不用品回収の相場はどのくらい?トラックごとの費用や商品ごとの相場を紹介!

不用品回収サービスを利用したい方にとって、不用品回収の相場は非常に知りたい情報ではないでしょうか。

正しい依頼先の選び方や費用相場を把握することは非常に重要です。

この記事では、自治体のゴミ回収サービス、専門の不用品回収業者、さらには引っ越し事業者が提供する不用品回収オプションの各メリットとデメリットを検証。

さらに、回収費用の相場から、タンスやマットレスなど具体的な品物の処分費用、そして費用を抑えるための賢いアプローチまで幅広く解説します。

信頼できる業者の選び方もお伝えするので、信頼できる不用品回収業者選びのお役に立てていただければ幸いです。

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不用品回収の依頼先

不用品が溜まってしまったとき、どのように処分するのがベストか迷っていませんか。

主な選択肢は以下の3つです。

  • 自治体のゴミ回収
  • 不用品回収業者に依頼
  • 引っ越し事業者の不用品回収

それぞれのメリットとデメリットを比較し、自分に合った方法を選びましょう。

自治体のゴミ回収

自治体のゴミ回収は、費用が安いので不用品を処分したい方にとって魅力的なサービスです。

自治体によるゴミ回収は、他の回収方法と比較して非常に費用効率が良いです。

粗大ゴミの場合でも、比較的低コストで処分できます。

粗大ゴミは事前にシールの購入やサイズの確認が必要。処分するゴミは自分で指定場所まで運ばなければなりません。

注意点として、テレビやエアコンなど特定の家電は、自治体では回収されません。

リサイクル法に基づき専門の場所で処理する必要があります。

自治体のゴミ回収は、ルールを守って利用することが大切です。不明な点があれば、お住まいの自治体の環境部などに問い合わせてください。

不用品回収業者に依頼

不用品回収業者の利用は、不要な物を手間なく処分したい方に最適です。

不用品の回収から搬出までを業者が行ってくれるため、利用者にかかる手間が少なくなります。

業者に依頼することで、多量の不用品を同時に処分できます。

ただし、費用がかかることと、悪徳業者も存在するため、業者選びには慎重になる必要があります。

業者選びのコツ

  • 許可証の有無をチェック
  • 複数の業者から見積もりを取る
  • 口コミや評価をネットで調べる

契約前には内容をしっかり理解してください。複数の業者から見積もりを取ることで、相場比較が可能になります。

支払いは現金だけでなく、他の方法も選べる業者が便利です。

不用品回収業者に依頼する場合は、事前にしっかりと情報収集し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

