エアコンを買い替えるタイミングで、「いつ購入したかわからない古いエアコンでも買取可能なのか」と、疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
ほとんどのエアコンは10年を過ぎると買取自体断られるのですが、中には10年前のエアコンでも買い取った実績がある、という業者も存在します。
この記事では、すぐに実践できる古いエアコンを買取してもらう際のコツから、注意点まで詳しく解説していきます。
また、実際におすすめの業者もご紹介しますので、ぜひ参考にされてください。
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目次
古いエアコンでも買取されるポイント
古いエアコンを買取してもらう際に、ぜひ押さえておきたいポイントが4つあります。
- 買取は製造年数5年以内が目安
- エアコンのモデルにより5年以降も買取される
- 業者により10年以上前のエアコンを買取してくれる
- エアコンの状態により買取金額や可否が決まる
ポイントを知っているのと知らないのとでは、買取金額に差が出ることもあるようです。
では、それぞれ詳しく解説していきましょう。
買取は製造年数5年以内が目安
そもそも、購入日は分かっていても製造年数がわからない、という方は以下の方法で製造年数を確認してみましょう。
製造年数の確認方法
- エアコン本体の側面か下に添付してあるシール
- 電源コード
そこに、「西暦〇〇年」と記載されています。
エアコンの買取では、この製造年数が重要なのですが、そもそもエアコンの買取目安は製造年式が5年以内と言われています。
ご存知の方も多いと思いますが、エアコンは毎年のように新商品が発売されているので、5年も経ったものは機能面でかなり劣るでしょう。
買取を考えると5年という数字が基準になるようです。
エアコンのモデルにより5年以降も買取される
では、エアコンの製造年数が5年を超えると全く売れなくなってしまうのか、というとそうではありません。
しかし、売れにくくなるのは事実です。
ただ、エアコンのモデルによっては、製造から5年以降でも買取される可能性があります。
モデルの確認方法
- エアコン本体の下側か側面に添付されているシールに記載してある
そもそも、エアコンのモデルによって大体の買取価格は決まっているため、価格を知りたいと言う方は、ネットや買取業者に連絡し事前に調べることも可能です。
電話などで査定を依頼する際は、前もって確認しておくとスムーズにやり取りが進むでしょう。
業者により10年以上前のエアコンを買取してくれる
業者によっては、10年以上前のエアコンでも買取してもらえる可能性があります。
以下の章で紹介する2社は、10年以上前のエアコンでも積極的に買取しており、実際にその実績もあるようです。
そのような業者は、エアコンの買取に力を入れていたり、エアコンの専門店ということで買い取りを検討してくれます。
エアコンの状態により買取金額や可否が決まる
古いエアコンでも状態によって買取が可能か、また買取金額自体に差が出ることもあります。
では、古いエアコンを買取してもらうために重要なのは、事前に掃除することです。
事前に掃除しておいた方がいい箇所は、以下の3点です。
フィルター
また、ペットも同様に臭いや毛がフィルターに詰まることもあるので、事前に確認しましょう。
タバコを吸う空間に設置されているエアコンのフィルターは、臭いだけでなくヤニ汚れがひどく、買取ができないということもあり得ます。
内部汚れ
エアコンのフィルターだけではなく、内部にも汚れは溜まります。
しかし、掃除しようと思っても、この部分はエアコンを分解しないと不可能です。
ただ、今は市販で内部掃除クリーナーというものがあるので、活用してみましょう。
年に１回ほど、専門業者に依頼して掃除してもらうのもいいかもしれません。
室外機のサビ
意外に見落としがちなのが、室外機の汚れやサビです。
室外機は雨風にさらされているため、どうしても経年劣化が避けられません。
