「エアコンの冷房が全然効かない…もう寿命かな…?」
「10年近く同じエアコンを使ってるけど…そろそろ買い替え時?」
このような疑問を抱いている方に向けて、本記事では、エアコンの寿命年数の詳細や、寿命のサインなどについて解説します。
夏場や冬場に、急にエアコンが使えなくなってしまったら、生活環境に大きな影響を及ぼします。
寿命が来る大まかな時期を把握しておき、完全に故障する前の段階で、買い換えを検討できる状態にしておきましょう。
寿命を延ばすコツや、エアコンの処分方法など、役立つ情報も盛りだくさんなので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次
エアコンの寿命年数は10年~13年
エアコンの平均寿命は、10年~13年ほどです。
総務省が令和5年12月に調査したデータによると、2人以上の世帯がエアコンを買い換える平均年数は、13.6年となっています。
参考:消費動向調査(令和5 (2023)年 12 月実施分)調査結果の要点
買い換えをした理由の半数以上が「故障」となっており、13年以上使うと故障する可能性が非常に高いのだとうかがえるでしょう。
また、エアコンメーカーの多くが、「安全に使用できると推定する年数(標準使用期間)」を10年に設定しています。
メーカーも、「10年程度で故障する可能性が高い」と推定していると考えられることから、エアコンは、10年~13年ほどで買い換えるべきだといえるでしょう。
10年前の古いエアコンは買取も断られるようになりますが、ごく一部のリサイクルショップで買取してくれるところもあります。10年前の古いエアコンの買取はこちらの記事をご覧ください。
エアコンの寿命のサイン
ここからは、エアコンの寿命が近づいているサインについて解説します。
- 冷暖房が効かない
- 音がおかしい
- 変な臭いがする
- エアコンから水が落ちてくる
- 漏電ブレーカーが落ちる
これらの症状があらわれたら、エアコンが寿命を迎えている可能性が高く、買い換えを検討すべきタイミングです。
それぞれの症状について、詳しく解説します。
冷暖房が効かない
エアコンの冷暖房が効かなくなった場合は、寿命の可能性があります。
フィルターが目詰まりしているだけかもしれませんが、掃除しても改善しない場合は、以下の原因が考えられます。
- 冷媒ガスが漏れている
- 室外機の四方弁が故障している
冷媒ガスが漏れたり、室外機の四方弁が壊れたりすると、エアコンが温度をコントロールできなくなり、冷暖房が効かなくなります。
いずれも分解修理・部品交換をしなければ改善は難しく、素人ではなかなか対処できません。
修理費が数万円以上になるケースも多く、買い換えも視野に入れるべき症状といえます。
音がおかしい
「カラカラ」「ポコポコ」といった、普段とは違う異音がエアコンからするようになったら、寿命を疑いましょう。
原因はさまざまですが、エアコン内部の部品破損、もしくはドレンホースに異常が発生している可能性が高いです。
部品交換をすれば大抵は改善しますが、衝撃を加えていないにもかかわらず、異音が発生するようになった場合は、注意が必要です。
経年劣化により、エアコンのあらゆる部品の強度が低下している状態と考えられます。
寿命が来ているととらえ、本体の交換も検討すべきでしょう。
変な臭いがする
エアコンを付けた際に酸っぱいニオイがする場合、往々にして、内部に発生したカビが原因です。
この場合、業者にエアコンクリーニングを依頼すれば、大抵の場合は改善します。
エアコンから焦げたような臭いがする場合は、危険な状態のため、直ちに電源を落とし、電源ケーブルをコンセントから抜いてください。
エアコン内部のモーターが過熱していると考えられ、そのまま使用すると発火する恐れがあります。
メーカーや電気修理店に相談し、対処をお願いしましょう。
エアコンから水が落ちてくる
エアコンから水が落ちてくる場合は、ドレンホースに何らかの異常が発生していると考えられます。
ドレンホースとは、エアコンの内部に発生した結露水を、屋外に流すために備わっている管のことです。
ドレンホースに異常が起きると、たまった結露水の逃げ場がなくなってしまうため、エアコン本体から水が漏れてくるのです。
ドレンホースが詰まっているだけなら、ドレンホースを清掃すれば改善するでしょう。
清掃しても改善しない場合は、経年劣化によってドレンホースが破損していると考えられるため、エアコンの寿命が近づいていると見たほうが良いです。
漏電ブレーカーが落ちる
住宅に使われているブレーカーには、漏電を検知すると反応する「漏電ブレーカー」というものがあります。
エアコンをつけるたびに漏電ブレーカーが落ちる場合は、エアコンが寿命を迎えている可能性大です。
エアコン内部の部品が経年劣化や結露などによって故障し、漏電していると考えられます。
感電する恐れもあるため、ブレーカーを落とした状態で3分ほど放置し、乾いた手でエアコンのプラグをコンセントから抜いてください。
