴミ屋敷の片付けを考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ワンルーム（1k）のアパートで膝から腰くらいのゴミ	30,000〜150,000円
ワンルーム（1k）のアパートで天井までのゴミ	50,000〜300,000円
一軒家で膝から腰くらいのゴミ	150,000〜470,000円
一軒家で天井までのゴミ	180,000〜650,000円

このように費用相場の幅が大きいことがわかりますね。これはゴミだけでなく、家電や家具の処分に費用がかさむ可能性があるから。

加えて、間取りの広さも影響します。同じ1Kでも6畳と12畳では人件費も変わってくることは想像しやすいと思います。

また、ゴミの片付けの後の現状回復・ハウスクリーニング費用も部屋の大きさと汚れ方が関係するため幅があるのです。

過去の事例では1,000,000円かかったという事例もあります。そのため、見積もりはきちんと取るようにして予算もしっかりと伝えてくださいね。

 

ゴミ屋敷になる人の特徴

ゴミ屋敷の清掃は多額の金額がかかることはわかっていただけたでしょう。そのため、重要なことはゴミ屋敷になる前に対処すること。

ここからは、ゴミ屋敷を作ってしまいがちな人の特徴について解説します。その特徴は以下の7つ。

1. 孤独で寂しさを感じている人
2. 他人との関わりを求めない
3. 他人への被害や迷惑を考えずに行動する
4. 自分に自信がない人
5. いい人であろうとする人
6. 親が片付けられない人
7. 心の病気を抱えている人

それぞれ解説していくので、しっかり確認してくださいね。

 

孤独で寂しさを感じている人

孤独で寂しい生活を送っている人は、ゴミ屋敷になりやすいので注意しましょう。ゴミがあることでなんとなく寂しさを紛らわすことができて、安心感があるためゴミに囲まれていくようになるからです。

このような心理の人の場合、ゴミを取り上げることはより一層の孤独感を強めてしまいます。そのため、ゴミ屋敷の処分は急に進めてはいけません。

まずは孤独感を薄めるために、外部との交流を促すようにしましょう。新しい趣味を見つけたり、親族であればたびたび顔を出したり、孤独感を感じさせないようにすることが肝要です。

孤独感が薄れないと、せっかく掃除をしてもまた汚れていきます。まずは寂しさを解消し、徐々に掃除できるように促してあげてくださいね。

 

他人との関わりを求めない

孤独感がなくとも、他人との関わりを求めない人もゴミ屋敷のリスクが高い人です。他人と関わる人は少しでもきれいに着飾る意識を持ちますが、それがない人はきれいにしようとしない人が多いためゴミ屋敷を作りやすいといえます。

つまり、きれいにする必要性を感じていない場合にゴミ屋敷になりやすいということです。他人と関わらないので、きれいにする必要がないという心理状態になっています。

そのような場合、きれいにすることでのメリットをしっかりと伝えていく必要性が高いです。健康被害や火事のなどを伝え、徐々にでも掃除できるように促しましょう。

 

他人への被害や迷惑を考えずに行動する

他人への被害や迷惑を考えない人も要注意。自分さえ良ければ良いので、ゴミがあることに抵抗がなければどうでも良いという考え方をします。

ゴミ屋敷では周囲に悪臭を放つことも多々あるうえ、景観を損なうなどの問題点も増えるでしょう。実際に悪臭など住民の訴えがあるために、行政指導が入ったという事例もあります。

しかし他人への被害・迷惑を考えない人にとってはどうでも良いこと。そのため、ゴミ屋敷を掃除する気などサラサラないのです。

そのため、このような考え方をする人はゴミ屋敷を作ってしまいやすいので要注意です。他人からの注意も聞きにくいので、最悪の場合行政の介入も必要になるかもしれません。

 

自分に自信がない人

ご自身の行動に自信が持てない人も、意外とゴミ屋敷を作りやすい特徴といえます。自分に自信がない人は買い物依存症になりやすいと言われていて、買い物依存による不用品のやまがそのままゴミ屋敷へと変貌する可能性があるのです。

自信がある人というのは前向きな行動が多くなる傾向があります。掃除も前向きな行動の一種といえますが、自信がない人はきれいにする自信がないということもあり、掃除をしなくなる場合も。

