「洗濯機の調子が悪い…そろそろ寿命…?」
「何年くらい使い続けたら、洗濯機は買い替えすべき?」
本記事ではこのような悩みを抱えている方に向けて、洗濯機の寿命目安や、寿命のサインについて詳しく解説します。
毎日のように使う洗濯機は、使えなくなると生活に大きな支障をきたすため、寿命が来る前の早めの段階で買い替えを検討したいところです。
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洗濯機の寿命を伸ばすコツや、寿命を迎えた洗濯機の適切な処分方法など、知って損はない有益な情報も多数掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。
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洗濯機の寿命は10年
洗濯機の寿命は、10年が目安となります。
2023年3月に内閣府が公開した「消費動向調査」によると、2人以上世帯の電気洗濯機の平均使用年数は、10.1年というデータが出ています。
その買い替え理由の7割以上が「故障」によるものとなっていました。
この結果から、洗濯機は10年程度で故障する可能性が非常に高く、寿命を迎える場合が多いのだと判断できるでしょう。
メーカーの部品保有期間は6~7年
洗濯機を製造するメーカーは、自社製品が故障した際にすぐに修理対応できるようにするため、修理用の部品を保管しています。
修理用部品は一定の保管期間が設定されている場合が多く、洗濯機の修理用部品の保管期間は、ほとんどのメーカーで洗濯機の製造が終わってから6〜7年までと設定されています。
そのため、製造中止から6〜7年以上経った洗濯機が故障した場合、メーカーに修理を依頼しても対応してもらえない可能性が高くなります。
もし修理対応してもらえたとしても、高額な修理費用を請求されるケースが多いです。
製造が終わった洗濯機を6〜7年ほど使い続けている場合、買い替えを検討すべきタイミングといえるでしょう。
洗濯機の寿命のサイン
洗濯機は、寿命が近づいてくるとさまざまな不具合を引き起こすようになります。
寿命が近づいてきたときにあらわれる特徴的な不具合を紹介するので、現在使用している洗濯機に不具合が生じた際に、照らし合わせてみてください。
- 洗濯機本体から水漏れする
- 洗濯中にガタガタ・ゴンゴンなどの異音がする
- 脱水や給水のエラーが出る
- 乾燥ができない
- コードが異様に熱い
- 電源が入らない
- 焦げやカビの臭いがする
洗濯機本体から水漏れする
洗濯機本体から水漏れしている場合は、寿命の可能性が高いです。
給水ホースや排水ホースが原因であれば、ホースの交換をすれば、改善する場合がほとんどです。
しかし、洗濯機本体から水漏れが生じている場合、本体の底部分がサビつきなどによって破損している可能性が考えられます。
この場合、修理で対応できない場合が多く、買い替えを検討すべき事態といえます。
洗濯中にガタガタ・ゴンゴンなどの異音がする
洗濯中に「ガタガタ」「ゴンゴン」といった普段とは違う異音がする場合は、寿命を疑いましょう。
小銭やペン類などの異物が入っていることが理由で異音がする可能性も考えられますが、そうでない場合は、モーター類に異常をきたしている恐れがあります。
モーター類が原因の場合、修理費が高額になるケースが多く、買い替えを検討すべきタイミングといえます。
脱水や給水のエラーが出る
脱水や給水中に頻繁にエラーが出るようになった場合、洗濯機が寿命を迎えている可能性ありです。
脱水や給水中にエラーが生じる主な原因は、以下が考えられます。
- 洗濯物の入れすぎ
- 給排水モーターの故障
洗濯物の入れすぎであれば、洗濯機の規定容量まで洗濯物を減らせば改善するでしょう。
給排水モーターが原因の場合は、自力での改善は難しく、修理や買い替えを検討すべきです。
乾燥ができない
乾燥機の効きがいつもより弱い、もしくは全く効かなくなった場合は、洗濯機の寿命かもしれません。
乾燥の効果が弱まっている程度であれば、乾燥フィルターにたまったゴミが原因となっている可能性があり、ゴミを取り除けば改善する場合があります。
乾燥機能が全く効いていないようであれば、自力での改善はほとんど不可能と思われます。メーカーや修理業者に相談しましょう。
コードが異様に熱い
洗濯機と繋がっているコードが異様に熱くなっている場合は、危険な状態です。
