自転車の寿命は何年?寿命のサインと長持ちのコツ、部品の寿命まで紹介!

「同じ自転車に長年乗り続けているけど、そろそろ買い換えたほうが良い…?」

「なんだか乗り心地が悪くなった気がする…この自転車はもう寿命…?」

本記事では、このような疑問を抱いている方に向けて、自転車が寿命を迎える年数の目安や、寿命が近づいた時の兆候・サインについて詳しく解説します。

寿命を迎えた自転車は、走行の快適性が著しく低下するほか、ブレーキが効かなくなったり、急な変速を起こしたりと、大きな事故につながるトラブルを起こす恐れがあります。

事故を避けるためにも、自転車の大まかな寿命目安を把握しておき、適切なタイミングで修理・買い換えを行なえるようにしましょう。

寿命を長持ちさせるコツや、処分方法など、知って損はない有益情報も多数紹介しているので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

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自転車の寿命は3年が目安

自転車の寿命年数は、屋外保管・ノーメンテナンス・部品交換一切なしの条件で推定すると、3年ほどが目安となります。

3年ほど使うと、タイヤ・チェーン・変速機などの重要部品が、摩耗や経年劣化によって故障する傾向にあります。

電動自転車の寿命についてはこちらの記事で詳しく解説しています。バッテリーの寿命についても紹介しているので、参考にしてみてください。

メンテナンスと保管により10年は持つ

タイヤ・チェーン・ブレーキなど、自転車を構成する大抵の部品は、故障したとしても交換できます。

交換の難しいフレーム部分は、寿命が10年程度といわれており、無理な衝撃を加えるなどしなければ、そう簡単には壊れません。

屋内に保管し、部品の一つひとつを丁寧にメンテナンスし続け、適切なタイミングで交換すれば、10年以上同じ自転車に乗り続けることも十分に可能です。

記事の後半にて、自転車の寿命を長持ちさせるコツについても紹介しているので、お気に入りの自転車に長く乗り続けたいと考えている方は、ぜひ目を通してみてください。

5,000kmほど走行すると部品が故障する傾向

自転車の種類や乗り方にも左右されますが、5,000kmほど走ると、タイヤやチェーン類が摩耗によって故障する傾向にあります。

通勤や通学で毎日15kmほど走行すると仮定すれば、約333日、1年に1回は部品交換をすべきタイミングが訪れるかたちです。

ママチャリの寿命も3年~10年ほど

ママチャリも、ほかの自転車と同様に3年~10年程度が寿命の目安となります。

なんとなく頑丈なイメージがあるため、部品が寿命を迎えているにもかかわらず、「まだ大丈夫だろう」と騙しだまし乗られている方も多いですが、非常に危険です。

片付け侍編集部
片付け侍編集部

チェーンが突然切れたり、ブレーキが全く効かなくなったりする恐れがあり、大事故を起こす危険性があります。

3年ほど乗り続けたタイミングで寿命を疑い、自転車店にメンテナンスを依頼するなどして、故障箇所がないか確認をしましょう。

自転車の寿命の兆候・サイン

ここからは、自転車の寿命が近づいてきたときに生じる兆候・サインについて解説します。

  • タイヤの空気の減りが早い
  • 漕ぐとカラカラ音が出る
  • ハンドル・カゴ・ボディが錆びつく
  • フレームが歪んでいる

これらの症状があらわれるようになったら、部品の交換や買い換えを検討すべきタイミングです。

タイヤの空気の減りが早い

タイヤの空気が頻繁に抜けるのは、自転車の寿命を疑うべきポイントのひとつです。

タイヤチューブやバルブ部分が、長期使用による摩耗によって不具合を起こしていると考えられます。

タイヤチューブの交換費用は、1本あたり2,000円~4,000円ほど、バルブ交換は数百円程度です。

前輪・後輪のいずれかが不具合を起こしているだけなら、基本的には問題ないですが、両方とも空気抜けするようであれば、自転車がかなり劣化している状態と考えられます。

タイヤだけでなくほかのパーツも寿命を迎えている可能性が高いため、本体の買い替えも視野に入れておいたほうがよいでしょう。

漕ぐとカラカラ音が出る

自転車を漕いでいる際に、普段と異なる「カラカラ」といった音がするようになったら、寿命のサインです。

チェーンもしくはギヤ部分が、経年劣化や摩耗によって故障しているのが原因と考えられます。

チェーンの交換だけで改善すれば比較的安価ですが、ギヤの修理が必要となれば、修理費に10,000円程度かかる場合もあります。

片付け侍編集部
片付け侍編集部

安価な自転車であれば、買い換えも視野に入れるべき症状でしょう。

ハンドル・カゴ・ボディが錆びつく

ハンドルやカゴ、ボディの錆びつきが目立ってきたら、買い換えを検討しましょう。

生じた錆によって操作不良や破損を引き起こす恐れがあり、そのまま運転するのは危険です。

錆びつきが広範囲に広がっている場合、自力での対処は困難です。

錆びつきは、一度発生すると少しずつ広がる性質があるため、錆びつきを発見したら、錆とり用の薬剤を塗るなどして早めに対処しましょう。