そういった自信がないといった些細なことが買い物依存症をはじめとした精神疾患へとつながることもあり、ゴミ屋敷のリスクが高くなる可能性があります。

少しずつ運動を進めていくなど、成功体験を重ねることが重要です。前向きな行動が取れるように、内面だけでなく行動から変えるようにしていきましょう。

 

いい人であろうとする人

いい人であろうとする人もゴミ屋敷化するリスクがあります。いい人であろうとするあまり、気づかないうちにストレスを抱え込んでしまい、家の片付けができなくなってしまう可能性があります。

この記事でもたびたび言及しているとおり、ストレスはゴミ屋敷化へのリスク要因。無理をしていなければ良いのですが、無理をしていい人を演じていると大きなストレスとなるでしょう。

そのため、無理にいい人であろうとする人にはストレスの発散が必要になります。自分なりのストレス発散方法をぜひ見つけてください。

 

親が片付けられない人

親が家を片づけられないという人もゴミ屋敷を招きやすいでしょう。理由としてはゴミが溢れた環境に慣れてしまうことで、別に片付けなくても良いやという感情を持つためです。

ゴミ屋敷への抵抗がないため、ゴミ屋敷となって周りに迷惑をかけてしまっていても自覚がないかもしれません。そのため、こういった人の場合ゴミ屋敷の知識を共有することが重要です。

ゴミを片付ける前に、まずはゴミ屋敷の知識を持ってもらいましょう。その上でご自身から掃除してもらえるように誘導していくことが大事なので、周りの人の助けが重要ですよ。

 

心の病気を抱えている人

心の病気、たとえばうつ病のような病気を抱えている人もゴミ屋敷のリスクが高くなります。前述の買い物依存症も心の病気といえるでしょう。

こういった心の病気がひどくなっていくと、セルフネグレクトと言われる状態に陥ります。セルフネグレクトとは、自身の世話、たとえば入浴や掃除、食事をしなくなっていく状態です。

こういった日常生活に支障をきたす状態になると、掃除どころではありません。当然ゴミも放置されることになり、ゴミ屋敷になっていくでしょう。

このような状態になると自分自身ではどうにもなりません。周囲のサポートのもと心療内科へと通院してもらい、徐々に回復できるように支えることが重要ですよ。

 

ゴミ屋敷の清掃はどこに依頼するべきか

ゴミ屋敷になる原因はなんとなくわかっていただけたでしょうか。とはいっても、ゴミ屋敷になってしまった場合どこに相談したら良いかわからない。そんな人のためにゴミ屋敷の清掃を依頼できるところをご紹介します。

 

民間のゴミ屋敷片付け・清掃業者に依頼する

1番手っ取り早いのが民間の片付け・清掃業者に依頼することでしょう。ゴミ屋敷の対策に慣れているため、まず間違いなくきれいになりますよ。

デメリットとしてはお金がかかります。ゴミ屋敷の程度にもよりますが、大きなゴミ屋敷になると莫大なお金がかかります。

とはいえ莫大なお金がかかるほど深刻なゴミ屋敷になれば、素人の手には余るでしょう。難しい場合にはプロに任せるのが1番です。

 

自治体・市役所に相談をする

もし近所にゴミ屋敷があって困っているという状況であれば、ゴミ清掃業者での介入は難しくなります。勝手に掃除することは違法なためです。その代わり、自治体・市役所に相談すれば強制代執行がおこなわれる可能性があります。

実はゴミ屋敷を処理するための法律は存在しません。各自治体に条例が定められていることが多く、その場合には強制代執行が執りおこなわれるかもしれません。

ただし、以下のような条件があります。

• 何度指導しても改善されない場合
• 火事や異臭など、周囲への影響が大きい場合
• 生活が困窮している場合

このような条件がありますが、条件を満たせば強制代執行がおこなわれるでしょう。注意点としては強制代執行はゴミ屋敷についての条例が定められた自治体に限るので、どこでもできるわけではありません。

というのは法律としてはゴミ屋敷には違法性はありません。あくまで地方自治体の条例次第なので、気になる人は自治体に問い合わせてください。

 