早急に洗濯機の電源を切り、コンセントから電源プラグを抜いてください。
コード内の導線が切れている、もしくはコンセントとの接触不良を引き起こしている可能性が考えられ、放っておくと出火する危険性があります。
大きなトラブルとならないうちに、メーカーや修理業者に相談して判断を仰ぎましょう。
電源が入らない
コンセントにプラグがささっているにも拘らず、電源が入らない場合は、以下の原因が考えられます。
- コンピューターが経年劣化により故障している
- コードの内部が断線している
場合によっては、電源プラグをさし直すだけで改善するケースもあるので、一度試してみてください。
それでも改善しない場合は、メーカーに相談するか、買い替えを検討しましょう。
焦げやカビの臭いがする
焦げくさい、カビのニオイがするなど、洗濯機から異臭がする場合は注意が必要です。
カビのニオイがする場合は、市販の洗濯槽クリーナーによる処置を試みましょう。
それでもあまり改善しない場合は、洗濯機の奥深くまでカビが侵食している可能性があり、自力で対処するのは厳しいです。
焦げくさい場合は、洗濯機のモーター部分が劣化により、摩擦を起こしている可能性があり、危険な状態です。使用を中止し、修理を依頼しましょう。
洗濯機の寿命を長くするコツ
ここでは、洗濯機の寿命をできるだけ長くするコツを紹介します。
- 定期的にメンテナンスを行う
- 適量で洗濯する
- 洗剤を入れすぎない
- 外置きをしない
寿命を数年ほど伸ばせる可能性があるうえに、かんたんに行える方法のため、ぜひ実践してみてください。
定期的にメンテナンスを行う
どの家電でもそうですが、定期的なメンテナンスは、寿命を長くするうえで重要な要素となります。
洗濯機でメンテナンスすべきポイントは以下です。
- 洗濯槽のクリーニング
- ゴミ取りネットの清掃
- 排水フィルターのゴミ除去
ゴミ取りネットや排水フィルターにゴミが詰まった状態で使い続けると、洗濯機に余計な負荷がかかってしまい、故障を早める要因になります。
また、洗濯槽に繁殖しがちな黒カビは、長期間放置すると内部まで侵食して手に負えなくなる恐れがあるため、洗濯槽クリーナーで定期的にクリーニングしておきたいところ。
最低でも3ヶ月に1回程度は、洗濯機の各パーツを掃除するなどのメンテナンスを行うことをおすすめします。
適量で洗濯する
どの洗濯機にも、適正な対応容量が設定されています。
対応容量を超える量の洗濯物を入れて稼働し続けると、洗濯機を回転させるモーターに負荷がかかり、故障する可能性が高くなってしまいます。
複数回に分けて洗濯する、洗濯物がたまらないようこまめに洗濯するなど、洗濯機の対応容量を超えない範囲で使用するよう配慮しましょう。
洗剤を入れすぎない
洗剤の入れすぎは、洗濯機の寿命を縮める要因になり得ます。
洗剤を入れすぎると、洗剤が溶けきらずに残ってしまい、カビや雑菌が繁殖して洗浄機能を著しく低下させる恐れがあります。
洗剤を多く入れたからといって、洗浄力が高くなるわけではありません。
洗剤のパッケージに記載されている容量を守り、適量を使用しましょう。
外置きをしない
洗濯機を屋外に設置すると、プラスチック部品が紫外線で傷んだり、雨水で内部が錆びたりと、屋内に設置した場合よりも早く劣化してしまいます。
また、メーカーの修理保証は、屋内で使用されている場合を対象としている場合が多く、屋外で使用していると保証を受けられなくなる恐れがあります。
可能な環境であれば、洗濯機の外置きは控えましょう。
外置きの洗濯機の寿命を長くするコツ
洗濯機の外置きはなるべく控えるべきですが、お住まいの家の環境によっては、どうしても外置きで使用せざるを得ない場合もあるでしょう。
外置きの洗濯機の寿命を長くするコツを紹介するので、外置きで洗濯機を使用されている方は、ぜひ目を通してみてください。
ゴムマットを敷いておく
屋外に設置された洗濯機は、地震などのトラブルが発生した際に転倒する恐れがあります。
屋外に設置されている分、万が一転倒した際は致命的なダメージを受けやすく、寿命を迎える前に破損してしまう可能性も考えられます。
転倒のリスクを抑えるために、洗濯機の下に耐震ゴムマットやジェルマットを敷くのがおすすめです。
稼働中の振動音を若干抑える効果もあり、価格も1,000円〜3,000円程度とそう高くないため、検討してみてください。
洗濯機カバーを使用する
