扇風機の寿命と寿命のサイン!標準使用期間を過ぎると発火もあるので注意!

「最近、扇風機から変な音がする…そろそろ寿命かな…?」

「かなり古い扇風機を使ってるんだけど、問題は無い?」

本記事では、このような疑問を抱えている方に向けて、扇風機の寿命年数や寿命のサインなどについて詳しく解説します。

寿命が来た扇風機は、動作が不安定になるだけでなく、火災を発生する恐れもあります。

トラブルを避けるためにも、扇風機の大まかな寿命年数を知り、早めの段階で買い換え・処分を検討できるようにしましょう。

買い換えの際におすすめのメーカーや、扇風機を処分する方法など、有益な情報を多数掲載しているので、ぜひ最後までご一読ください。

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扇風機の寿命年数は8年~10年

扇風機の寿命年数は、8年~10年ほどが目安です。

8年ほど使い続けると、経年劣化によって部品が故障しやすくなり、次第にさまざまな不具合を引き起こすようになります。

また、扇風機を販売するほとんどのメーカーは、修理用の部品を保有する期間を「製造終了から8年間」と設定しています。

製造が終わってから8年以上経過した扇風機が故障した場合、部品がないため、修理対応してもらえない可能性が高くなるのです。

故障するリスクが高いうえに、修理も難しくなることから、8年以上使い続けている扇風機は、買い換えを検討すべきタイミングにあるといえるでしょう。

設計上の標準使用期間は10年程度が多い

メーカーは、「長期使用製品安全表示制度」という法律により、販売する扇風機に「設計上の標準使用期間」の記載をするよう義務付けられています。

設計上の標準使用期間とは、かんたんに言うと「普通に使っていれば、これくらいの期間は安全に使えますよ」とメーカーが示す目安のことです。

多くの扇風機では、設計上の標準使用期間が10年に設定されており、それ以上の長期使用を推奨していないのだと窺えます。

片付け侍編集部
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「普通に使う」とはどういった状態のことを指すのかについては、JIS基準の「標準使用条件」が参考になります。

扇風機の標準使用条件(JIS基準)

扇風機の背面や取扱説明書には、設計上の標準使用期間に加えて、「標準使用条件」が記載されています。

標準使用条件とは、「この条件のもとで使っていれば、設計上の標準使用期間に記載されている年数は安全に使えます」と示す表記のことです。

標準使用条件は、JISによって設定されており、以下のような表記がされています。

  • 1日あたりの使用時間…8時間
  • 1日の使用回数…5回
  • 1年間の使用日数…110日
  • スイッチの操作回数…年間550回
  • 首振り運転の頻度…常時

設計上の標準使用期間が10年に設定されていた場合、これらの条件のもとで使えば、10年間は問題なく使えるということです。

大まかな寿命年数を把握するうえで参考になるため、扇風機を買い替える予定であれば、こちらもチェックしておくとよいでしょう。

DCモータータイプの方が寿命は短い傾向

扇風機に使用されているモーターには、大きく分けて「ACモーター」と「DCモーター」の2種類が存在します。

基本的に、DCモーターを内蔵している扇風機の方が機能性に優れている傾向にあり、値段もACモーター内蔵モデルより高めです。

DCモーター内蔵モデルは、設計上の標準使用期間が6年程度に設定されている製品が多く、ACモーターモデルより若干寿命が短い傾向にあります。

とはいえ、寿命が短い製品が多いというだけで、すべてのDCモーター扇風機の寿命が短いというわけではありません。

中には、標準使用期間が10年以上に設定されている高耐久モデルもあるため、あくまで参考として把握しておきましょう。

古い扇風機は火災を起こす危険性もある

年季の入った古い扇風機は、動作性が不安定なだけでなく、火災を引き起こす危険性もあるため、使用は控えてください。

扇風機内部の部品や配線が経年劣化し、回路類がショートして発火するケースがあるのです。

片付け侍編集部
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稼働していなくても、電源プラグをコンセントに挿していただけで発火する場合もあります。

