防災意識の高まりもあり、モバイルバッテリーの需要が上がっています。さまざまな商品があり、購入は簡単ですが不用になったときの処分には注意が必要。
モバイルバッテリーは処分方法を間違えると発火や爆発の危険があります。これにより大きな火災につながった例もあるため、処分は慎重に行わなくてはなりません。
ここでは、モバイルバッテリーのことを知り、正しく処分する方法や処分できる店舗などをご紹介します。
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目次
モバイルバッテリーは正しく処分しないと火災が起こる
近年、モバイルバッテリーによる火災が頻繁に起こっています。多くは不適切に捨てられたモバイルバッテリーによるものです。
モバイルバッテリーは適切に処理をしないと、ゴミ処理の過程で発火や爆発の危険があり、ゴミ収集車やゴミ処理施設内での火災につながることも。
その被害額は100億円を超えるとも言われており、モバイルバッテリーなどを適切に処分することへの理解が求められています。
モバイルバッテリーが火災になる理由
モバイルバッテリーの多くにはリチウムイオン電池が使われています。このリチウムイオン電池が劣化や破損をすることで発熱し、発火や爆発を引き起こします。
モバイルバッテリーの劣化理由(例)
- 純正ではない充電器を使用している
- 落下させた
- 高熱になる場所に置いていた
- もともと品質が悪い
いずれもモバイルバッテリーを劣化させ発熱を起こしやすくするため、注意が必要。純正ではないものを使用する、高温になる場所に置くなどは自身の注意で回避できます。
モバイルバッテリーは不燃ゴミでは捨てられない
ほとんどの自治体では、モバイルバッテリーを不燃ゴミとして回収していません。なぜならモバイルバッテリーの発火によるゴミ収集車やゴミ処理施設内での火災を防ぐ必要があるためです。
不要な事故を防ぐためにも、モバイルバッテリーを不燃ゴミとして捨てることはやめましょう。
モバイルバッテリーの処分方法
不燃ゴミとしては捨てられないモバイルバッテリー。では、不用になったモバイルバッテリーはどのように処分したらよいのでしょうか。
モバイルバッテリーを処分するには、以下の6つの方法があります。ひとつひとつ見ていきましょう。
- 自治体のリサイクル回収ボックスに入れる
- 家電量販店にリサイクル回収してもらう
- JBRCの協力店の回収ボックスに入れる
- 携帯ショップに回収してもらう
- リサイクルショップに買取してもらう
- 不用品回収業者に回収してもらう
モバイルバッテリー以外のバッテリーも処分したい方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
自治体のリサイクル回収ボックスに入れる
自治体によっては、リサイクル回収ボックスを設置しています。回収対象品以外の投入を防ぐために、目につきにくいところに設置している場合もあるようです。
見つからない場合は自治体に確認してみましょう。
家電量販店にリサイクル回収してもらう
大手家電量販店には、使用済み小型家電や使用済み電池の回収ボックスがあります。またリサイクル活動の一環として、モバイルバッテリーの回収を行っています。
ただしモバイルバッテリーの状態や商品によっては回収できない場合もあるため、店舗に確認しましょう。
ヤマダ電機
ヤマダ電機では、モバイルバッテリーの回収を行っています。あらかじめ絶縁処理をしたモバイルバッテリーを、店内に設置されている回収ボックスに入れるだけなので簡単。
しかしリサイクルマークのないモバイルバッテリーは回収できないため、リサイクルボックスに入れる前に確認しておきましょう。
回収されたモバイルバッテリーは適切に処理、リサイクルされます。
取り扱いに注意が必要な膨張したモバイルバッテリーの回収も可能。ただしそのまま回収ボックスに入れるのではなく、スタッフに確認しましょう。
エディオン
エディオンではモバイルバッテリーを含むリサイクルマークがついた充電式電池の回収を行っています。
回収ボックスの設置はありませんので、回収してほしいバッテリーを持ち込んだら、スタッフに直接渡してください。ただし一部回収を行っていない店舗もあるので、店舗に問い合わせましょう。
またハードケースに収納されていないパウチ型、ラミネート型の電池や、膨張や破損をしているバッテリーについては回収していません。
ケーズデンキ
ケーズデンキでは、モバイルバッテリーの回収を行っています。事前に金属端子部分を絶縁し、店内のカウンターに持ち込みましょう。
ただし解体されたものや破損や膨張のあるもの、水没したものなど一部回収ができないモバイルバッテリーもあるため、店舗に確認してください。
ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラでは、モバイルバッテリーの回収を行っています。しかし全店舗に回収ボックスが設置されているわけではありません。
回収ボックスがない場合は、店舗に持ち込みスタッフに渡します。一部、回収できないモバイルバッテリーもあるため、店舗に確認してください。また回収の際には金属端子部分を絶縁しておきましょう。
破損や膨張をしているモバイルバッテリーの回収については回収ボックスに入れず、スタッフに直接渡し、回収できるかを確認してください。
ビッグカメラ
ビックカメラでは、モバイルバッテリーの回収を行っています。金属端子部分の絶縁をしたら、店内に設置してある電池回収ボックスに入れるだけ。
バッテリー内蔵のコードレス電話機や電動工具、携帯電話なども回収しています。回収してもらえるかわからない場合は、店舗に相談してみるとよいでしょう。
ただし、以下のようなバッテリー等は回収していません。他にも一部回収できないバッテリーがあるため、詳しくは店舗に問い合わせてください。
- 破損・変形・膨張したもの
- 水没したもの
- 解体されたもの、電池パックから取り出したもの
- JBRCが回収対象としていないもの
- ニカド・ニッケル水素・リチウムイオン以外の充電池
ノジマ
ノジマではモバイルバッテリーの回収を行っています。回収ボックスがあるわけではなくモバイルバッテリーの買い替え時に、購入台数と同じ数だけ無料回収しています。
店舗によっては、地域が設置している小型家電回収ボックスがあるので購入しなくても回収している場合もあります。
ただし破損・液漏れなどがみられるモバイルバッテリーや電池については、回収できない場合があるためスタッフに確認しましょう。
JBRCの協力店の回収ボックスに入れる
JBRCとは「資源の有効な利用の促進に関する法律」に基づいて、小型充電器の再資源化を推進するグループであり、一般社団法人です。
多くの企業や自治体がこれに協力し、小型充電器を回収しています。協力店には回収ボックスが設置されているので、利用しましょう。
ただし破損している・膨張しているなどJBRCの規定により回収できないモバイルバッテリーもあるため、注意が必要。
回収対象ではないモバイルバッテリーを処分したい場合は、メーカーや自治体に相談してください。
携帯ショップに回収してもらう
大手携帯キャリア3社(ドコモ・ソフトバンク・au)では、モバイルバッテリーの回収を行っています。
「モバイル・リサイクル・ネットワーク」という取り組みによるもので、ブランドや購入の有無にかかわらず、無償で回収しているため、利用しやすいでしょう。
あらかじめ絶縁するなどの作業は必要なく、店舗の営業時間に直接持ち込むだけなので手軽ですが、混みあうこともあるため時間に余裕を持って足を運びましょう。
リサイクルショップに買取してもらう
買ったのはいいけれどあまり使っていないようなモバイルバッテリーは、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。
売れるモバイルバッテリー(例)
- 未開封・あまり使っていない
- 汚れや傷がない
- 大手メーカーの商品
状態がよいものは買い取ってもらえる可能性が高いです。また箱や保証書などが付属している場合も、買い取ってもらいやすいでしょう。
買取不可のモバイルバッテリー(例)
- 古すぎるもの
- 膨張や発熱の見られるもの
- 無名のメーカーの商品
- 傷や汚れの目立つもの
買い取っても販売できないようなモバイルバッテリーは、買取してもらえない可能性が高いです。安全性の面からも、買取不可になりそうなモバイルバッテリーは処分する方がよいでしょう。
不用品回収業者に回収してもらう
近くにモバイルバッテリーを回収してくれる店舗が見つからない、処分しに行く時間がないというときは、不用品回収業者に依頼するとよいでしょう。
不用品回収業者なら回収ボックスを探す手間もかからず、電話1本で自宅まで回収に来てくれます。
また膨張や破損をしたモバイルバッテリーについても回収してくれる場合があるので、処分に困ったときにも便利です。
しかし無料回収ではないため、割高に感じることも。他にも処分したい不用品がある場合に合わせて依頼するとよいでしょう。
不用品回収業者の相場はこちらの記事をご覧ください。
リサイクルマーク(PSEマーク)がないバッテリーの処分方法
「PSEマーク」とは電気用品安全法の対象となる電気用品についているひし形、あるいは丸型のマークです。ひし形は特定電気用品に、丸型は特定電気用品以外の電気用品についています。
