ミシンは、衣類の修理からオリジナル作品の作成まで、幅広い用途で活躍する便利な道具です。
しかし、長年の使用や最新のモデルへの買い替えにより、不要になったミシンをどのように処分すれば良いのか、頭を悩ませる方も少なくありません。
特に、古いミシンや足踏みミシンなど、大きさや種類によっては処分方法が異なる場合があります。
この記事は以下の点について解説します。
・ミシンの8つの処分方法
・ミシンの処分費用相場
・ミシンの処分すべきタイミング
これら全てがわかります。また、古いミシンを高く売るためのコツなどについても触れていくので、不要になったミシンの処分に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
すぐに処分するなら下記から!
- 大阪で不用品回収はこちら
- 東京で不用品回収はこちら
- 静岡で不用品回収はこちら
- 福岡で不用品回収はこちら
- 愛知で不用品回収はこちら
- 埼玉で不用品回収はこちら
- 神奈川で不用品回収はこちら
- その他のエリアはこちら
ミシンは自治体により小型リサイクル法が適用
ミシンの処分には自治体が定める小型家電リサイクル法が適用される場合があります。小型家電リサイクル法は、使用済みの小型家電製品を適切にリサイクルし、資源の有効活用を促進することを目的としています。
ミシンを始めとする小型家電製品は、単にゴミとして捨てるのではなく、リサイクルの対象となることが多いです。具体的には、自治体指定の回収ボックスに廃棄することで処分できます。回収ボックスに入らない大きさのものは、専用の窓口に直接持ち込むことも可能です。
また、一部の自治体では指定の回収日に自宅まで回収に来てくれるサービスを提供している場合もあり、資源のリサイクルに貢献できます。
ただし、すべての自治体で小型家電リサイクル法が適用されているわけではないので、ミシンの処分を考えている場合は、まずは自身が居住する自治体のルールを確認することが重要です。
自治体によっては、小型家電リサイクル法の対象外となる場合や、処分に際して特定の手続きが必要となる場合もあります。ミシンの種類(普通のミシンや足踏みミシンなど)によっても、処分方法が異なる可能性がありますので、この点も併せて確認しておくとよいでしょう。
ミシンの8つの処分方法
不要になったミシンは、以下8つの方法で処分可能です。
- 自治体のゴミ回収で処分する
- 自治体の小型家電回収ボックスに入れる
- 家電量販店の小型家電リサイクル回収を利用する
- 買い替えなら販売店の下取りサービスを利用する
- 買取店・リサイクルショップに買取してもらう
- フリマアプリ・オークションサイトで販売する
- 不用品回収業者に引き取りを依頼する
- 友人・知人・ジモティーで譲る
自身の状況に合わせて、最適な方法を検討してみてください。
自治体のゴミ回収で処分する
不用になったミシンを処分する一番手軽な方法は、自治体のゴミ回収サービスを利用することです。
しかし、ミシンの処分方法はそのサイズや自治体のルールによって異なります。自治体で処分する場合、以下3つのケースに該当する場合が多いです。
- 粗大ゴミ扱いが多い
- 足踏みミシンも粗大ゴミである事が多い
- 30cm以下は不燃ゴミのケースもある
順番に解説していきます。
粗大ゴミ扱いが多い
一般的に、ミシンはそのサイズから粗大ゴミとして扱われることが多いです。粗大ゴミとして処分する場合、事前に自治体への連絡や処分券の購入が必要になります。粗大ゴミとして処分する場合の大まかな流れは以下の通りです。
- 電話またはインターネットで自治体の粗大ゴミ受付に連絡する
- 粗大ゴミ処理券(地域により名称が異なる)をコンビニやスーパーで購入する
- 処理券に受付番号や名前を記入し、ミシンに貼り付ける
- 予約した日の指定時間までにミシンを指定場所に搬出する
ミシンを粗大ゴミとして処分する場合には、他の方法と比べて処分料金を安く済ませることができますが、手間と労力がかかります。
処分の工程が自治体によって異なるため、事前に自治体のウェブサイトなどで確認しましょう。
足踏みミシンも粗大ゴミである事が多い
特に、足踏みミシンのように大きく重いミシンは、ほとんどの場合、粗大ゴミとして扱われます。
しかし、足踏みミシンはその歴史的価値やデザインから、リサイクルショップやアンティークショップでの需要がある場合もあります。
ゴミとして処分してしまう前に、一度専門店で価値を確認してみるのもおすすめです。
30cm以下は不燃ゴミのケースもある