しかし、ここも買取金額の査定に影響があるため、頻繁に掃除しておくと良いでしょう。
10年以上前のエアコンの買取業者
10年前のエアコンを買取してもらえる、おすすめの買取業者が以下の2社です。
- エアコン買取王
- エアコン買取エイブイ
では、それぞれ詳しく解説していきます。
エアコン買取王
まず、エアコン買取王がおすすめな理由は以下の3つです。
- 全国出張に対応
- 取り外した後に査定も可能
- 買取や洗浄、修理、販売まで一貫して行なっているので製造年数13年でも買取実績あり
13年も経過したエアコンを買取した実績があるというのは、とても大きなポイントですね。
しかし、一方で買取ができないエアコンもあります。
買取不可
- 汚れや傷などがひどいもの
- 水冷式のエアコン
- ガスヒートポンプ式のエアコン
- 室内機や室外機に添付されている型式が確認できるシールがないもの
買取不可の場合もあるため、事前に確認するようにしましょう。
エアコン買取エイブイ
次は、エアコン買取エイブイです。
こちらがおすすめな理由は、以下の3つになります。
- 関東エリアを中心としている
- エアコンを複数台買取する場合、全国買取も対応
- 時期に応じて上乗せ特典などがある
関東在住でエアコンの買取を考えている方には、特におすすめの業者ですね。
エアコン買取エイブイでも、以下のようなエアコンは買い取れないようです。
買取不可
- 特殊な場所に設置されている
- 室内機や室外機が取り外せない
- エアコンの配管が埋め込まれている
- 室外機が地上150cm以上の壁面に設置されている
- 設置中の業務用エアコン
室外機に関する点が多いため、買取に出す際はこちらも事前に位置など確認するようにしましょう。
5年以上前のエアコンなら買取可能な業者
10年以上のエアコンに比べると、さらに買取されやすいのが5年以上前のエアコンです。
では、実際に5年以上前のエアコンを買い取ってくれる業者を2社紹介します。
家電高く売れるドットコム
まずは、家電高く売れるドットコムですが、こちらのメリットは以下の3つになります。
- 宅配買取や出張買取は日本全国対応可能
- 全国10店舗ありこちらでも持ち込み買取が可能
- 大型家電も買取してくれる
引っ越しなどでエアコンだけではなく、他にも家電を買取してほしいという方には良いでしょう。
また、具体的にどのようなエアコンが買取されるのかというと、
- 新しいエアコン
- 製造年数が5年以上のリビング用大容量エアコン
- 製造年数が5年以内
この3つになります。
上記の3つに当てはまるエアコンがある方は、一度検討してみるといいかもしれません。
トレジャーファクトリー
トレジャーファクトリーがおすすめな理由は、
- 専門業者がエアコンの取り外しを行なってくれる
- 家具家電もまとめて査定可能
- 即日現金払い
- 季節を問わずエアコンの買取可能
季節を問わず中古エアコンを買取している、というのは選ぶ際の大きなポイントのなりますね。
では、こちらも具体的に買取されやすいエアコンを紹介します。
- 製造から7年以内の壁掛けエアコン
- 製造から7年以内の窓枠用エアコン
トレジャーファクトリーは、東北から九州まで店舗があるので持ち込み買取が可能なだけでなく、宅配や出張買取は全国対応と、幅広く買取を行なっている業者だということがわかりますね。
古いエアコンを高く売るためのコツ
古いエアコンを少しでもいいから高く売りたい、そう思う方は多いのではないでしょうか？
そのコツは以下の6つです。
- 本体・フィルター・リモコンを掃除
- 室外機のゴミも掃除
- 付属品を全て揃えておく
- 夏前を狙って売る
- 他の家電とまとめて処分
- 複数業者に買取査定を依頼する
では、それぞれ詳しく解説していきます。
どれも難しいものではないので、ぜひ自分でも行なってみてください。
本体・フィルター・リモコンを掃除
まずは基本的なことですが、必ず本体やフィルター、リモコンを綺麗に掃除しましょう。