10年、20年以上も長く使い続けている、もしくは電源プラグを挿したまま放置している扇風機がある方は、早めに処分を検討することをおすすめします。

30年以上経過した扇風機による発火事例

消費者庁から、約30年使い続けた扇風機が発火し、住宅を全焼したという事例が報告されています。

参考:消費者庁 家電製品の経年劣化に起因する事故情報の概要

他にも多数の事例が報告されており、その多くが、製造後30年以上経過した、古い扇風機を使ったことが原因となっています。

押し入れに古い扇風機を眠らせている方も、万が一誰かが使ってしまうリスクを無くすために、すぐに処分を検討すべきでしょう。

扇風機の寿命サイン

寿命が近づいてきた扇風機は、以下のような特徴的な不具合を起こすようになります

  • スイッチ入れても動かなくなる
  • 回転が遅い・不規則に回る
  • 異音がする
  • 本体が熱くなる・焦げた臭いがする
  • 羽(プロペラ)が割れやすくなる

これらの症状があらわれた場合、扇風機が致命的な故障を起こす可能性が高くなり、寿命が近づいているサインといえます。

スイッチ入れても動かない

スイッチを入れているにもかかわらず、扇風機が動作しない場合は、寿命を疑いましょう。

原因は、主に以下が考えられます。

  • 操作基板が破損している
  • モーターが焼き付きを起こしている
  • 電源ケーブルが断線している

いずれも、長期間の使用による部品の摩耗や、経年劣化によって起こりえる症状です。

自力での修理は難しく、買い換えを検討すべき症状となります。

回転が遅い・不規則に回る

扇風機の羽根の回転が遅くなったり、不規則になった場合は、寿命が近づいている可能性が高いです。

原因はいくつか考えられますが、この場合、回転量を制御する基盤に不具合が発生しているケースが多いです。

部品を交換すれば直りますが、基盤の交換修理費用は高額になるケースが多く、安価な扇風機なら、本体を買い替えたほうが無難でしょう。

異音がする

扇風機から「キュルキュル」「カラカラ」といった、普段とは違う音が鳴るようになったら、注意が必要です。

扇風機に、以下の不具合が発生していると考えられます。

【キュルキュル・キーキー音】

  • 羽根を滑りを良くするためのグリスが乾いている
  • 羽根の軸受け部品が摩耗によって損傷している

【カラカラ・カチカチ音】

  • 羽根を固定するネジが緩んでいる
  • 羽根や首の可動部分の根元が破損している

グリスの付け足しや、ネジ締めを行えば改善する場合もありますが、部品が物理的に破損している場合は、自力での改善は難しいです。

片付け侍編集部
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部品類の劣化によって生じる症状のため、寿命が近づいていると考えたほうがよいでしょう。

本体が熱くなる・焦げた臭いがする

扇風機本体が極端に熱くなったり、焦げた臭いがするようになったら、すぐに使用を停止し、電源プラグをコンセントから抜いてください。

内部の配線や電子部品が、劣化によって異常発熱していると考えられます。

出火する恐れのある危険な状態のため、その扇風機は使わないようにしましょう。

メーカーに相談するか、適切な方法で処分してください。

羽根(プロペラ)が割れやすくなる

ほとんどの扇風機に搭載されている羽根(プロペラ)は、樹脂でできており、経年劣化によって強度が低下します

クリーニング中などで、大して力を加えていないにもかかわらず、羽根にヒビ割れが発生した際は、寿命を迎えている証拠です。

そのまま使用を続けると、作動中に羽根が割れる恐れがあり、大変危険なため、使用を控えてください。

扇風機の寿命を延ばす3つのコツ

ここからは、扇風機の寿命を延ばすコツを3つ紹介します。

扇風機を新調しようと考えている方にとっても、有益な情報となるはずなので、ぜひ目を通してみてください。

ホコリ防止フィルターを装着する

扇風機などの電化製品が故障する原因として多く見られるのが、ホコリです。

ホコリが扇風機の内部に入ると、羽根の回転が悪くなったり、電子回路の通電性を悪くしたりなど、さまざまな悪影響を及ぼします。

ホコリの侵入を最小限に抑えるために、ホコリ防止フィルターを装着して使用しましょう。

着用している衣類や、大きめのごみの侵入を防ぐ効果もあり、羽根部分が物理的に損傷するリスクも低くなります。

片付け侍編集部
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扇風機用のホコリ防止フィルターは、ネット通販や100円ショップなどで手軽に入手できます。