2019年2月1日より、モバイルバッテリーもPSEマークの対象となり、基準に適合していない商品は販売できなくなりました。
これにより家電量販店などでは、PSEマークのついていないモバイルバッテリーは回収していない場合があります。
処分したいモバイルバッテリーにPSEマークがついていない場合、どのように処分したらよいのでしょうか。
製造メーカーに回収してもらう
PSEマークのないモバイルバッテリーの場合、自治体での回収は難しいかもしれません。製造元に問い合わせ、回収を依頼しましょう。
製造メーカーがわからないという場合は、自治体に相談してみると回収業者を紹介してくれる可能性があります。
回収ができる家電量販店に持ち込む
多くはありませんが家電量販店によっては、PSEマークのないモバイルバッテリーの回収を行っている場合があります。店舗にもよるため、各店舗に確認してください。
不用品回収業者に依頼する
業者にもよりますが、不用品回収業者はPSEマークのないモバイルバッテリーも回収しています。
ただし無料回収ではなく料金がかかるため、製造元や自治体などに相談しても処分方法がわからなかったときに依頼するとよいでしょう。
他に不用品があり、一緒に処分したい場合にもおすすめです。
モバイルバッテリーを処分するときの注意点
モバイルバッテリーを処分する際には、いくつか注意しなくてはいけない点があります。怠ると火災などの引き金になり危険な場合があるため、しっかり確認しておきましょう。
回収ボックスに入れる前に端子を絶縁する
モバイルバッテリーが他の乾電池や金属などに触れると、ショートを起こし火災の原因になることも。モバイルバッテリーは回収ボックスに入れる前に、必ず絶縁してください。
絶縁の方法は、充電ケーブルの差込口である端子部分を絶縁テープやセロテープで覆うだけなので、難しくありません。ほんのひと手間で発火など火災の原因を防ぐことができます。
モバイルバッテリー内蔵の商品もリサイクルボックスに入れる
バッテリーが内蔵された商品もモバイルバッテリーと同様、不燃ゴミとしては捨てられません。
自治体や家電量販店のリサイクルボックスに入れるか、別途回収を依頼しましょう。バッテリーが内蔵された商品には以下のようなものがあります。
バッテリー内蔵の商品(例)
- スマートフォン
- タブレット
- 加熱式タバコ
- 卓上扇風機
- 携帯型ゲーム機
すぐに処分すべきモバイルバッテリーの状態
捨て方が分からない、捨てるタイミングがないなどで手元にあるモバイルバッテリー。まだ使えるし…と処分を先延ばしにしてしまっている場合もあるかもしれません。
ですがすぐに処分したほうがよい場合もあるのです。すぐに処分すべきモバイルバッテリーとはどのようなものなのでしょうか。
膨張している
「なんだかこのモバイルバッテリー、膨れてない?」と感じたら要注意です。リチウムイオン電池を使用したモバイルバッテリーは、劣化するとガスが発生し膨張します。
そのまま使い続けると、破裂や発火を引き起こし大変危険です。なるべく早めに処分しましょう。
水没した
モバイルバッテリーが水没してしまうと、水が入り込むことでショートを起こす場合があります。爆発の恐れもあるため、迅速に処分しましょう。
水没したモバイルバッテリーの処理
- 水分を拭き取る
- 変形や発熱がないか確認する
- ビニール袋に乾燥剤と一緒に入れる
- 家電量販店などに回収依頼をする
もし変形や発熱がある場合は、缶などに入れて家電量販店などに持ち込みましょう。
すぐ熱くなる
モバイルバッテリーが熱を持つこと自体は仕方がないことですが、すぐに熱くなったりすごく熱くなったりするときは注意が必要。バッテリーが劣化している可能性があります。
放っておくと膨張したり発火や破裂をしたりする恐れがあるため、処分したほうがよいでしょう。
変色・異臭がする
モバイルバッテリーに変色が見られたり、異臭がしたりする場合も使用を中止しましょう。過剰に熱を持ったり、何かしらの変化が起こったりしている可能性があります。
破裂・発火などが起こる前に、早めに処分することをおすすめします。
モバイルバッテリーを処分するなら片付け侍へ
発火や破裂の危険があり、処分に気を付けなければならないモバイルバッテリー。モバイルバッテリーの状態やPSEマークの有無によっても回収方法が違い複雑に感じますね。
モバイルバッテリーの処分に困ったら、片付け侍にご相談ください。安全に、適切にモバイルバッテリーを処分してくれます。
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