依頼せずに自力でやる

最終的に、自分でゴミ屋敷の対処をするという方法もあります。その場合、お金はほぼかからないのでお金がない人におすすめですよ。

とはいえ自分でゴミを処分する場合にはいくらか注意点があるため、以下の点は確認してください。

• 可燃・不燃ゴミは一度に出せる量が決まっている
• ゴミの分別はしっかりとおこなう
• 家電はゴミ収集所では捨てられない

少なくともこれらには注意しましょう。まず可燃ゴミ・不燃ゴミはごみ収集所で捨てる場合には出せる量が決まっています。これは自治体ごとに違うため、確認しましょう。

また、当たり前ですが分別はしっかりとおこなわないといけません。特にゴミ屋敷では粗大ゴミも多く出ますが、30cmを境に分別方法が変わることが多いため注意してください。

家電については、ゴミ収集所では捨てられません。家電製品はリサイクルできるものが多いため、法律で別に回収することが決まっています。そのため、家電を捨てる場合には家電量販店などに依頼しましょう。

 

お金がないので自力でゴミ屋敷を片付ける方法

ここまでゴミ屋敷を片付ける方法をご紹介してきました。おそらく、お金の心配をされる人が多いと思います。そこで、これからはゴミ屋敷を自力で片付ける、お金がかからない方法をお伝えします。そのために準備することは以下の3つ。

1. 人手とスケジュールを確保する
2. ゴミ屋敷清掃の道具を準備する
3. 自治体のゴミ出しスケジュールを確認して処分

なぜこれらの準備が必要なのか、解説しますね。

 

人手とスケジュールを確保する

まず最優先すべきは、人手の確保とスケジュールを抑えることです。プロですらゴミ屋敷の清掃には2〜4人で何日かは清掃にかかることがほとんどです。

素人でゴミ屋敷の清掃をするとなると、もっと時間がかかるとみて良いでしょう。その分、人手は多いに越したことはありません。

人海戦術でとにかく掃除する。それが1番手っ取り早い方法といえます。可能であれば、人手を多く集めて、掃除にかかるスケジュールを押さえておきましょう。

 

ゴミ屋敷清掃の道具を準備する

ゴミ屋敷を清掃するにあたって道具は重要です。掃除するための道具がなければ、掃除できない可能性もあります。

特に重要な清掃道具は以下のとおり。

• 大量のゴミ袋
• 手袋やマスク、防護服など身を守るもの
• ダンボール・ガムテープなどの梱包材
• 台車などの運搬道具
• レンチやトンカチなどの解体に使う大工道具
• 殺虫剤
• 消臭剤

少なくとも、これらの道具が必要と考えてください。特にゴミ袋は大量に使うでしょう。また、ゴミ屋敷の場合、腐敗したゴミや虫・害獣が大量発生している可能性があります。自分の身を守る道具や殺虫剤も必須です。

さらに、ニオイがきついことも想定して消臭剤もあったほうが良いでしょう。必要なものがあれば梱包材が、粗大ゴミを運び出すためには台車や解体用の大工用具もあれば便利ですよ。

 

自治体のゴミ出しスケジュールを確認して処分

最後に必要なことは自治体のゴミ出しスケジュールどおりにゴミを捨てることです。ゴミを出す時にスケジュールどおりに出さなければ回収してもらえないので注意してください。

注意点は以下の2点。

1. 一度に大量のゴミは出せない
2. 家電はゴミ収集所では捨てられない

ゴミを回収できる量は自治体によって決められています。多くの自治体では45Lのゴミ袋が2〜4つ分くらいですが、自治体によって違うので確認してください。

また、家電はゴミ収集所では回収できません。家電量販店などに回収してもらわないといけないので、注意しましょう。

 

ゴミ屋敷清掃を依頼できる業者の種類

ゴミ屋敷を清掃するには、専門業者に依頼するほうが効率的でしょう。しかしその際、依頼できる業者にもできること・できないことがあるのをご存知でしょうか。ここからは業者によって依頼できる内容の種類をご紹介します。

 

片付けのみを依頼できる業者

片付けのみを依頼できる業者は、いわゆる片付け代行サービスという業者になります。プロの清掃スタッフが、部屋の片付け・清掃をしてくれる便利なサービスといえます。

ゴミの分別や処分はもちろん、必要な荷物の片付けなどもしてくれます。専門知識を持つスタッフが対応してくれるので、困ることはないでしょう。

この片付け代行業者の特徴は、分別したゴミを一般ゴミとして処分することにあります。そのため、特別な資格は必要としておらず、無資格な業者がほとんどです。

また、場合によってはハウスクリーニングもやってくれる業者もあります。別料金はかかりますが、ついでに部屋をきれいにしたい人におすすめです。

 