定期的に本体を掃除する

扇風機の内部にホコリが入り込まないよう、定期的に掃除しましょう。

面倒かもしれませんが、使う頻度の多くなる夏場は、できれば1ヶ月に1回程度の周期で掃除したいところです。

ホコリを拭き取った後に、衣料用の柔軟剤を薄く塗ると、静電気を防止してホコリが付きにくくなります。カバーや羽根を掃除する際に試してみてください。

掃除をする際は、扇風機が誤って動き出さないよう、電源プラグを必ず抜いてから行うようにしてください。

電源コードを丁寧に扱う

電源コードは、扇風機のパーツの中でも特に破損しやすい箇所です。

扇風機がまったく動かなくなるリスクがあるうえ、自力での修復も難しいため、電源コードの取り扱いは特に注意しましょう。

  • コードを引っ張らずプラグ部分を抜く
  • きつく巻き付けないようにする
  • コードの上に重いものを置かない
  • 無理のある角度でコンセントに挿さない

これらのポイントに注意し、電源コードに負担をかけないよう心がけましょう。

扇風機の買い替えでおすすめのメーカー

ここからは、扇風機を買い替える際に候補に入れておきたい、おすすめのメーカーを紹介します。

ダイソン

ダイソンの扇風機は、羽根のないスタイリッシュなデザインになっているのが大きな特徴。

良い意味で生活感がなく、ちょっとしたインテリアとしても活躍します。

送風だけでなく、暖房や空気清浄機能を搭載したモデルもあり、機能性にも優れています。

羽根がないため指を挟むような心配もなく、子供がいるご家庭でも安心して使える扇風機です。

バルミューダ

バルミューダは、「グリーンファンテクノロジー」と呼ばれる独自技術により、自然界の柔らかな風を再現しているのが特徴。

2重構造の特殊な羽根が搭載されており、一般的な扇風機の約4倍に広がる風を放出します。

価格は平均30,000円~40,000円ほどと、扇風機としてはかなり高額でありながら、高級感のある見た目と優れた機能性から、多数のファンを集めています。

アイリスオーヤマ

リーズナブルでありながら、機能性にも優れているのが、アイリスオーヤマの扇風機。

10段階の調整可能な汎用性の高い扇風機や、タワー型扇風機もあり、価格は4,000~12,000円ほどと、手の届きやすい価格でそろえています。

丸みを帯びたかわいらしいデザインの製品が多く、「扇風機っぽさ」を感じないのも魅力的なポイントです。

シャープ

大手家電メーカーのシャープでは、空気清浄機に搭載されている「プラズマクラスター」発生機能を扇風機に搭載しているのが魅力。

除菌効果が期待できるプラズマクラスターにより、涼やかで清潔な風を部屋中に送り出してくれます。

プラズマクラスターには消臭効果もあるため、部屋干しによる衣類の生乾き臭を防ぐ効果も見込めます。

山善

山善は、扇風機のラインナップが非常に幅広いのが特徴。

最低限の機能を搭載したシンプルなモデルや、オフィスに適した壁掛けモデル、羽根のないタワーファンなど、多数のニーズにこたえてくれます。

価格も4,000~10,000円ほどとリーズナブルに抑えており、安価な扇風機を探している方にもおすすめです。

パナソニック

パナソニックが販売する扇風機は、機能性に優れた製品が多いのが魅力。

室温の変化を感知して風量を自動調整する「温度センサー」機能、空気清浄効果が期待できる「ナノイー」発生機能など、便利で魅力的な機能を搭載したモデルが多数販売されています。

創業100年を超える大手家電メーカーの製品ということもあり、信頼性が高く安心して使えるのも魅力のポイントです。

寿命が来た扇風機を処分する6つの方法

ここからは、寿命が来た扇風機を適切に処分する方法を、6つ紹介します。

  • 自治体のゴミ回収で捨てる
  • 地域のごみ処理施設へ直接持ち込む
  • 不用品回収業者に訪問回収してもらう
  • 小型家電回収ボックスに捨てる(卓上・ハンディタイプ)
  • 家電量販店の引き取りサービス・買い替えサービスを利用
  • フリマやネットオークションでジャンク品として出す

