冷蔵庫の寿命は何年?目安と平均・寿命サイン・寿命を伸ばすコツまで徹底解説!

「最近冷蔵庫の冷え方が悪くなってる気がする…もう寿命?」

「購入してから10年ほど経つけど、そろそろ買い替えるべき?」

本記事では、このような疑問を抱いている方に向けて、冷蔵庫の寿命年数の目安や、寿命が来たときのサインについて詳しく解説します。

毎日のように使用する冷蔵庫は、突然壊れてしまうと生活に大きな支障を及ぼす恐れがあります。

大まかな寿命年数を把握しておき、壊れる前に買い替えを検討しましょう。

寿命を長く伸ばすコツや、寿命が来た冷蔵庫を適切に処分する方法についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

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冷蔵庫の寿命の平均と目安

冷蔵庫が寿命を迎える平均的な目安は、13年ほどです。

内閣府が2023年12月に公開した「消費動向調査」によると、二人以上の世帯が冷蔵庫を買い替える平均年数は、13年となっています。

買い替えの理由として最も多かったのが、故障によるものです。

参考:内閣府 消費動向調査 2023年 12月実施分

このことから、冷蔵庫は13年ほど使用すると、故障する確率が非常に高くなり、寿命を迎えるのだと判断できるでしょう。

部品の保有期間は9年

「補修用性能部品の保有期間」も、寿命の目安として参考になります。

補修用性能部品の保有期間とは、自社製品を修理するために必要になる部品を、メーカーが最低限保有し続ける期間のことです。

冷蔵庫の補修用性能部品の保有期間は、ほとんどのメーカーで「冷蔵庫の製造が中止されてから9年」と設定されています。

製造から9年経った冷蔵庫が故障した場合、部品がないため、修理に対応してもらえない可能性が高いのです。

製造終了から9年たった冷蔵庫は、実質的に寿命を迎えたと判断できるでしょう。

冷蔵庫の寿命サイン

冷蔵庫の寿命が近づくと、以下のような不具合が生じるようになります。

  • 冷えが悪い
  • 氷が作れない・アイス等が溶けている
  • 水漏れしている
  • 音がおかしい

これらの症状があらわれた際は、冷蔵庫の寿命のサインと捉えられるため、修理や買い替えを検討すべきタイミングとなります。

それぞれの症状について詳しく解説します。

冷えが悪くなる

冷蔵庫内の冷えが悪くなり、常温とあまり変わらない状態になってきたら、寿命のサインです。

冷蔵庫内部の冷媒回路が、経年劣化によって故障していると考えられます。

改善には分解修理が必要となり、修理費用は数万円以上に及ぶケースも多いです。

使用年数が長いようであれば、ほかの部品が破損する可能性も高くなっているため、基本的に買い替えたほうが賢明な状況といえるでしょう。

氷が作れない・アイス等が溶けている

氷が作れない、冷凍庫のアイスが溶けているといった不具合が生じたら、寿命を疑いましょう。

冷凍室の製氷用のモーターが故障している、もしくは、冷却機能そのものが故障していると思われます。

いずれの場合も、改善には分解修理が必要となるため、メーカーに修理を依頼するか、買い替えを検討しましょう。

庫内で水漏れしている

冷蔵庫は長く使い続けると、内部で水漏れを起こす場合があります。

冷蔵庫の内部には水をためるための受け皿があるのですが、その水が溢れ漏れてきているのが原因と考えられます。

この場合、冷気を放出する送風口を掃除すれば改善するケースもあるため、試してみてください。

送風口を掃除しても改善しない場合は、排水系統が破損している可能性が高く、修理や買い替えが必要となります。

音がおかしい

冷蔵庫の内部には、冷気を保出するためのコンプレッサーが搭載されているため、動作中に「ブーン」といった音が鳴ります。

通常、冷蔵庫内が冷え切ったら音は鳴り止みますが、音が1日中鳴り続けたり、うるさく感じるほど音が大きくなったりした場合は、異常な状態です。

コンプレッサーが故障していると考えられ、冷蔵庫の中がほとんど冷えなくなる恐れがあります。

放置しても改善する可能性は低く、早急に修理や買い替えを検討すべき症状です。

冷蔵庫の寿命と間違われやすい症状

以下は、冷蔵庫の寿命と間違われやすい症状の例です。

  • 本体の側面部分が熱い
  • 扉の閉まりが悪い
  • 冷気送風口が物で塞がれている・霜がある
  • コンプレッサーが止まっている
  • マニュアルのトラブルシューティングに掲載がある

