ペットボトルの正しい捨て方!分別方法や大量のペットボトルを処分する方法まで解説!

ペットボトルを捨てる際、どのように処分すれば良いか迷うことはよくあります。引っ越しや地域のルールの変更など、状況によってはペットボトルの捨て方に関する基準がわからないこともありますね。

そんな疑問にお答えするために、今回はペットボトルの正しい捨て方について解説します。ごみ袋を使わずに簡単に捨てる方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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ペットボトルは資源ゴミに分類される

ペットボトルは、資源ごみの一環として広くリサイクルされています。飲料や調味料などのさまざまな用途に利用され、軽量で取り扱いやすいため、ここ数十年で急速に普及しました。しかしリサイクルにはコストがかかるため、効率的な回収が求められています。

日本では回収されたペットボトルは丁寧に洗浄され、PETフレークとして再利用されます。化学分解された原料はさまざまな製品に転用され、最近では「ボトルtoボトル」技術の進展も見られます。

ただし自治体によっては細かい分別ルールが異なるため、地域ごとのガイドラインに留意することも大切です。

ペットボトルを捨てる3つの方法

ペットボトルを処分する方法は主に3つあります。

  • 分別して資源ゴミと可燃ゴミで捨てる
  • リサイクル回収ボックスに持ち込み
  • 不用品回収業者に依頼する

それぞれルールが異なるため、順番に見ていきましょう。

分別して資源ゴミと可燃ゴミで捨てる

ペットボトルを捨てる際は、分別して資源ごみや可燃ごみとして出しましょう。主な手順は以下の通りです。

  1. キャップとラベルを取り外し、中を水で洗う
  2. ペットボトルを小さくつぶして出す
  3. キャップは回収ボックスへ

ただし、汚れたペットボトルは資源ごみとして出せないこともあります。調味料などで汚れが落ちにくい場合は、自治体の指示に従って適切に分別しましょう。

ボトルをゆすいで潰して資源ごみ

ペットボトルの出し方ですが、中身をゆすいだうえ、つぶして出すのが一般的です。洗剤などを使う必要はなく、軽く水ですすぐ程度で問題ありません。

ただし自治体によってはつぶさず出すように指示されていることもあります。自治体によっては、つぶしたペットボトルが設備で処理しにくい場合があるからです。そのため、お住まいの自治体のルールをよく確認しましょう。

またペットボトルゴミは自治体ごとに決まった曜日に出すよう指定されています。必ず確認してから出しましょう。

特にアパートやマンションでは、専用のゴミ捨て場が設けられていることが一般的です。ゴミの出し時刻やルールも建物によって異なりますので、注意してください。

ラベルを可燃ゴミ

ペットボトルの本体とキャップ、そしてラベルの素材が異なることがあります。たとえば、以下のようなものでできています。

  • 本体…PET(ポリエチレンテフタレート)
  • ラベル…PS(ポリスチレン)製
  • キャップ…PP(ポリプロピレン)

素材が異なる場合、まずラベルを取り外す必要があります。ただし自治体によってはラベルを取り外さなくても良い場合もあるため、地域のルールをよく確認しましょう。そして、ラベルは燃えるごみとして捨ててください。

キャップは回収ボックスへ

ペットボトルのキャップは、プラスチック製容器包装に分類されます。これらは、プラマークがついたごみと一緒に捨てることができます。またキャップは専用の回収ボックスに捨ててもよいでしょう。