引っ越し事業者の不用品回収

引っ越し事業者の不用品回収サービスは、引っ越しの際に一緒に不用品を処分したい方に最適な選択と言えるでしょう。

梱包、搬出、運搬を引っ越し業者が行うため、利用者の手間がかからないのがメリットです。

引っ越しを伴わない場合は不用品回収サービスを利用できないことが多い


また、不用品回収業者に依頼する場合より、回収費用が高くなる可能性があります。

家電リサイクル法対象品や、危険物などは回収できない場合があるため、サービスの詳細を事前に確認しましょう。

不用品回収も同時にしてくれる引っ越し業者のおすすめを6社紹介しているので、参考にしてみてください。

不用品回収の費用相場

不用品回収を業者に依頼する場合、費用は回収する荷物の量やトラックの大きさ、処分費などによって決まります。

ここでは、不用品回収の費用相場について詳しく解説します。

人件費の相場

不用品回収における人件費の相場は、作業員の人数と作業時間によって算出されます。

複数の業者から見積もりを取ることで、人件費を比較検討すると良いでしょう。

相場は作業員1人あたり1時間1万円~1万5千円


荷物の量が多い場合は、作業員の数も増え、人件費も高くなります。

業者によっては、2人以上で作業する場合に割引を適用するところもあります。

作業時間は、荷物の量や作業内容によって異なります。単純な作業であれば短時間で済みますが、搬出に時間がかかる場合や、解体作業が必要な場合は作業時間も長くなります。

見積もり時に作業時間も提示してもらうと良いでしょう。

夜間や早朝など、人件費が高くなる時間帯や曜日を避けることで、費用を抑えられます。

トラック別の相場

不用品回収の費用は、回収する荷物の量やトラックの大きさによって大きく異なります。

ここでは、トラック別の不用品回収の費用相場をご紹介します。

軽トラック

軽トラでの不用品回収は、一人暮らしや小規模な引っ越し時に適しています。

  • 費用相場: 8,000円~15,000円
  • 荷物の量: 1部屋程度の不用品
  • 例: 一人暮らし(1K)の引越し、部屋の掃除

部屋の掃除などで出た不用品を処分する場合に利用されることもあります。

多くの不用品回収業者が軽トラ積み放題プランを用意しています。軽トラ積み放題プランの積載量と料金相場はこちらで詳しく紹介しています。

1トン車

1トン車は、軽トラックよりも多くの荷物を回収したい場合に適しています。

  • 費用相場: 15,000円~30,000円
  • 荷物の量: 2部屋程度の不用品
  • 例: 二人暮らしの引越し、家具家電の処分

二人暮らしの引越しや、家具家電をまとめて処分する場合に利用されることがあります。

2トン車

2トン車は、3部屋~4部屋程度の不用品を回収したい場合に適しています。

  • 費用相場: 30,000円~45,000円
  • 荷物の量: 3部屋~4部屋程度の不用品
  • 例: ファミリー向けの引越し、家全体の不用品回収

ファミリー向けの引越しや、家全体の不用品回収などに利用されます。

2トントラックにもサイズの違いがあり、業者ごとの相場も変わってきます。2トントラックの不用品回収費用相場はこちらで詳しく解説しています。

4トン車

4トン車は、大量の不用品を回収したい場合に適しています。

  • 費用相場: 45,000円~60,000円
  • 荷物の量: 4部屋以上の不用品
  • 例: 大量の家具家電の処分、店舗の閉店に伴う不用品回収

大量の家具家電を処分したり、店舗の閉店に伴う不用品回収などに利用されます。

処分費の相場

不用品をどう処理するかによっても、料金が変わります。

家庭から出る普通の不用品を処分する場合、10kgまでで大体300円くらいが相場です。

もし産業廃棄物(工場などで出る特殊なゴミ)の場合は、500円程度が相場です。

また、家電リサイクル法対象品には、別途リサイクル料が必要です。

家電リサイクル法対象品の処分費用相場

  • テレビ:2,000円~3,000円
  • エアコン:10,000円~15,000円
  • 冷蔵庫・冷凍庫:5,000円~10,000円
  • 洗濯機・衣類乾燥機:4,000円~8,000円

不用品回収業者を選ぶ際には、処分費込みの見積もりを取りましょう。

悪徳業者の中には、法外な処分費を請求するところもあるので注意が必要です。

家電リサイクル料金と品目は必ず頭に入れておきましょう。相場より高い家電リサイクル料金を提示してくる業者には注意が必要です。

家電リサイクル料金と品目はこちらで詳しく紹介しています。

不用品回収の品物の相場例

不用品回収業者の料金は、回収する品物の量や大きさ、作業内容などによって異なりますが、ここでは代表的な品物の相場例をご紹介します。

タンス

タンスの回収は、サイズや素材、状態によって料金が大きく変わります。

タンスの回収料金は、主に幅、奥行き、高さの3辺の合計長さによって決まります。

一般的に、タンスのサイズが大きくなるほど、回収料金も高くなります。

  • 小型タンス (幅・奥行き・高さ合計180cm以下):3,000円~5,000円
  • 中型タンス (幅・奥行き・高さ合計180cm~240cm):5,000円~8,000円
  • 大型タンス (幅・奥行き・高さ合計240cm以上):8,000円~10,000円

タンスの素材も回収料金に影響を与えます。木製タンスは比較的安価に回収できますが、金属製タンスや和ダンスは重量が重いため、回収料金が高くなる場合があります。

これ以外にも、階段からの搬出や吊り下げなどの特殊な処理が必要な場合は、別途見積もりが必要です。

自治体の粗大ゴミ回収を利用する場合、タンスの大きさによっては200円〜1,500円程度となることもあります。

不用品回収業者の見積もりと比較して、費用が安い方を選ぶと良いでしょう。

タンスの詳しく処分方法はこちらの記事を参考にしてみてください。

マットレス

マットレスの回収は、サイズや素材、状態によって料金が異なります。

マットレスの回収料金は、主に幅、奥行き、厚みの3辺の合計長さによって決まります。

一般的に、マットレスのサイズが大きくなるほど、回収料金も高くなります。

  • シングル (幅100cm以下):3,000円~5,000円
  • セミダブル (幅100cm~120cm):3,000円~5,000円
  • ダブル (幅120cm~140cm):5,000円~8,000円
  • キングサイズ (幅140cm以上):8,000円~10,000円