これらの症状の場合は、冷蔵庫の仕様、もしくはかんたんに改善できるトラブルのため、冷蔵庫を買い替える必要は基本的にありません

それぞれの症状について解説します。

本体の側面部分が熱い

冷蔵庫本体の側面が熱くなる症状は、仕様です。

冷蔵庫は、庫内の熱を外に放出して内部を冷やす仕組みになっており、動作中は、本体の側面が熱くなります。

冷蔵庫が正常に動作している際に発生する現象のため、特に問題視する必要はないでしょう。

扉の閉まりが悪い

物理的な衝撃を加えたわけでもないのに、扉の閉まりが悪くなってきた場合は、パッキンが異常をきたしているのが原因と考えられます。

冷蔵庫の扉付近には、庫内の冷気を逃さないようにするためのパッキンが装着されているのですが、これが長期間の使用によって劣化する場合があります。

この場合、パッキンに付着した汚れを拭き取る、もしくはパッキンそのものを交換するだけで改善します。

冷気送風口が物で塞がれている・霜がある

庫内の冷えがあまり良くないように感じたら、冷気送風口が物や下で塞がっていないか確認してみましょう。

冷蔵庫の送風口が塞がっていると、冷気が庫内にうまく行き渡らなくなってしまいます。

冷蔵庫が壊れているわけではなく、大抵の場合、送付口の周りを綺麗にすれば改善します。

コンプレッサーが止まっている

コンプレッサーが止まるのは、仕様です。

冷蔵庫の庫内を冷やすためのコンプレッサーは、1日中動き続けているわけではなく、庫内の温度が安定すると停止します。

そのため、コンプレッサーが止まっているからといって、故障しているわけではありません。

なお、冷蔵庫内の温度が高くなっているにもかかわらず、コンプレッサーがまったく動かない場合は、コンプレッサーが故障している可能性があります。

この場合は、修理が必要となるため、メーカーに一度相談しましょう。

マニュアルのトラブルシューティングに掲載がある

冷蔵庫を購入した際に付随するマニュアルには、「トラブルシューティング」や「故障かな?と思ったら」といった項目が記載されます。

この項目に記載されている不具合の内容は、冷蔵庫の仕様、もしくは自力で改善できる軽度な症状の場合がほとんどです。

マニュアルのトラブルシューティングに記載されている症状であれば、寿命ではない可能性が高いため、不具合が生じた際は一度チェックしてみましょう。

冷蔵庫の寿命を延ばすコツ

基本的に高価な家電でもある冷蔵庫は、できれば長く使い続けたいところです。

以下のポイントを抑えれば、冷蔵庫の寿命を延ばすことができます。

  • ドアの開閉頻度を減らす
  • 物を入れすぎない
  • 温度が高いものを入れない
  • 冷蔵庫の周りにスペースを開ける
  • 送風口の霜を取る
  • 定期的に掃除する