不用品回収だけを依頼できる業者

不用品回収だけを依頼できる業者は、一般廃棄物収集運搬業許可や産業廃棄物収集運搬業許可という資格を持つ業者です。これらは不用品を一度に廃棄できる資格を持つため、片付け代行業者と違ってゴミを持ち帰って処分してくれます。

どのようなゴミでも一度に処分してくれるので、大量のゴミを抱えている人には片付け代行業者よりもおすすめでしょう。また、古物商の資格も持っていれば不用品の買取もおこなってくれますよ。

 

ハウスクリーニングのみ依頼できる業者

ハウスクリーニングのみ依頼できる業者は、主にハウスクリーニングアドバイザーという民間資格を持つ業者になります。この業者の特徴はとにかく清掃についての知識が豊富なこと。

たとえば、どんな汚れにどのような洗剤を使えばきれいになるかを熟知しているため、頑固な汚れもきれいにしてくれます。逆にいえば、家の汚れなどの清掃を専門としているため、片付けやゴミ捨ては対象外です。

こういったハウスクリーニングには資格が必要なわけではないため、片付けのついてにハウスクリーニングをしてくれる業者もあります。しかし、やはり専門に扱っている業者と比較すると、能力が見劣るでしょう。

とにかく家をきれいにしたいという人は、ハウスクリーニング専門の業者に依頼してみてください。

 

ゴミ屋敷清掃・ゴミ回収・クリーニングを全て可能な専門業者

ゴミ屋敷清掃業者と呼ばれる業者であれば、ゴミ屋敷清掃・ゴミ回収・クローニングを全て可能。こういった業者はゴミ屋敷清掃士認定協会が認めるゴミ屋敷清掃士の資格を持つことが多いです。

ゴミが多くゴミ屋敷と化した家を掃除したいのであれば、ゴミ屋敷清掃士の資格を持つ業者がおすすめです。ゴミ屋敷清掃のノウハウを持っているため、ゴミ屋敷の専門家といえるのです。

ゴミ屋敷で困っているなら、ゴミ屋敷瀬営巣業者に依頼しましょう。

 

ゴミ屋敷の優良業者の選び方

ここからは、ゴミ屋敷の清掃を依頼するにあたっての優良業者の選び方をご紹介します。重要なポイントは以下のとおり。

• 許可・資格を取得しているか
• ホームページで事例を公開しているか
• ゴミ屋敷清掃・片付けの作業事例が豊富かどうか
• ネットの口コミや評判が高いか
• 追加料金がない見積もりを提示してくれるかどうか

これらについてなぜ重要なのか、詳しく解説します。

 

許可・資格を取得しているか

許可や資格を取得していることはとても重要です。例えば不用品回収業の一般廃棄物収集運搬業許可は、不用品回収するうえで必須の許可。持っていなければ罰せられるのです。

ゴミ屋敷を清掃んするにあたって、一気にゴミを処分できるこの資格がなければ清掃が進まないでしょう。また、ゴミ屋敷清掃士の資格を持っていればゴミ屋敷に対しての知識が豊富な証拠。とても頼りになるはずです。

こういった許可・資格があれば効率よくゴミ屋敷の清掃が可能でしょう。このような許可・資格はホームページで公開されていることが多いため、あらかじめ確認してみてください。

 

ホームページで事例を公開しているか

ホームページで過去の事例を公開している企業は優良企業である可能性が高いです。過去の事例から、どのような対応をすべきかをきちんと示してくれる企業は安心しやすいです。

過去の事例から、どのような清掃をしてくれるかを説明してもらえれば自分に必要かどうかもわかりやすいでしょう。こういった事例もホームページで公開されていることが多いです。

必ずホームページを確認して、事例を紹介しているかチェックしてみてください。

 

ゴミ屋敷清掃・片付けの作業事例が豊富かどうか

ゴミ屋敷清掃・片付けの作業事例が豊富な業者も優良企業の可能性が高いでしょう。作業事例が豊富ということはそれだけ経験を積んでいる証拠。作業には知識や経験が重要なので、作業事例の数をぜひチェックしてください。

いくら許可や資格を持っていても、経験がなければ満足のいく作業をができない可能性もあります。作業事例もホームページで公開していることが多いので、チェックしましょう。

 