マットレスの素材も回収料金に影響を与えます。ウレタンマットレスは比較的安価に回収できますが、コイルマットレスは重量が重いため、回収料金が高くなる場合があります。

スプリングが入っているマットレスは、自治体では粗大ゴミとして処分できないことがあるので、不用品回収業者を利用するメリットが大きいです。

マットレスの処分方法は7種類あります。マットレスの捨て方はこちらの記事で更に詳しく解説しています。

ソファ

ソファの回収は、サイズや素材、状態によって料金が大きく変わります。

ソファの回収料金は、主に幅、奥行き、高さの3辺の合計長さによって決まります。

一般的に、ソファのサイズが大きくなるほど、回収料金も高くなります。

  • 1人掛け:5,000円~8,000円
  • 2人掛け:8,000円~12,000円
  • 3人掛け:12,000円~15,000円
  • コーナーソファ:15,000円~20,000円

ソファの素材も回収料金に影響を与えます。

布製ソファは比較的安価に回収できますが、革製ソファやリクライニングソファは重量が重いため、回収料金が高くなる場合があります。

ソファを解体して処分する場合は、自治体のルールを確認する必要があります。手間を考えると、不用品回収業者を利用するのは良い方法です。

ソファは大型のものが多いため、部屋から出せない場合もあり、処分方法はさまざまです。詳しくは「ソファの処分マニュアル」をご覧ください。

冷蔵庫

冷蔵庫の回収は、容量や年式、状態によって料金が大きく変わります。

一般的に、冷蔵庫の容量が大きくなるほど、回収料金も高いです。

  • 100L以下:4,000円~6,000円
  • 100L~200L:5,000円~7,000円
  • 200L~300L:6,000円~8,000円
  • 300L以上:8,000円~10,000円

冷蔵庫の年式も回収料金に影響を与えます。

10年以上経過した冷蔵庫は、リサイクル料金が高くなる場合があります。

冷蔵庫の回収には、必ず家電リサイクル券が必要


二ドア冷蔵庫、三ドア冷蔵庫、フレンチドア冷蔵庫など、冷蔵庫の種類によって料金が異なる場合があるので、事前に見積もってもらうと良いでしょう。

冷蔵庫の処分方法はこちらの記事で解説しています。ゴミとして捨てるだけでなく、買取についても解説しているので参考にしてみてください。

テレビ

テレビの回収は、サイズや年式、状態によって料金が大きく変わります。

テレビの画面サイズが大きくなるほど、回収料金も高くなります。

  • 20インチ以下:3,000円~5,000円
  • 20~30インチ:4,000円~6,000円
  • 30~40インチ:5,000円~7,000円
  • 40インチ以上:7,000円~10,000円

テレビの年式も回収料金に影響を与えます。

10年以上経過したテレビは、リサイクル料金が高くなる場合があります。テレビを処分する際には、家電リサイクル法に基づき、リサイクル料金を支払う必要があります。

ブラウン管テレビ、液晶テレビ、有機ELテレビなど、テレビの種類によって料金が異なる可能性があるので、事前に確認しましょう。

液晶と有機ELなどのテレビの処分方法と、ブラウン管テレビの処分方法をそれぞれ詳しく解説しています。

処分費用が高いもの

不用品を処分する際、費用がかかるのは当然のことですが、中には処分費用が高額になるアイテムもあります。

ここでは3つのカテゴリーに分けて解説します。

リサイクル家電

家電リサイクル法に基づき、エアコン、テレビ(ブラウン管式・液晶式・プラズマ式)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機がリサイクル家電に指定されています。

これらの家電を処分する際には、家電量販店などで購入時に支払ったリサイクル料金に加えて、収集運搬費用や処理費用などが別途かかります。

リサイクル料金に加えて必要になる諸費用の例

  • 回収・運搬料
  • 出張回収料
  • 解体・撤去費用

これらの諸費用は、業者によって異なりますが、数千円~数万円程度かかります。

リサイクルショップなどで再販される場合は、処理費用はかからないため、業者が買取サービスも行っているか確認すると良いでしょう。

処理困難物

一般家庭ごみや粗大ごみとして処分できない、特殊な処理が必要なものが処理困難物です。

処理困難物の例

  • asbestos(アスベスト)
  • PCB(ポリ塩化ビフェニル)
  • 医療廃棄物
  • 特定産業廃棄物
  •  農薬
  • ダイオキシン類
  • フロンガス
  • 医療関連廃棄物
  • 動物の死体
  • 消火器
  • カーボンファイバー
  • 汚染土壌