足踏みミシンのような大型のミシンに対して、小型のミシンやポータブルミシンなど、サイズが30cm以下のものは、一部の自治体では不燃ゴミとして処分できる場合があります。
不燃ゴミとして処分できる場合には、ミシンの処分費用はかかりません。処分できるか否かは、住んでいる自治体の分別ルールによって異なります。
不燃ゴミとして回収不可な場合もあるため、粗大ゴミとして処分するとき同様に、事前に自治体のガイドラインを確認しましょう。
自治体の小型家電回収ボックスに入れる
先に解説したように、多くの自治体では、小型家電のリサイクルを促進するために、公共の場所に小型家電回収ボックスを設置しています。ミシンも、そのサイズが回収ボックスに収まるものであれば、サービスを利用して処分するできます。
この回収ボックスは、使わなくなった携帯電話やデジタルカメラなど、特定の小型家電製品を手軽にリサイクルすることが目的です。
ただし、全てのミシンがこの方法で処分できるわけではないため、使用する前には、受け入れ可能なアイテムのリストやサイズ制限を自治体のウェブサイトなどで確認することが大切です。
小型家電について詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しています。
家電量販店の小型家電リサイクル回収を利用する
家電量販店では、顧客サービスの一環として、不要になった小型家電のリサイクル回収サービスを提供しており、ミシンを含む様々な小型家電を適切にリサイクル処分できます。
店舗によっては、購入した新しい家電の配送時に古い家電を回収してくれるサービスを実施しているところもあります。店舗に持ち込む手間はありますが、基本的には無料で処分可能です。
大まかな手順は以下の通りです。
- 近くの家電量販店が小型家電のリサイクル回収を行っているか確認
- 指定された回収場所にミシンを持ち込む
- 店内に設置されている小型家電回収ボックスに入れる
利用する際には、事前に対象となる家電や回収可能な条件を確認しておくことが重要です。
買い替えなら販売店の下取りサービスを利用する
新しいミシンの購入を検討している場合、古いミシンを下取りに出す方法もあります。不要になったミシンを手放しつつ、新しいモデルを少しでも安く手に入れることが可能です。
新品購入時に古いミシンを下取りに出すことで、新しいミシンの購入価格を割引するサービスを提供しる場合もあります。
下取りの条件や割引額は販売店によって異なるため、事前に複数店舗で確認してみましょう。
また、下取りに出すミシンの状態によっては、割引額が変わることもあるため、事前に清掃や自宅でできる簡単なメンテナンスを行っておくと良いでしょう。
買取店・リサイクルショップに買取してもらう
ミシンの状態が良い場合には、買取店やリサイクルショップを利用して処分する方法もあります。売却できれば、不要になったミシンを処分できるだけでなく、臨時収入が得られます。
オンラインの買取サービスを利用することで、自宅から簡単に買取手続きを行えます。手順は以下のとおりです。
- リサイクルショップの買取条件を確認する
- リサイクルショップに連絡し、ミシンの買取を依頼する
- 査定する
- 提示価格に納得できればミシンの引き渡し、料金を受け取る
一方で、必ず売れるとは限らず状態によっては、買取を断られる可能性もあります。買取を断られた場合には他の処分方法を検討しましょう。
フリマアプリ・オークションサイトで販売する
新品に近く、状態の良いミシンであれば、フリマアプリやオークションサイトで売却して処分するのも良いでしょう。リサイクルショップと異なり、自分で販売価格を設定できる点が大きな違いです。
一方で、確実に買い取ってもらえるとは限らず、取引成立までに手間と時間を要する点はデメリットと言えるでしょう。大まかな手順は以下の通りです。
- ミシンの状態がわかるように複数枚写真を撮る
- 出品記載欄に傷や商品の特徴を書き、写真とともに出品する
- 買い手が見つかったら、商品を梱包して発送する
- 買い手が商品を受け取って評価されれば、料金が反映される
購入希望者との価格交渉や、ミシンの状態に関する質問などのやりとりが発生する点にも注意しましょう。
不用品回収業者に引き取りを依頼する
不用品回収業者を利用すれば、他の処分方法と比べて処分費用はかかりますが、手間や時間をかけずにミシンを処分することができます。
ミシン以外にも不用品があり、一度に処分したい場合や重い足踏みミシンなどの運搬が難しい場合に便利です。大まかな手順は以下の通りです。
- 不用品回収業者に電話やネットで問い合わせ
- 料金見積もりを行う