自力での改善はほぼ不可能なため、専門業者に修理を依頼するか、買い換えを検討しましょう。
寿命・故障と判断する前にチェックすること
エアコンに何らかの不具合が生じた際は、以下のポイントをチェックしてみてください。
- リモコンの故障かどうか
- 室外機の前に遮蔽物がないか
- フィルターにホコリが溜まってないか
- 霜降り運転中ではないか
寿命や故障では無く、自力で改善できる可能性があります。
リモコンの故障かどうか
リモコンのスイッチを押してもエアコンが反応しない場合、本体とリモコンのいずれかの赤外線センサーが故障している可能性が考えられます。
リモコンの赤外線センサー故障を調べる際は、スマホのカメラが役立ちます。
通常、リモコンが発する赤外線は目には見えませんが、スマホのカメラには映るため、リモコンがちゃんと機能しているか簡易的にチェックできるのです。
- スマホのカメラを起動
- リモコンの赤外線ランプ部分をカメラに映す
- リモコンのボタンを押してランプが赤く光るかチェック
ランプがまったく光らなければ、リモコンが故障している可能性が高いです。
なお、スマホのインカメラでしか赤外線を写せない場合もあるため、インカメラ・アウトカメラ両方で試してみてください。
室外機の前に遮蔽物がないか
エアコンの効きが悪いと感じたら、室外機の周辺をチェックしてみましょう。
室外機の前に遮蔽物があると、空気の循環効率が下がり、冷暖房効果が低下してしまいます。
フィルターにホコリが溜まってないか
エアコンの効きが悪い、風量が極端に低いと感じた場合は、エアコンのフィルターをチェックしてみましょう。
エアコンのフィルターにホコリが溜まると、冷暖房の効率が極端に低下します。
霜取り運転中ではないか
暖房にしているにもかかわらず、エアコンから暖かい風が吹かない場合は、「霜取り運転」になっていないかチェックしてみてください。
霜取り運転は、室外機に付着した霜を溶かすための機能で、極端に寒い日や、長期間使ってない状態で暖房にした際に、自動的に起動します。
大抵のエアコンには、霜取り運転を知らせるランプなどが本体に搭載されているので、ランプが点滅していないか確認してみましょう。
エアコンの寿命を延ばす3つのコツ
エアコンは、本体価格もそれなりに高額で、故障した際の修理費も高くなりがち。
できる限り故障を防ぎ、長く使い続けたいという方が大半でしょう。
エアコンの寿命を延ばすコツを3つ紹介するので、ぜひ実践してみてください。
フィルターを定期的に掃除する
エアコンのフィルター汚れは、本体の寿命を縮める要因になります。
フィルターに汚れがついたまま動かし続けると、運転効率が悪くなり、エアコンに必要以上の負荷がかかってしまうからです。
過剰運転によって電気代が高くなる恐れもあるため、多少面倒でも、エアコンフィルターは定期的にクリーニングしましょう。
掃除を行う頻度は、エアコンの性能や稼働状況にもよりますが、毎日使用する場合、自動掃除機能付きは半年に1回、そうでない場合は2週間に1回程度が目安となります。
エアコンクリーニングスプレーを使用しない
掃除に便利なエアコンクリーニングスプレーですが、エアコンが故障するリスクがあるため、使用は控えたほうが賢明です。
スプレーの洗浄液が、エアコン内部の電装部品にかかってしまい、ショートする恐れがあります。
エアコンクリーニングスプレーを使う理由の大半は、カビ臭さを取り除くためと思われますが、そもそもあまり効果的ではありません。
エアコンに発生するカビは、本体の奥深くまで繁殖するため、スプレーを吹きかけても届かず、効果が薄いです。
エアコンクリーニングスプレーの使用は避け、カビ臭さが気になる場合は、専門の業者にクリーニングをお願いしましょう。
年に1回は室外機を掃除する
室外機の汚れ具合も、エアコンの寿命に影響します。
室外機には、冷暖房システムを動かすうえで重要な「熱交換器」が搭載されています。
ここに汚れがたまると、放熱効率が下がってしまい、エアコンに余計な負荷がかかって、寿命が短くなる恐れがあるのです。
掃除をする際は、分解などは必要なく、表側の放熱口部分と、背面のフィルター部分を、雑巾などで拭き取る程度で十分です。
掃除の回数も、年に1、2回程度で良いので、エアコンの寿命を延ばすためにも実践してみてください。
寿命が来たエアコンの買い替えは電気代節約になる
10年や20年近く同じエアコンを使い続けている方は、電気代が安くなる可能性が高いため、買い換えをおすすめします。
技術の進化により、近年販売されているエアコンは省エネ性能が向上しており、少ない電力での稼働が可能になっているのです。
20年前の古いエアコンの電気代比較
古いエアコンを廃棄して新しい製品に買い替えた場合、実際のところどれくらい安くなるのか。
例として、電気量1kWhあたり30円と仮定し、空調家電メーカー大手の「ダイキン」のエアコンで、料金を比較してみましょう。
エアコンの名称 | 年間の平均消費電力 | 年間の電気代 |
---|---|---|
S22ATRS(2000年 6畳モデル) | 798kWh | 23,940円 |