これはエアコンに限らず、買取に出す商品は掃除するかしないかで大きく金額に差が出ることがあります。
では、実際にエアコンの掃除の仕方を紹介します。
本体掃除の仕方
- コンセントを抜く
- エアコン吹き出し口のルーバーを手で回す
- お掃除棒を水で軽く湿らせ吹き出し口の中を拭く
※お掃除棒…割り箸にキッチンペーパーを輪ゴムで巻いたもの
フィルター掃除の仕方
- エアコンの電源を切りコンセントを抜く
- フィルターを外す前に掃除機をかける（表側から）
- フィルターを裏側から水洗いする
- 汚れがひどい場合は中性洗剤を水で薄めブラシを使って優しく洗う
- 乾いたタオルでフィルターを挟むように拭いて乾かす
※フィルターが濡れたままエアコンに取り付けてしまうと、エアコン内部でカビが発生するので、しっかりと乾燥させましょう。
リモコン掃除の仕方
- 乾いたタオルで拭く
- 頑固な汚れは綿棒に消毒用エタノールを少し含ませ優しく拭きとる
リモコンは多くの人が触るため、特にボタン部分は思ったより汚れていることが多いでしょう。
室外機のゴミも掃除
外に設置しているので、どうしても雨風でサビてしまう室外機ですが、だからこそここは綺麗にしたい箇所です。
室外機掃除の仕方
- まず室外機の電源を切りコンセントを抜く
- ほうきで砂埃や蜘蛛の巣を取る
- 室外機の中のゴミは掃除機で吸い取る
※感電の恐れがあるため、①の行程は忘れないようにしましょう。
普段から定期的に掃除するようにしておくと、買取の際も楽でしょう。
付属品を全て揃えておく
長い時間が経つと、無くしている方が多いのが付属品です。
ただ、付属品がないだけで査定額も変化してくるので、購入時には取っておく習慣をつけましょう。
エアコンの付属品
- リモコン
- 説明書
- 保証書
※説明書をなくした場合、インターネットのメーカーサイトからダウンロードしておきましょう。
夏前を狙って売る
実はエアコンを売る時期も、買取価格の向上に大きく関係します。
冬場エアコンの需要は低く、気温が高くなる6月前半あたりから需要も高くなってくるため、高価買取を狙うなら6〜7月上旬を目安に行くのがおすすめです。
他の家電とまとめて処分
エアコンの買取を考えている方は、ほとんど出張買取を利用されるのではないでしょうか？
その場合、他の家電とまとめて処分することで以下のような2つのメリットがあります。
- 買取してもらう品目が増えると1点あたりの買取額が増えることがある
- 10年以上前のエアコンは買取自体を断られることがあるので、それを防げる
買取額が増えるという特典は業者によって異なるので、事前にホームページや電話などで確認してみましょう。
10年以上前のエアコンだけでなく、状態がひどいものも買取自体を断られることがあるので、そのようなエアコンを処分しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
複数業者に買取査定を依頼する
エアコンの買取を考えている方は、ぜひ複数の買取業者に査定依頼してみてください。
ここでポイントになるのは、
- どこの業者の査定が一番高額だったか判断できる
- 買取価格を交渉する際に役立つ
この2つは、買取を依頼する上でとても重要になってきます。
特に「交渉に役立つ」というのは、少しでも金額を上げたい方には必ず行いたいポイントになるので、急ぎで買取しなくてはならない状況であれば、積極的に見積もり依頼してみましょう。
エアコン買取回収の際の注意点
エアコンの買取回収を依頼する際に、気をつけてほしいポイントが2つあります。
見落としがちなポイントでもあるので、しっかり確認するようにしましょう。
では、詳しく解説していきます。
エアコンの取り外しも依頼する
エアコンを買取に出す際、なかなか自分で取り外すということはできないので、専門の業者に依頼しようと考えている方は多いのではないでしょうか？
しかし、専門の業者に依頼すると5,000円ほどの費用かかかります。
買取方法によっては出費の方が多かった、ということに繋がりかねません。