少し意識するだけでかんたんに行えるうえ、場合によっては寿命が数年以上も延ばせる可能性もあるため、ぜひ実践してみてください。

ドアの開閉頻度を減らす

冷蔵庫のドアを開閉すると、庫内の冷気が外に逃げ出し、庫内の温度が上昇します。

庫内の温度が上昇するとコンプレッサーが動作しますが、何度もそのような状態が続くと、コンプレッサーも過剰に動作する必要があり、寿命も短くなってしまいます。

ドアを開閉する頻度はできるかぎり少なくし、ドアの開けっぱなしなども控えるようにしましょう。

物を入れすぎない

冷蔵庫の中に物を入れすぎると、冷気が行き渡りにくくなってしまい、庫内の温度がなかなか下がらなくなります。

庫内の温度が下がらないため、コンプレッサーが過剰な運転を繰り返すようになり、寿命が縮まってしまう要因になります。

冷蔵庫内は、パンパンになるまで物を詰めたりせず、冷気の通り道ができるよう、スペースにゆとりを持たせましょう。

温度が高いものを入れない

冷蔵庫に温度の高いものは入れないようにしましょう。

温度の高いものを入れると、庫内の温度を冷やそうとコンプレッサーが過剰運転し、必要以上の負担がかかってしまう恐れがあるからです。

故障のリスクを抑えるためにも、温度が高いものは、しっかり冷ましてから庫内に入れるようにしてください。

冷蔵庫の周りにスペースを開ける

冷蔵庫は、庫内の熱を外に逃がして冷却する仕組みになっています。

冷蔵庫の周りに物を置いていると、放熱がうまく行えなくなり、冷蔵庫に熱がこもって故障する恐れがあります。

放熱が十分に行えるよう、冷蔵庫の周りのスペースを開け、付近に物を置かないよう配慮しましょう。

無理に大きなスペースを開ける必要はなく、10cm程度のスキマがあるだけでも十分です。

送風口の霜を取る

冷蔵庫の庫内には、冷気を放出するための送風口がありますが、長期間使用すると、ここに霜がついてくる場合があります。

送風口に霜がたまると、庫内の冷却がうまく行えなくなってしまい、冷蔵庫に負荷をかける要因になります。

送風口に霜があるのを確認したら、出来る限り取り除くようにしましょう。

定期的に掃除する

定期的な掃除も、冷蔵庫の寿命を伸ばすうえで重要な要素です。

掃除するうえで、特に気を付けたいポイントが以下です。

  • ドア付近についているパッキン
  • 庫内の送風口
  • 電源コードの周り

ドア付近についているパッキンや庫内の送風口は、ヨゴレがたまりやすく、冷蔵庫の寿命を縮める要因になりやすい箇所のため、清潔に保つようにしましょう。

電源コードの周りはホコリが溜まりがちで、放置するとショートして冷蔵庫が故障する恐れがあるため、2週間に1回程度は掃除することをおすすめします。

不具合にいち早く気付けるようになるメリットもあるため、冷蔵庫を長く使いたいのであれば、定期的な掃除をぜひ心がけてみてください。

寿命が来た冷蔵庫を処分する方法

寿命が来た冷蔵庫は、以下の8つの方法で処分できます。

  • 買い替え時にお店で処分してもらう
  • 指定引取場所への持ち込み
  • 不用品回収業者に回収してもらう
  • リサイクルショップの買取
  • 購入店に引き取りしてもらう
  • ヤマダデンキなど家電量販店で引き取り
  • 引っ越し業者に処分を依頼する
  • フリマアプリ・オークションサイトで売る

なお、冷蔵庫は家電リサイクル法の対象家電となっているため、ごみとして捨てることはできません

そうと知らずにゴミとして捨てると、不法投棄とみなされてペナルティが課せられる恐れもあるため注意してください。

不要になった冷蔵庫は、ここで紹介する方法を活用し、正しく処分しましょう。

冷蔵庫の処分方法や費用についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

買い替え時にお店で処分してもらう

冷蔵庫を新しく買い換えるのであれば、購入先の販売店が、古い冷蔵庫を引き取ってくれる場合があります。

なお、引取は有料となっており、「リサイクル料金」や「収集運搬料金」が別途必要になります。

引取料の金額は販売店によって異なりますが、170L以下の冷蔵庫であれば、概ね4,000円〜7,000円程度はかかる傾向です。

少々料金が高いのがネックですが、販売店によっては下取りキャンペーンをを実施している場合があり、新しい冷蔵庫の購入費用が安くなる可能性があります。

場合によっては、購入料金が10,000円以上安くなるケースもあるため、販売店のホームページでキャンペーンが行われていないか、事前にチェックしておくとよいでしょう。

指定引取場所への持ち込み

自治体が指定する引取場所に直接持ち込めば、冷蔵庫は処分できます。

冷蔵庫を自力で運ぶため収集運搬料金などは必要なく、かかる費用はリサイクル料金のみです。

指定引取場所に持ち込んで処分する際の大まかな流れは、以下の通りです。

  1. 郵便局にてリサイクル料金を支払い、家電リサイクル券をもらう
  2. 指定引取場所へ連絡し、持ち込み日時を指定する
  3. 指定引取場所まで冷蔵庫を持ち込む