ネットの口コミや評判が高いか

ネットの口コミや評判が高いかどうかも重要です。口コミや評判はその業者を実際に利用したお客さんが書くもの。実際に利用したお客さんの満足度が高ければ、自然と口コミや評判も高くなります。

つまり、口コミや評判が高い業者を利用すれば満足する可能性が高いということ。満足できる企業であれば、優良業者といえるでしょう。

そのため、依頼する業者で悩んでいるときは口コミや評判を確認してください。そのなかでも、良い評価がされている業者を選びましょう。

 

追加料金がない見積もりを提示してくれるかどうか

見積もりを依頼した際に、不明瞭な点がない業者は優良といえます。不明瞭な点があれば、後から説明を受けていない追加料金が加算されるかもしれません。

お金に対して真摯な対応を受けられない業者は優良業者とは言い難いです。そのため、見積もりはきちんと取って明瞭な料金説明を受けるようにしましょう。

また、見積もりから支払いまできちんとしている業者であれば自然と口コミも良くなります。その意味でも、先ほどご紹介した口コミは重要ですよ。

 

ゴミ屋敷を放置するデメリット

ゴミ屋敷への対処方法はなんとなくお分かりいただけたでしょうか。ここからは、ゴミ屋敷を放置することで起こりうるデメリットを紹介していきます。考えられるデメリットはこちら。

• 条例違反で処分される
• 害虫・害獣が大量に発生する
• 住人の健康が損なわれる
• 近隣にまで悪臭が届く
• 火災の危険がある

これらについて、解説していきますのでご確認ください。

 

条例違反で処分される

ゴミ屋敷への条例がある自治体でゴミ屋敷を放置すれば、条例違反で処分される可能性があります。条例とは地方自治体が定める自主法のため、円滑な地方運営のために住民は条例を守る義務があるためです。

多くの自治体ではゴミ屋敷の条例違反を犯すと、罰金が課せられます。また、強制代執行となれば、その費用も請求されるでしょう。

法律違反ではないため前科がつくことはありません。しかし、多額の罰金が課せられる可能性があるので注意してください。

 

害虫・害獣が大量に発生する

ゴミ屋敷では害虫・害獣が大量発生する可能性があります。これらの生物はゴミを餌とするうえ、巣になるゴミも大量にあるため繁殖環境が整っているのです。

害虫や害獣は近隣の迷惑になる可能性があるうえ、不衛生な環境に拍車がかかります。一旦増えると駆除に苦労する可能性も高いので、増える前にゴミの対処を考えましょう。

 

住人の健康が損なわれる

ゴミ屋敷に住み続けると、健康を損なう可能性があります。前述した害虫・害獣に加えて、ホコリなどのアレルゲンも大量に増えるため健康に悪影響でしょう。

住人の健康はもちろん、最悪近隣住民の健康にも被害を及ぼす可能性は否定できません。多くの人の健康を考えて、ゴミ屋敷は早急に対処すべきです。

 

近隣にまで悪臭が届く

ゴミ屋敷では悪臭が問題となりやすいです。特に長年放置された生ゴミなどは悪臭の原因となりやすいので注意しましょう。

住んでいる住人はニオイになれてしまうかもしれませんが、悪臭は近隣にも届きえます。悪臭は近隣トラブルの大きな原因です。

過去の事例からも近隣とのトラブルに発展しているケースが多々あります。そのため、ゴミ屋敷から放たれる悪臭には要注意ですよ。

 

火災の危険がある

ゴミ屋敷では火災の危険があることを知っておきましょう。ゴミ屋敷には可燃物も多く放置されている可能性が高いため、火が広がりやすいのです。

しかも掃除していないためホコリも溜まり放題。ホコリが家電のコンセント部分に溜まれば、漏電の可能性が高まります。

そのほかにもタバコの不注意から発火してしまうこともあるでしょう。一度火がついた後は勢いよく燃える可能性が否定できません。火災のリスクを下げるためにも、ゴミ屋敷への対応には気をつけてくださいね。

 

ゴミ屋敷についてよくある質問・疑問

ここからは、ゴミ屋敷についての素朴な疑問として、以下の質問に答えます。

• ゴミ屋敷と汚部屋の違いは？
• 女性がゴミ屋敷になりやすいって本当？
• ゴミ屋敷は子供にどんな影響がある？
• ゴミ屋敷でも引っ越しできる？
• ゴミ屋敷は警察に逮捕されますか？