そこで、取り外しから買取まで一緒に行なっている業者に依頼することで、そのような問題は防げます。
ぜひ業者探しをする際は、このポイントにも目を向けるようにしましょう。
エアコンの取り外し費用がかかるか必ず確認する
上記のように、買取だけでなく取り外しまで行ってくれる業者も存在します。
それだけではなく、買取と取り外しを一緒に依頼することで取り外し費用が無料になることもあるようです。
少しでもお得に買取してもらいたい場合は、こういった業者を探してみるという手もあるでしょう。
業者の中には査定時に取り外しについて説明がないということもあるので、事前に確認すると安心です。
買取以外の古いエアコンの処分方法
あまりにも年数が経っているものや、状態が悪くて買取してもらえなかったエアコンは、一体どうしたら良いでしょうか？
その場合、下記のような方法があります。
- 自治体の家電リサイクル回収を利用
- クリーンセンターに持ち込む
- 不用品回収業者に引き取りしてもらう
- 家電量販店の家電リサイクル回収を利用
- フリマアプリ・オークションサイトで販売する
では、それぞれ詳しく解説していきましょう。
自治体の家電リサイクル回収を利用
自治体の家電リサイクルを利用することで、費用を安く済ませられます。
この場合注意が必要なのは、リサイクル料は1,000円もかからないのですが、エアコンの取り外しには5,000円ほどの費用がかかるということです。
取り外し業者に依頼し、エアコン自体も自分で指定場所まで自分で運搬しなければならないので、ある程度の手間がかかる方法と言えます。
家電リサイクル料金はこちらの記事で詳しく紹介しています。
クリーンセンターに持ち込む
エアコンをクリーンセンターに持ち込むという方法もあります。
ただ、この方法も以下のような注意点があるので注意が必要です。
- クリーンセンターまで自分で運搬しないといけない
- 大きいエアコンは一人では運搬できない可能性がある
- エアコンの取り外し費用はかかる
リサイクル料自体も数百円と安く済ませられるので、自分に合った方法を選びましょう。
不用品回収業者に引き取りしてもらう
エアコンの取り外しなど、手間をかけたくないという方には不用品回収業者が良いでしょう。
不用品回収業者がおすすめな理由は、以下の3つです。
- 梱包や発送の手間がない
- 運搬から処分まで一貫して行ってもらえる
- 業者によっては依頼したその日のうちに引き取ってくれる
引越しなどでエアコン以外にも大量の不用品を一刻も早く処分したい方など、手間だけでなく時間もかからない捨て方と言えます。
不用品回収業者は稀に悪徳業者もいるので注意が必要です。特に無料の廃品回収には注意しましょう。
無料の廃品回収の危険性はこちらの記事で解説しています。
家電量販店の家電リサイクル回収を利用
エアコンを買い替える予定があるという方は、家電量販店の家電リサイクル回収を利用するという方法もあります。
メリットとしては、以下の2つです。
- 新しいエアコンを設置する際に古いエアコンを回収してくれる
- 面倒な手続きが不要
引き取りにかかる費用は、以下のようになります。
| リサイクル料 | 900円ほど |
| 収集運搬料金 | 1,000〜3,000円ほど |
| 取り外し費 | 5,000円ほど |
エアコンの回収だけを依頼すると費用が高くなることがあるので、注意が必要です。
フリマアプリ・オークションサイトで販売する
買取してもらえなかったエアコンをフリマアプリやオークションサイトで販売するという方法もあります。
この場合、注意しなければならないのが、
- 取り外し費用がかかる
- 重さもあるため送料がかかる
- すぐに売れるかわからない
- やり取りなど手間がかかる
この点を理解した上で行いましょう。
ただ、価格などは自分で設定できるので、少しでも収益を得たいという方にはおすすめです。
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