S223ATRS(2023年 6畳モデル) | 630kWh | 18,900円 |
20年近く前に販売されたエアコンと、2023年モデルのエアコンを比較した場合、年間5,000円近く電気代が安くなる見込みです。
20年前のエアコンより機能性も向上しているため、生活環境がより快適になる可能性も高いでしょう。
寿命が来たエアコンの処分方法
ここでは、寿命が来たエアコンを処分する方法を紹介します。
- 指定引取場所への持ち込み
- 不用品回収業者に依頼
- 必要な人に譲渡する
- ヤマダ電機など家電量販店で引き取り
- 買い替え時ならお店に処分してもらう
- 引っ越し業者に引き取ってもらう
エアコンは、「家電リサイクル法」の対象となっており、処分する際は、リサイクル料金(990円~)が必要になります。
ごみとして捨てることはできないため、今回紹介する方法で適切に処分しましょう。
家電リサイクル表とリサイクル料金はこちらの記事で詳しく紹介しています。
指定引取場所への持ち込み
全国各地にある、指定引取場所へ直接持ち込めば、エアコンを回収してくれます。
自力で持ち運ぶ分、運搬料が必要なく、リサイクル料金の支払いのみで済むため、費用が比較的安く抑えられる処分方法です。
指定引取場所にエアコンを持ち込む際の主な流れは、以下です。
- 郵便局にて家電リサイクル券を購入する
- 最寄りの指定引取場所に連絡する
- エアコンを指定引取場所へ直接持ち込む
最寄りの指定引取場所は、家電リサイクル券センターの「指定引取場所検索」にて調べられます。
不用品回収業者に依頼
もっとも手っ取り早くエアコンを処分できる方法が、不用品回収業者の活用です。
- エアコンの取り外し
- リサイクル手続き
- エアコンの搬出・搬送
これらの面倒ごとをすべてお任せできるため、手間のかかりがちなエアコンの処分をラクに行えます。
大抵の不用品回収業者は、土日祝日も営業しているため、スケジュールに余裕がない方でも依頼しやすいでしょう。
かかる費用は業者によって差があるため、事前に複数の業者から見積もりをもらったうえで、依頼を検討されることをおすすめします。
チラシや拡声器で無料回収を謳っている業者には注意しましょう。詳しくは「無料の廃品回収は危険!」の記事をご覧ください。
ヤマダデンキなどの家電量販店に引き取ってもらう
ヤマダデンキやビックカメラといった家電量販店では、エアコンなどのリサイクル対象家電の有料回収サービスを提供しています。
持ち込みでの回収のほか、自宅への訪問回収に対応する店舗もあるため、比較的手間のかからない処分方法です。
かかる費用は、エアコンの種類や依頼する店舗によっても異なりますが、おおむね3,000~7,000円程度は必要となります。
また、エアコンの買い換えをすれば、古いエアコンを下取りとして安価に回収してくれる店舗もあります。
エアコンの買い換えを検討しているなら、最寄りの家電量販店で下取りサービスを提供していないかチェックしてみるとよいでしょう。
引っ越し業者に引き取ってもらう
引っ越しを検討中なら、引っ越し業者に依頼すれば、古いエアコンを有料で回収してくれます。
アート引越センターやアリさんマークの引越社といった、大手の引越し業者なら、エアコンの取り外しもオプションで引き受けてくれます。
ただし、すべての引っ越し業者がエアコンの回収に対応しているわけではないため、注意してください。
エアコンの回収に対応する主な引っ越し業者は、以下です。
- アート引越センター
- サカイ引越センター
- アリさんマークの引越社
- 日本通運
- アップル引越センター
- アーク引越センター(一部店舗は非対応)
回収料金は、取り外し費用込みで、おおむね10,000円ほどです。
必要な人に譲渡する
エアコンを欲している人に譲渡するのも、ひとつの手です。
知り合いにエアコンを欲している人がいないなら、ジモティーといった地域掲示板サイトにて、貰い手を探してみるのもよいでしょう。
壊れたエアコンでも、部品取りや自力での修理を考慮し、「0円なら欲しい」と考えている方も少なくありません。
ただし、基本的に個人間のやりとりとなるため、ほかの処分方法と比較すると、トラブルが発生する可能性も高いです。
万が一、譲ったエアコンが不法投棄をされたら、譲った側にも責任が問われる恐れがあります。
無料でエアコンを処分できるのは魅力的ですが、トラブルのリスクを考慮し、譲る相手は慎重に選ぶようにしましょう。
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エアコンは、10年~13年ほどで寿命を迎える傾向にあり、寿命が近づくと、冷暖房の効きが悪くなる、水漏れするなどの不具合を起こすようになります。
近年のエアコンは省エネ性も向上しており、電気代も安くなる可能性が高いため、寿命を迎えたら、積極的に買い換えを検討すべきでしょう。
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