ゴミ屋敷についてよく上がる質問をまとめたので、ゴミ屋敷について気になる人はぜひチェックしてくださいね。

 

ゴミ屋敷と汚部屋の違いは？

大きな違いは清潔状態の差です。ゴミ屋敷はその名前のとおり、生ゴミや不用品が床・机・棚などに積み重なった状態の部屋のこと。

一方で汚部屋とはゴミが少なくても、ホコリや汚れ・カビが目立つ不潔な部屋を指すことが多いです。

多くの場合、ゴミ屋敷では汚部屋も兼ねているので、汚部屋にゴミが溜まった状態がゴミ屋敷といえるでしょう。

 

女性がゴミ屋敷になりやすいって本当？

本当です。一般的に女性の方がストレスを溜めやすく、買い物依存症などの精神疾患を抱えやすいというデータもあり、そのためにゴミ屋敷になりやすいといえます。

これは女性特有のホルモンバランスが関与していると思われます。つまり、すべての女性がゴミ屋敷になるわけではないのです。

ホルモンバランスを整えること、ストレスをうまく発散することがゴミ屋敷の予防になります。ぜひ、注意してください。

 

ゴミ屋敷は子供にどんな影響がある？

精神的な影響・身体的な影響が考えられます。具体的な精神的な影響とは、ゴミが溢れる環境に慣れてしまうこと、片付けの仕方がわからなくなるなどが挙げられます。

身体的な影響とは健康被害です。汚い環境で育つことでアレルギー疾患や呼吸器疾患のリスクが上がりやすいでしょう。加えて、ゴミ屋敷のニオイやボロボロの服などでいじめの対象になる可能性も否定できません。

ゴミ屋敷が子供に及ぼす影響は甚大です。ゴミ屋敷への対処方法がわからず、大人になっってもゴミ屋敷化から抜け出せないという可能性もあります。

可能な限り早く、ゴミ屋敷という環境から出してあげましょう。

 

ゴミ屋敷でも引っ越しできる？

結論、ゴミを片付ければ引越しできます。しかし、片付けずに引越し業者に依頼すると断られます。なぜなら引越し業者は1日に何軒か回るため、1軒に多くの時間を割けないためです。

なかには不用品を回収する引越し業者もありますが、不用品回収業者と違い可燃ゴミや不燃ゴミなどは回収してくれないことがほとんど。そのため、まずはなんらかの手段でゴミを片付ける必要があります。

ゴミを片付けた後であれば、引越し業者も対応可能です。ゴミを片付けてから引越しするようにしましょう。

ゴミ屋敷は警察に逮捕されますか？

される可能性はあります。過去に東京都中野区でゴミ屋敷の改善命令に従わなかった男性が、男性宅の悪臭を公害とみなされたことで逮捕された前例があります。

とはいえゴミ屋敷は国が定めった法律では罰せられません。あくまで地方自治体が定めた条例に基づいて対処されます。

そのため、大きな罪となる可能性は低いでしょう。ただし、ゴミ屋敷が原因で近隣の所有物を壊して器物破損で逮捕された事例もあります。いずれにしても、ゴミ屋敷によって逮捕される可能性は否定できません。

 

ゴミ屋敷の片付け・不用品処分なら片付け侍へ

ここまでゴミ屋敷に対して多く解説してきました。ゴミ屋敷への対応は、専門的な知識が必要になることが多いでしょう。

そのため、ゴミ屋敷に困っている人は不用品回収業者へ依頼することをおすすめします。不用品回収業者であれば、専門の資格を持った業者が、ゴミの処分から家電・家具の不用品回収までしてくれますよ。

数ある不用品回収業者のなかでも、片付け侍がおすすめです。理由は以下のとおり。

• 有資格使者が在籍していて知識が豊富
• 小さなゴミから大きな粗大ゴミまで対応可能
• ゴミ屋敷清掃の実績が豊富
• 害虫・害獣駆除も問題なし
• 使えるものがあれば買取もあり
• 無料見積もりから明瞭な会計
• ハウスクリーニングも同時に可能
• 最短30分後には作業開始

このように多くのメリットがあります。ゴミ屋敷清掃は高額になりやすいので、不安になることも多いでしょう。

しかし、片付け侍なら経験豊富な有資格者がていねいに対応します。

少しでもお困りであれば、ぜひ検討してみてくださいね。