回収ボックスは以下の場所に設置されています。

  • 地域のスーパーやコンビニ
  • 薬局
  • 役所

回収ボックスで集められたキャップは、回収業者によって買い取られ、その一部はワクチンの購入費などに役立てられます。

ちなみにキャップを外した際に残ってしまう、キャップリングは外さなくても問題ありません。

キャップリングはポリプロピレンで、ペットボトル本体よりも軽い素材でできています。そのためリサイクル過程の比重選別工程で除去が可能です。

他にも中に固形のものが入っている場合は、取り出せないことがあります。その際は、本体ごと容器包装プラスチックに捨てましょう。

キャップは無理に外す必要はありません。

リサイクル回収ボックスに持ち込み

ペットボトルを回収ボックスに直接入れる方法も、簡単に捨てられるためオススメです。回収ボックスは主に以下の場所で見つかります。

  • スーパー
  • 地域のクリーンセンター
  • 公共施設

 スーパー

ペットボトルの処分方法として、スーパーや自販機の横に設置されたリサイクル回収ボックスがあります。

ペットボトルを投入するだけで、ごみ袋代がかからず無料で処分可能です。買い物のついでにこまめに持ち込める点もうれしいですね。

ただし自販機横のごみ箱は通常のごみ箱ではないため、可燃ごみやタバコの吸殻などを入れることは絶対に避けましょう。

これはリサイクル処理の妨げとなるだけでなく、汚れや臭いが発生し近隣への迷惑になる可能性もあります。

ペットボトルをリサイクル回収ボックスに投入する際は、基本的に中を洗う必要はありません。

クリーンセンター

地域のクリーンセンターにも回収ボックスが設置されていることがあります。スーパーや公共施設の回収ボックスと同様、そのまま持ち込むだけで処分可能です。

ただしクリーンセンターは駅から離れた場所にある場合がほとんど。そのため車がない人にとっては、捨てにくく感じるかもしれません。

公共施設

ペットボトル回収ボックスは、商業施設や役所といった公共施設にも設置されています。近くを探してみるとよいでしょう。

ただし場所によっては多くの人が利用するため、ペットボトルがボックスから溢れていることも。そんな時は、無理に押し込まず日を改めて持ち込みましょう。

そのまま捨てると、ペットボトルのつぶれやゆがみの原因となり、自治体によっては正しくリサイクルされない可能性があります。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者にペットボトルを回収してもらう方法もあります。不用品回収業者なら様々なサービスを提供しており、大量のペットボトルを室内からの運び出しから依頼可能です。

またペットボトル以外の不用品もまとめて回収してもらえるので、分別作業は必要ありません。回収までの流れは以下の通りです。

  1. 電話やメール、LINEなどで業者に問い合わせ
  2. 回収可能な日時や料金を確認し、予約
  3. 予約した日に作業に立ち会う
  4. 処分手数料を支払えば完了

ただし、業者選びには注意が必要です。無認可の業者を選ぶと不法投棄や高額な処理料金を請求される可能性があります。

ぼったくりの不用品回収業者についてはこちらの記事をご覧ください。

悪質な業者に依頼してしまわないよう、前もって見積もりを取り、評判や口コミをチェックすると失敗がありません。

また周りに不用品回収業者を利用した経験のある人がいれば、紹介してもらうのもよいでしょう。

3つの処分方法をメリット・デメリットで比較

ここではペットボトルの処分方法を、メリット・デメリットを踏まえて比較してみましょう。

自治体の資源ごみに出すリサイクル回収ボックス用不用品回収業者
メリット・処分場所が近い
・無料で捨てられる
・無料で処分できる
・小まめに処分できる
・日時に関係なく捨てに行ける
・自分で運び出す必要なし
・ペットボトル以外のゴミもまとめて処分できる
デメリット・曜日や時間が決まっている
・忙しい人は溜めてしまう可能性がある
・ボックスがいっぱいで捨てられない時もある
・お店の営業時間外は捨てられない
・予約が必要
・費用がかかる

自治体の資源ごみに出す場合、自宅近くに出せる点がメリットですが、タイミングによってはゴミが出せないことも。

そのため普段忙しい人は、ペットボトルを部屋に溜め込んでしまう可能性があります。また地域の回収ボックスは無料で小まめに処分できるのがメリットですが、ボックスがいっぱいだと入らず、回収を待たなければなりません。

タイミングによってはペットボトルを再び持ち帰る必要があり、手間がかかります。もし「手間も時間もかけたくない」と思ったら、不用品回収業がオススメです。

不用品回収業者なら大量のペットボトルも上限なく回収OK。分別や仕分けも必要なく、まとめてスタッフに渡すだけで処分できます。

また夜間や早朝なども指定できるため、忙しい人にもぴったりでしょう。

大量のペットボトルの処分方法

「ペットボトルを溜め込みすぎて自分では対応しきれない」と悩んだら、不用品回収業屋便利屋を利用したり、クリーンセンターへ直接持ち込むのがよいでしょう。

一度に大量のペットボトルを処分できるため、片付けに時間をかけたくない人にもぴったりです。ここでは大量のペットボトルをスムーズに処分する方法について解説します。

不用品回収業者に引き取りしてもらう

ペットボトルの処理は、少量であれば自分で行うことも可能ですが、ペットボトルの中身を水洗いしたり、キャップやラベルを剥がしたりする作業は時間と体力を必要とし、放置されたものは不快な臭いやカビが発生している可能性もあります。

そのような状況下での片付けは体力的にも精神的にも負担が大きいでしょう。特に一度に大量に処分する場合やゴミ屋敷化した状態では、不用品回収業者の力を借りてみてください。

また事業系ペットボトルと一般家庭から出るものは一般ごみとして処理できません。事業系ペットボトルは、事業者が責任を持って処理・リサイクルを行わなければならないため、一般家庭のごみと同じように扱うことはできません。