これらの処理には、専門知識や技術が必要となるため、高額な費用がかかります。

処理困難物の処理費用は、種類や量、処理方法によって異なります。

一般的には、数千円から数十万円程度かかりますが、中には数百万円かかるものもあります。

処理困難物を処分する際には、必ず適切な方法で処分しましょう。無許可の業者に依頼したり、不法投棄したりすることは絶対に避けてください。

処理困難物の中で特に身近なものは消火器ではないでしょうか。消火器は寿命が来たら買い替えや処分を行う必要があります。消火器の処分方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

産業廃棄物

事業活動によって生じた廃棄物は、産業廃棄物として処理する必要があります。

産業廃棄物の種類

  • 汚染性のある廃棄物 (汚泥、油、薬品など)
  • 危険性のある廃棄物 (爆発物、感染性物質など)
  • 一般廃棄物に類するもの (紙くず、木くず、金属くずなど)

産業廃棄物の種類によって、処理方法や費用が異なります。

産業廃棄物を処分する際には「廃棄物マニフェスト」を発行する許可業者に依頼しましょう。

産業廃棄物の処理費用は、種類や量、処理方法によって異なりますが、数千円から数十万円程度かかることが多いです。

無許可の業者を利用すると、利用者も法的なリスクを負う可能性があるので注意しましょう。

不用品回収の費用を抑えるコツ

不用品回収業者は利便性が高い一方で、費用が高くなる場合もあります。1K住宅のような限られた住空間では不用品量が少ないはず。

できるだけ安く済ませたいと思う人も多いでしょう。そこで、ここでは不用品回収の費用を抑える4つのコツを紹介します。

複数業者から見積もりを取る

不用品回収の費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。

業者によって料金体系は大きく異なるため、見積もりを取ることで相場を知ることができ、より安く依頼できます。

見積もりを取る際のポイント

  • 3社~5社の見積もりを比較する
  • 見積もり内容(作業内容、出張費、処分費用)を確認する
  • 各社に対して同じ条件で見積もりを取る

多くの業者のホームページには、見積もり依頼フォームがあります。

LINEやメールなどを利用して、写真を送信して、概算見積もりをもらえる業者も存在します。

多くの業者は見積もり無料ですが、なかには見積もり費用を請求する業者もあります。見積もり費用が無料かどうか確認しましょう。

見積もり金額が極端に安かったり、強引な営業をしたりする業者は悪徳業者の可能性があるので注意してください。

買取してもらえるものはキレイにする

買取サービスを提供する不用品回収業者を利用するのも良い方法。

見積もり依頼する前に、買取ってもらえるものはできるだけキレイにしておきましょう。

高価な買取査定額がつけば、不用品回収費用を節約できます。

不用品をキレイにするポイント

  • 家具や家電の汚れを拭き取る
  • 衣類は洗濯してアイロンをかける
  • ブランド品は箱や付属品をそろえる

買取対象品目が幅広い業者は、まとめて不用品を売却できるので便利です。

キャンセル料無料の業者を選ぶと、安心して査定依頼できるのでおすすめです。

引っ越しシーズンを避ける

不用品回収の費用を抑えるためには、引っ越しシーズンを避けることも重要です。

3~4月や9~10月などの引っ越しシーズンは、不用品回収業者の需要が高まるため、料金が高くなる傾向があります。

引っ越しシーズンを避けるメリット

  • 料金が安い
  • 予約が取りやすい
  • 充実したサービスを受けられる

引っ越しシーズンでも、早めに予約すれば、料金を抑えられる可能性があります。

可能であれば、繁忙期を避けて不用品回収を依頼するようにしましょう。

処分品をあらかじめきめておく

不用品回収費用を抑えるためには、処分するものをあらかじめきめておくことが有効な方法になります。

処分するものをリストアップし、分別しておけば、作業時間を短縮できるでしょう。

作業時間が短縮できれば費用を抑えられる


部屋ごとに処分する品物をリストアップすることで、効率的に作業を進められます。

可能なら分別しておくことで、業者の作業がスムーズに進み、費用を抑えられるのもメリット。

処分品を搬出できる場所にまとめておくのも良い方法です。

信頼できる不用品回収業者選ぼう

不用品回収の際には、自治体のゴミ回収サービス、専門の不用品回収業者、または引っ越し事業者が提供する不用品回収サービスの中から、自分のニーズに合った方法を選べます。

不用品回収費用相場は、回収する品物の種類や量、使用するトラックの大きさによって異なります。

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