処分方法によって、かかる費用や手間も異なるため、自身のニーズと照らし合わせながら、最適な処分方法を見つけてみてください。

扇風機の処分方法はこちらの記事で詳しく解説しています。バッテリータイプ等のタイプ別まで細かく紹介しているので、参考にしてみてください。

自治体のゴミ回収で捨てる

扇風機は、自治体のごみ回収で捨てられます

扇風機の分別区分は地域によって異なり、粗大ごみに分類する場合や、不燃ごみとなる地域もあります。

ごみの分別ルールは、自治体のホームページにて確認できるので、事前にチェックしておくとよいでしょう。

なお、いずれにしても回収日の指定はできないため、引っ越しなどですぐにでも扇風機を処分したい状況にあるなら、ほかの方法を検討しましょう。

地域のごみ処理施設へ直接持ち込む

自家用車があるなら、地域に設置されているごみ処理施設へ、扇風機を直接持ち込んで処分する方法が利用できます。

自治体によっては、無料で回収してくれる場合もあるため、なるべくお金をかけずに扇風機を処分したいなら、有力な手段です。

ただし、ごみ処理施設は平日しか対応しておらず、夕方ごろまでしか開いていない場合がほとんど。

重たい扇風機を自力で持ち運ぶ手間もかかり、多忙な方には利用しにくいのが難点です。

不用品回収業者に訪問回収してもらう

不用品回収業者は、自宅まで回収に来てくれるうえ、扇風機以外の不用品もまとめて回収してくれるのが魅力。

不用品回収業者の多くは、「積み放題プラン」といった一律料金の大量回収サービスを提供しており、不用品がたくさんあって困っている方にうってつけの手段となります。

土日祝日に営業している業者も多く、多忙な方でも利用しやすいのもうれしいところです。

業者によってサービス品質や料金に差があるため、事前に口コミを確認し、見積もりを比較したうえで、信頼できそうな業者に依頼しましょう。

不用品回収業者で優良業者は対応の丁寧さなどの特徴があります。優良不用品回収業者の選び方はこちらの記事を参考にしてみてください。

小型家電回収ボックスに捨てる(卓上・ハンディタイプ)

卓上・ハンディタイプの扇風機を処分したいのであれば、「小型家電回収ボックス」に入れて処分する方法が有効です。

小型家電回収ボックスは、役所やショッピングセンターなどの各地に設置されており、ボックスに入るサイズの家電なら、無料で回収してくれます。

面倒な手続きなども不要なので、付近に回収ボックスがあるなら、積極的に活用したい処分方法です。

回収ボックスの設置場所は、各自治体のホームページにて確認可能です。

小型家電の処分方法やルールはこちらの記事でもっと詳しく紹介しています。

家電量販店の引き取りサービス・買い替えサービスを利用

家電量販店に依頼して、扇風機を引き取ってもらう方法もあります。

家電量販店の多くは、家電の回収サービスを展開しているところが多く、事前に問い合わせれば、有料で不要な家電を引き取ってくれます。

回収料金は店舗によって異なりますが、扇風機1台あたりだと、おおむね1,000~3,000円程度はかかる見込みです。

新品購入時に、不要な家電を無料で回収してくれる場合もあるため、扇風機の買い換えを検討中であれば、最寄りの家電量販店に問い合わせて見ることをおすすめします。

フリマやネットオークションでジャンク品として出す

少々手間はかかりますが、フリマやネットオークションに出品して処分する方法もあります。

フリマやネットオークションは、ジャンク品の出品も可能となっており、寿命が来て壊れた扇風機でも売れる可能性があります。

数百円~数千円ほどの安価な料金で出品すれば、部品取りを求めているユーザーの目にも止まるでしょう。

買い手が見つかるまで、自宅に扇風機を保管しておく必要があるため、時間に余裕のある方におすすめの方法です。

寿命が来た扇風機の処分なら片付け侍へ

扇風機は、8年~10年程度で寿命を迎える傾向にあり、動作が不安定になったり、異音がしたりなど、さまざまな不具合を起こすようになります。

寿命が来た古い扇風機を無理に使うと、火災につながる恐れもあるため、早いうちに処分を検討しましょう。

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