洗濯機を外に設置すると、どうしても日光や雨風の影響を受けるため、部品の劣化が通常よりも早くなってしまいます。
対策として専用の洗濯機カバーを装着しましょう。
防水性が高く、UVカット効果もあり、洗濯機の劣化を抑える効果が期待できます。
ネットでは、シンプルなものや、可愛らしいデザインの洗濯機カバーも多数販売されており、外からの見栄えをよくできるメリットもあります。
価格もそれなりにリーズナブルで、3,000円〜4,000円程度で十分な機能性を持つカバーが購入可能です。
定期的にメンテナンスをする
洗濯機の寿命を伸ばすうえで、定期的なメンテナンスは欠かせません。
雨風や紫外線の影響を受ける外置きの洗濯機は、よりこまめなメンテナンスが必要となります。
ヨゴレやホコリの除去といった基本的な清掃のほか、水漏れのチェックも定期的に行いましょう。
外置きの洗濯機は、排水ホースや外装部品の劣化が起きやすい傾向にあり、水漏れトラブルが発生しやすいです。
致命傷になる前の早めの段階で不具合に気づければ、部品交換やかんたんな修理で対処できる可能性も高くなるでしょう。
修理か処分かを判断する基準
洗濯機に何らかの不具合が生じた場合、修理すべきか、処分して新しい製品を買うべきなのか悩むケースもあるでしょう。
この場合、修理費用がいくらかかるかで判断するのがベターです。
修理費用が高額になってしまうようであれば、買い替えた方が安く済むケースもあるため、処分を検討すべきといえます。
参考として、修理費用が比較的安く済む可能性が高い症状と、買い替えを検討すべき症状の例を紹介します。
修理費用が比較的安い症状
以下の症状であれば、出張料金込みで10,000円〜30,000円程度で修理できる可能性があります。
症状 | 修理費用の相場 |
---|---|
電源が入らない | 10,000円〜30,000円 |
ドアのロックが解除できない | 10,000円〜30,000円 |
排水しない | 10,000円〜20,000円 |
給水しない | 7,000円〜30,000円 |
修理業者によって、料金は大きく異なる場合があるため、作業を依頼する前に必ず見積もりをもらうようにしましょう。
買い替えすべき症状
以下の症状は、洗濯機本体が致命的なダメージを負っている可能性が高く、修理費用が高額になるケースが多いです。
- 乾燥しない
- モーターが動かない
- 本体から水漏れする
これらの症状を修理する場合、修理費が50,000円を超えるケースもあり、本体を買い換えた方が安く済むケースも少なくありません。
修理保証がない状態なら、基本的に買い替えを検討すべきでしょう。
寿命が来た洗濯機の処分方法
洗濯機は、家電リサイクル法という法律によってリサイクルが義務付けられており、ゴミとして処分することを禁止されています。
寿命を迎えた洗濯機は法律に則り、以下のような正しい方法で処分しましょう。
- 指定引取場所への持ち込み
- 不用品回収業者に引き取り処分を依頼
- リサイクルショップの買取
- 購入店に引き取りしてもらう
- ヤマダ電機などの家電量販店で引き取り
- 買い替え時ならお店に引き取ってもらう
- 引っ越し業者に引き取ってもらう
- フリマアプリ・オークションサイトで売る
それぞれの処分方法について解説します。
洗濯機の処分費用も含めた捨て方についてはこちらの記事で詳細を解説しています。
指定引取場所への持ち込み
指定引取場所に持ち込めば、寿命を迎えた洗濯機を処分できます。
指定引取場所とは、家電メーカーがリサイクル製品を引き取るために指定された場所のことです。
指定引取場所は全国各地にあり、一般社団法人の「家電製品協会」のホームページにて、最寄りの引取場所を検索できます。
なお、指定引取場所へ洗濯機を持ち込む際は、「家電リサイクル券」を自身で用意する必要があります。
家電リサイクル券は、最寄りの郵便局で購入可能です。
不用品回収業者に引き取り処分を依頼
不用品回収業者に依頼すれば、手間と時間をかけずに寿命を迎えた洗濯機を処分できます。
不用品回収業者は自宅まで回収に来てくれるため、重たい洗濯機を持ち運びする手間がかかりません。
大抵の場合、依頼してから数日以内、早ければ即日に回収に来てくれます。
日曜日や祝日に営業している業者も多いため、平日忙しくてなかなか時間を作れないと悩んでいる方には、ぴったりの処分方法といえるでしょう。