コンビニやスーパー、オフィスなどで排出されるペットボトルは、事業者が適切に処理する必要があります。不用品回収業なら、事業ゴミも回収でき、手間のかかる手続きや分別作業も不要です。

クリーンセンターに持ち込みする

ペットボトルをまとめて処分したい場合、地域のクリーンセンターへ持ち込む方法があります。大量のペットボトルもまとめて片付くため、すぐに処分したい時にもぴったり。

クリーンセンターは、住民であれば誰でも利用できますが、予約が必要となる可能性もあるため注意してくださいね。一般的な利用方法は以下の通りです。

  1. クリーンセンターへ電話やネットから予約を入れる
  2. 回収日当日に車でペットボトルを運び入れる
  3. 持ち込んだペットボトルの重さを計ってもらい、処分費用を決定する
  4. ペットボトルを施設に引き渡す
  5. 処分費用を支払えば処分完了

多くの自治体では重さごとに処分費用が設定されています。当日現金払いとなるケースも多いため、小銭を持っていくと支払いがスムーズでしょう。

ただし地域のクリーンセンターは交通の便が悪い場所にあるケースがほとんど。理由は、ある程度住宅街から離れた場所でないと、近隣住民からにおいや煙に関するクレームが発生する可能性があるためです。

自家用車がない人は、レンタルするか、手伝ってくれる人を探しておくとよいでしょう。

清掃業者・便利屋に依頼する

便利屋や専門業者ならスタッフが迅速に作業を進め、部屋をきれいにしてくれます。ペットボトルの分別など、面倒な作業も手際よく行ってくれるため、手間をかけずにスッキリした空間を取り戻すことができるでしょう。

また不要品はその日のうちに撤去してもらえるので、片付けにかかるストレスもありません。特にゴミ屋敷の片付けでお悩みの方は、専門の会社に相談してみることをオススメします。プロのアドバイスやサービスにより、きっと解決策が見つかるでしょう。

また便利屋は、家具の移動や高い場所の電気交換、不要品の処分など、一人暮らしの方や高齢者にとって大変な作業も代行してくれます。

買い物や日常生活の手伝いなど、様々なサポートも依頼することができます。生活に困ったときに手助けしてくれる便利屋は、心強い存在です。

種類別のペットボトルの処分

同じペットボトルでも、中身によって処分方法はやや異なります。例えば、ジュースが入っていたペットボトルと油が入っていたペットボトルでは、処分方法を分けなければなりません。ここではペットボトルの処分方法を種類別に見ていきましょう。

油が入っていたペットボトル

油の入っていたペットボトルは可燃ごみとして処理します。中身の油が残っている場合は、油を固めるか紙や布切れなどに染み込ませてから可燃ごみとして出してください。

また油以外にも以下のものが入ったペットボトルは処分に注意が必要です。

  • ソース
  • ドレッシング
  • 醤油

調味料のペットボトルは素材は同じでも「プラマーク」がついている場合があります。この場合、容器包装プラスチックとしての処理が求められることがあります。

また、自治体によっては油が入っていたり、汚れのひどいペットボトルは燃えるゴミとして回収している場合も。

リサイクルする際にはペットボトルが水で洗浄されますが、油やひどい汚れは落とすのが難しいため対象外とされることがあります。

各地域の自治体によって細かい分別方法が異なりますので、捨てる方法を事前に地域のホームページなどで確認しましょう。

ウォーターサーバーのペットボトル

ペットボトルを処分する際は、まずキャップとボトル底部に付いている取手を外します。

キャップは基本的にポリエチレン製で不燃ゴミとして処分されますが、自治体によっては可燃ゴミとして処理されることもあるので、事前に確認が必要です。

ウォーターボトル自体はペット製なので、地域の自治体の指示に従って処分するか、リサイクルゴミとして処理します。

ただしウォーターサーバーがレンタルである場合、ペットボトルの回収はレンタル会社が行います。そのためペットボトルの処分はレンタル会社に依頼しましょう。

一部の契約では、自主的にペットボトルを処分すると違約金が発生する可能性があるため、注意が必要です。処分方法については契約内容を確認した上で行いましょう。

ウォーターサーバー本体の処分も必要な方は、ウォーターサーバーの処分方法の記事も参考にしてみてください。

洗剤容器

洗剤容器の処分方法は、紙製とプラスチック製によって違うため注意しましょう。紙製容器は可燃ごみとして捨てることができますが、プラスチック容器は地域によって処理方法が異なります。

可燃ごみとして処分する地域では、プラスチック容器も可燃ごみとして出す必要があります。

容器は中を洗って乾かした後に処分してください。自治体によってルールが異なるため、地域のゴミ処理の指針に従って適切に処理しましょう。

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