- 料金に納得したら、引き取りの日時や場所の調整
- 当日、業者が金庫等の運び出しと処分を請け負う
事前に複数の業者から見積もりを取得し、サービス内容を比較するのがおすすめです。不用品回収業者を選ぶ際は、口コミや評判をチェックしておくと、なお安心です。
問い合わせ前に「不用品回収の相場はどのくらい?」という記事をお読みいただき、回収費用の相場は抑えておきましょう。
友人・知人・ジモティーで譲る
ミシンを必要としている友人や知人、地域のコミュニティメンバーに直接譲る方法でミシンを手放す方法もあります。不要になったミシンを必要としている人に引き渡せるのでリユースになります。
譲渡する際には、ミシンの状態を正直に伝え、使い方やメンテナンス方法について説明しておくと、トラブルなく取引できます。
「地域密着型掲示板」のジモティーを使って譲る場合の大まかな手順は以下の通りです。
- ミシンの写真を複数枚撮影し、説明欄などを記入して譲渡の投稿をする
- 日程などの条件を明確にし、受け取り手と合意を形成する
- 取引が成立したら、ミシンを譲渡する
人に譲る際にも、個人間取引になるのでトラブルにならないようにミシンの譲渡方法・発送料はどちらが負担するかに関して確認しておきましょう。
古いミシン廃棄にかかる費用相場一覧
古いミシンを廃棄する際には、その方法やサービスによって費用が異なります。以下2つの処分費用を見ていきましょう。
- 普通のミシンの処分費用
- 足踏みミシンの処分費用
順番に解説していきます。
家庭用ミシン・小型ミシンの処分費用
家庭用ミシン・小型ミシンの処分費用相場は以下の通りです。
処分方法 | 家庭用ミシン・小型ミシン |
---|---|
自治体で粗大ごみとして処分 | 500円~1,000円程度 ※不燃ごみの場合はゴミ袋代のみ ※小型家電リサイクル法の対象の場合は無料 |
下取りサービスを利用 | 原則無料 ※手数料や回収費用が掛かるケースがある |
買い取り業者やリサイクルショップで売却 | 無料 |
オークションやフリマアプリで売る | 原則無料 ※梱包費用や送料が発生する場合がある |
知人・友人に引き取ってもらう | 原則無料 ※梱包費用や送料が発生する場合がある |
不用品回収業者に依頼する | 3,000円〜10,000円 |
普通のミシン、特に近年の電動ミシンは、そのコンパクトさから自治体のゴミ回収や小型家電リサイクルの対象となりやすいです。
また不用品回収業者に依頼する場合、他の処分方法と比べて費用はかかりますが、業者が運び出しや処分全て行うため、その労力を価値に置き換えるとコストパフォーマンスが良い場合もあります。
料金は大きさや不用品の量によって変動するため、見積もりを取ってみましょう。
足踏みミシンの処分費用
足踏みミシンなどの大型ミシンの処分費用相場は以下の通りです。
処分方法 | 大型ミシン |
---|---|
自治体で粗大ごみとして処分 | 1,000円~2,000円程度 |
下取りサービスを利用 | 原則無料 ※手数料や回収費用が掛かるケースがある |
買い取り業者やリサイクルショップで売却 | 無料 |
オークションやフリマアプリで売る | 原則無料 ※梱包費用や送料が発生する場合がある |
知人・友人に引き取ってもらう | 原則無料 ※梱包費用や送料が発生する場合がある |
不用品回収業者に依頼する | 10,000円〜20,000円 |
多くの自治体では足踏みミシンを粗大ゴミとして扱い、処分には粗大ゴミの回収手数料がかかります。
大型ミシンの場合は持ち運びが困難な場合も多いため、怪我をしないように注意し、場合によっては業者に依頼して運び出ししてもらいましょう。
古いミシンを高く売るためのコツ
古いミシンをより高く売るために、以下のポイントを確認しておきましょう。
- 高く売れやすいブランドか確認する
- 査定や販売前にキレイにしておく
- 付属品・説明書を纏めておく
- 動作確認を万全に行う
それぞれ解説していきます。
高く売れやすいブランドか確認する
ミシンの買取価格に大きく影響するのはそのブランドです。
一般に、シンガー、ブラザー、ジャノメなどの有名ブランドや、専門的な用途に特化した高価なモデルは、中古市場でも高価買取の対象となりやすいです。
また、ヴィンテージモデルや限定品など、希少価値の高いミシンも高価で取引されることがあります。
買取を検討する前に、インターネットで同モデルの買取相場や需要を調査し、どの程度の価格で販売されているか確認しておくと良いでしょう。
査定や販売前にキレイにしておく