不用品回収業者に依頼するメリット・デメリットをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
リサイクルショップの買取
洗濯機がまだ稼働する状態にあるなら、リサイクルショップで買い取ってもらえる場合があります。
リサイクル料金を支払う必要もなく、お金をもらえるため、洗濯機が完全に壊れていないなら、検討する価値のある処分方法といえるでしょう。
なお、リサイクルショップは、古いモデルの洗濯機の買取は不可としているケースが多いです。
製造から10年以上経っている洗濯機は、買取を断られる場合がほとんどのため、別の方法を検討した方が賢明でしょう。
購入店に引き取りしてもらう
処分予定の洗濯機を、購入した店舗に引き取ってもらう方法もあります。
洗濯機の販売店は、法律により、リサイクル対象品を回収する義務があるため、遠慮せずに気軽に処分を依頼して大丈夫です。
なお、購入店に引きとってもらう場合は、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」がかかります。
店舗によって引取にかかる料金は異なるため、購入店に問い合わせてみましょう。
ヤマダデンキなどの家電量販店で引き取り
ヤマダデンキなどの家電量販店では、リサイクル家電の有料回収サービスを提供しています。
家電量販店の回収サービスを依頼する際は、「リサイクル料金」と「収集運搬料」が必要となり、概ね5,000円〜7,000円程度はかかる傾向です。
また、別途費用がかかりますが、家電量販店によっては、出張による回収に対応している場合もあります。
店舗によって料金や出張対応の有無は異なるため、最寄りの家電量販店に問い合わせてみましょう。
買い替え時ならお店に引き取ってもらう
洗濯機の買い替えをするのであれば、購入先の店舗に古い洗濯機を引き取ってもらう方法が有効です。
この場合も「リサイクル料金」と「収集運搬料」が必要となりますが、店舗によっては下取りをしてくれる場合があり、費用を抑えられる可能性があるのがポイントです。
場合によっては、下取りによって購入費用が10,000円近く値引きされるケースもあるため、買い替えを検討中なら積極的に活用したい処分方法といえます。
下取りの有無や利用条件は店舗によって異なるため、事前にホームページなどでチェックしてみましょう。
引っ越し業者に引き取ってもらう
引っ越しのタイミングで洗濯機を処分したいと考えてるのであれば、引っ越し業者が不要な洗濯機を回収してくれる場合があります。
搬出作業や手続きなどもすべて引っ越し業者にお任せできるので、手間がほとんどかからないのがメリットです。
中には不用品の買取に対応する引っ越し業者もあり、製造から5年以内の洗濯機であれば、費用をかけずに処分できる可能性があります。
参考として、洗濯機の回収に対応する引っ越し業者の例を紹介します。
- アリさんマークの引越社
- サカイ引越しセンター
- アーク引越しセンター
- ヤマトホームコンビニエンス
- 日本通運
業者によっては回収サービスを提供していない場合もあるため、事前に利用予定の引っ越し業者に確認をしておきましょう。
引っ越し時に不用品回収ができる業者をこちらの記事では8社紹介しているので、参考にしてみてください。
フリマアプリ・オークションサイトで売る
フリマアプリ・オークションサイトで出品すれば、リサイクルショップで買い取ってもらえないような古い年式の洗濯機も、売れる可能性があります。
洗濯機は一家に一台は必要となる家電のため、価格が安ければ欲しいという方もあらわれるでしょう。
売却価格も自分で設定できる分、それなりに高値で売れる可能性があるのもポイントです。
なお、買い手がすぐにあらわれる保証はないため、邪魔になっている洗濯機をすぐに処分したいと考えている方には、不向きな方法といえます。
寿命が来た洗濯機は片付け侍へ
洗濯機は、10年ほどで寿命を迎える可能性が高いです。
10年以上使い続けると、電源が入らなくなったり、水漏れしたりなどの不具合が生じるようになり、そのまま使用を続けるのは難しくなります。
10年以上使い続けた洗濯機は、処分・買い替えを検討すべきタイミングといえるでしょう。
寿命が来た洗濯機の処分に困った際は、お客様満足度96.3%の確かな実績を持つ「不用品回収の片付け侍」へぜひご相談ください。
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