最寄りの指定引取場所は、家電リサイクル券センターホームページの「指定引取所検索」にて調べられます。

不用品回収業者に回収してもらう

手間や時間をなるべくかけずに冷蔵庫を処分したいのであれば、不用品回収業者に回収してもらう方法がおすすめです。

業者が自宅まで冷蔵庫を引き取りに来てくれるため、重たい冷蔵庫を無理に運ぶ手間や労力がかかりません。

面倒なリサイクル手続きなども、すべて業者が代行してくれます。

また、業者の中には不用品の買取サービスを提供しているところもあり、処分と売却を同時に検討できるのもポイントです。

不用品回収業者の選び方にはコツがあるので、優良不用品回収業者の選び方の記事を参考にしてみてください。

リサイクルショップの買取

冷蔵庫がまだ完全に壊れていないのであれば、リサイクルショップに買取査定を依頼するのもひとつの手です。

もし買い取ってもらえれば、リサイクル手数料といった費用をかけずに処分できるうえ、ちょっとした収入も得られます

ショップによっては、出張での買取査定に対応している場合もあり、重たい冷蔵庫をほとんど動かさずに売却検討できるのもポイントです。

状態が悪いと買い取りを断れてしまうケースもありますが、大抵のリサイクルショップは査定を無料で行なってくれるため、ダメ元でも相談してみる価値はあるでしょう。

10年以上前の冷蔵庫を買取してくれる業者のゼロではありません。

10年以上前の冷蔵庫を買取についてはこちらの記事を読んでみてください。

購入店に引き取りしてもらう

処分予定の冷蔵庫を購入した店舗に相談すれば、不要な冷蔵庫を引き取ってもらえます。

冷蔵庫などを販売する店舗は、家電リサイクル法によって、自社で販売した家電を引き取ることを義務付けられているからです。

購入店に引き取ってもらう場合は、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」を支払う必要があり、概ね4,000円〜7,000円ほどの費用がかかります

家電リサイクル法の料金やルールについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ヤマダデンキなど家電量販店で引き取り

ヤマダデンキやケーズデンキなどの家電量販店では、冷蔵庫やエアコンといった家電リサイクル対象製品の引取サービスを提供しています。

引取サービスは有料となっており、「リサイクル料金」と「収集運搬料」がかかります。

引取料の金額は家電量販店によって異なりますが、概ね6,000円〜9,000円ほどはかかる傾向です。

引っ越し業者に処分を依頼する

引っ越しをするついでに冷蔵庫を処分したいのであれば、引っ越し業者が不要な冷蔵庫を回収してくれる場合があります。

回収は有料となりますが、業者の中には買取サービスを提供しているところもあり、買い取ってもらえれば、引っ越し料金を安くできます。

なお、引っ越し業者によっては、冷蔵庫などの家電リサイクル法対象品の回収を不可としてるところもあるため注意してください。

参考として、冷蔵庫の回収に対応している引っ越し業者を以下に紹介します。

業者名冷蔵庫の買取
サカイ引越センター可能
アリさんマークの引越社不可
アーク引越センター 不可
ヤマトホームコンビニエンス可能
日本通運不可

利用予定の引っ越し業者が回収に対応しているならば、依頼を検討してみるとよいでしょう。

引っ越し時に不用品回収をセットで依頼できる業者についてはこちらの記事で更に詳しく紹介しています。

フリマアプリ・オークションサイトで売る

フリマアプリ・オークションサイトで、不要な冷蔵庫を売る方法もあります。

業者ではなく個人間での取引となるため、リサイクルショップで売却するよりも高額で売れる可能性が高いのがメリットです。

多種多様なニーズをもつ人が集まっているので、少々状態の悪い冷蔵庫でも売れる可能性はあるでしょう。

ただし、冷蔵庫などの大型製品は、配送料が高額になるため注意してください。

冷蔵庫の大きさにもよりますが、配送料だけで10,000円近く取られるケースも少なくありません。

配送料が高額になる可能性を考慮したうえで、売却価格の設定を行うようにしましょう。

冷蔵庫の寿命が来たら不用品回収業者なら訪問回収してくれる

冷蔵庫は、12年〜13年ほど使用すると寿命を迎える傾向にあり、寿命が来ると、冷えが悪くなったり、氷が作れなくなったりなどの不具合が生じるようになります。

古い冷蔵庫だと、修理対応してもらえないケースも多くなるため、不具合に気づいたら、早めの段階で買い替えを検討しましょう。

寿命が来た冷蔵庫を処分する際は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

不用品回収業者なら訪問回収してくれるため、重たい冷蔵庫もラクラクかんたんに処分できます

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