ミシンの外観や清潔度は、買取価格に直接影響するので、査定前には、ミシンの表面を丁寧に掃除し、ホコリや汚れを取り除いておくことが重要です。
特に針やボビンケースなど、縫製に直接関わる部分は念入りにクリーニングし、可能であればオイルを差しておくと良いでしょう。
また、ステッチのサンプルなどを作成して動作が良好であることを示すと、買取価格が上がることがあります。
付属品・説明書を纏めておく
ミシンを売却する際、付属品や説明書のほか専用の針、ボビン、フットコントローラー、保護カバーなどの付属品が揃っていると買取価格が上がりやすくなります。
売却前に付属品や説明書をまとめておき、一緒に販売に出すようにしましょう。揃っている場合は、しっかりとアピールすることが重要です。
動作確認を万全に行う
ミシンを買取や販売に出す前に、ミシンが正常に機能しているか動作確認を行いましょう。
直線縫いやジグザグ縫いなど、基本的な縫い目がキレイに仕上がるか、糸調子やテンションの調整が正確に行えるかなども合わせてチェックしておくと安心です。
動作確認した縫い目を購入者に見せることで、信頼されやすくなります。これらの一手間で、買取価格に大きな影響を与えることがあるので、少し面倒かもしれませんがぜひ実行してみてください。
ミシンを処分すべきタイミング
気づかないうちに劣化している場合、安全面に影響が出る恐れもあるので、以下のような兆候がある場合は処分や買い替えを検討するのが良いかもしれません。
最後に、ミシンを処分すべきタイミングに関して以下を解説していきます。
- 故障して動かない・動きがおかしい
- 異音・異臭がする
- メーカーサポートや部品保持期限が終了した
- 3年以上使わずに収納されている
いずれかに当てはまる場合には処分を検討しましょう。
故障して動かない・動きがおかしい
ミシンが動かない、動きがおかしい場合は、劣化や器具が曲がったり、詰まってしまっていたりしている状態は、修理をするか、処分を検討しましょう。
修理しても性能が元の状態に戻らない可能性が高い場合は、処分のタイミングと考えるべきです。また修理費用が新しいミシンを購入する費用と同様になる場合には買い替えるのが良いでしょう。
修理の見積もりを取り、その費用と新品購入の費用を比較検討した上で、処分するかどうかを判断しましょう。
異音・異臭がする
ミシンから異音や異臭が発生する場合は、内部の部品が摩耗しているか、何らかの故障が発生している可能性があります。
異音がする場合は、ギアの損傷やベルトのずれなど、内部メカニズムに問題が生じているサインであり、早めの対処が必要です。
異臭がする場合は、モーターの過熱や内部での焼損が原因であることが多く、放置すると火災の原因にもなり得るため、すぐに使用を中止して専門の修理業者に相談しましょう。
メーカーサポートや部品保持期限が終了した
ミシンのメーカーサポートが終了したり、交換部品の保持期限が切れたりすると、将来的に故障や性能の低下が生じた際に修理が困難になります。
特に、頻繁に使用するミシンの場合、故障時に迅速な修理や部品交換ができないと大きな不便を感じることになるでしょう。
サポートや部品保持期限が終了するのと同時に新しいモデルへの買い替えを検討するのもひとつの手です。
3年以上使わずに収納されている
ミシンを購入したものの、使わずに長期間収納している状態が続いている場合は処分を検討しても良いかもしれません。
趣味や生活環境の変化により、以前は頻繁に使用していたミシンも、今では必要ないと感じることもあるでしょう。
未使用状態でも時間の経過と共に技術は陳腐化していき、より高性能な新しいモデルが市場に出ています。使える状態であれば、高値で取引できるよう早めに売却するのが良いでしょう。
ミシンを処分するなら片付け侍へ
ミシンの処分にはいくつかの方法がありますが、手間や時間をかけずに確実に処分したい場合には不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
特に大型の足踏みミシンや、自力での持ち運びが難しいミシンの場合、不用品回収業者に自宅まで取りに来てもらえるので便利です。
ただし、不用品回収業者を選ぶ際には、信頼できる業者を選択することが重要です。不透明な料金体系や、適切な処分方法を行わない業者も存在するため、サービス内容や料金、口コミなどを事前に確認し、安心して依頼できる業者を選ぶようにしましょう。
不用品回収業者「片付け侍」では365日年中無休で稼働しており、依頼すれば最短30分で駆けつけて無料見積もりを行っています。
古いミシンの処分にお困りの方は、ぜひ不用品回収業者「片付け侍」にご相談ください。
すぐに処分するなら下記から