フレームが歪んでいる

自動車のフレームが明らかに歪んでいるなら、寿命ととらえましょう。

フレームは、乗り心地や走行性能を大きく左右する重要なパーツです。

歪みが生じると、まっすぐ走れなくなったり、カーブがスムーズに曲がれなくなったりなど、自転車がうまくコントロールできなくなる恐れがあります。

自力での改善は非常に難しく、修理費用も高額になりがちなので、新しい自転車への買い替えを検討しましょう。

自転車の寿命を長持ちさせる6つのコツ

自転車の寿命を長持ちさせるコツを、6つご紹介します。

  • 屋内で保管する
  • 雨の日乗車後はメンテナンスを入念に行なう
  • タイヤの空気が少ない状態で乗らない
  • 自転車店で定期的に点検してもらう
  • 自転車に負荷のかかる運転をしない
  • 【電動自転車】バッテリー残量がまったく無い状態で放置しない

これらに注意して乗り続ければ、寿命年数が数年は延びます。

お気に入りの愛車に長く乗り続けるためにも、ぜひ実践してみてください。

屋内で保管する

寿命を延ばしたいのであれば、自転車は屋内で保管するのが望ましいです。

自転車を構成する多くのパーツは金属やゴムでできており、紫外線や雨水に触れ続けると、劣化のスピードが早まってしまうからです。

屋内に保管すれば、盗難のリスクを格段に減らせるというメリットもあるため、高価な自転車を保有している方は特に実践したいところ。

片付け侍編集部
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室内保管がどうしても難しいようであれば、使用しないときに自転車用のカバーをかけるなど、雨水や直射日光に晒されないよう配慮しましょう。

雨の日乗車後はメンテナンスを入念に行なう

雨の日に自転車を使用した際は、乗り終わった後にメンテナンスをしましょう。

雨水がついたまま放置すると、錆びつきが発生するリスクがあり、寿命が短くなる要因となるからです。

また、雨の日の走行時は泥はねが発生しやすく、チェーンやギア部分に砂汚れが絡んでいる可能性があり、付着した砂汚れが原因で寿命が短くなる恐れもあります。

メンテナンスといっても、自転車店で行なうような本格的なことをする必要はなく、以下のような簡易的なメンテナンスで十分です。

  1. 水道水で雨水と泥汚れを洗い流す
  2. 水分をタオルで拭き取る
  3. チェーンまわり・ギア部分にメンテナンスオイルを塗布する

メンテナンスオイルは、ネット通販やサイクルショップで売っており、1,000円~2,000円程度で購入可能です。

初心者でもかんたんに扱えるスプレータイプもあるので、自転車の寿命を延ばしたいのであれば、1本だけでも試しに購入しておくとよいでしょう。

タイヤの空気が少ない状態で乗らない

タイヤの空気が少ない状態で、無理に乗り続けるのは控えましょう。

タイヤの表面や内部のチューブの劣化が早く進む恐れがあり、パンクするリスクも高くなってしまうからです。

タイヤの空気は、自然に抜けていく性質があり、たとえ乗っていなくても少しずつ抜けます。

2週間に1回程度はタイヤの空気圧をチェックする習慣をつけ、定期的に空気を補充しましょう。

自転車店で定期的に点検してもらう

自力での点検では、ブレーキの摩耗状況、チェーンの伸び具合などを適切に判断するのは、なかなか難しいものです。

「大丈夫だろう…」と不具合を見逃したまま放置すれば、致命的な故障が発生する恐れも。

定期的に自転車店へ点検を依頼し、故障する可能性の高い箇所を早期発見しましょう。

自転車に負荷のかかる運転をしない

日々の運転方法も、自転車の寿命年数を大きく左右する要素です。

急ブレーキを頻繁に行なったり、段差の乗り越えを無理にしたりなどの粗い運転を繰り返せば、自転車全体に負荷がかかり、寿命が縮まる要因になります。

【電動自転車】バッテリー残量がまったく無い状態で放置しない

電動自転車に乗られている際は、バッテリーの残量に注意しましょう。

残量がまったくない状態で放置すると、バッテリーがさらに過度な放電をしてしまい、劣化が早まってしまいます。

片付け侍編集部
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バッテリーが劣化すると、充電の減りが極端に早くなり、アシスト機能が存分に発揮できなくなります。

バッテリー残量がまったく無い状態で放置するのは控え、残量が適度に残っているタイミングで充電するようにしましょう。

自転車のパーツ別寿命目安

自転車は、さまざまな材質のパーツで構成されており、それぞれで寿命年数も異なります。

自転車のパーツ別の寿命目安を紹介するので、交換タイミングが来ていないかチェックしてみてください。

フレームの寿命

自転車のフレームに称されている素材は、鉄やアルミ、カーボンなどさまざまあり、それぞれで寿命年数も異なります。

フレームの素材ごとの平均年数は、以下のとおりです。

フレームの素材平均寿命
鉄(クロモリ)10年~20年
アルミ10年
カーボン5年~10年

寿命年数に差はあるものの、強い衝撃を与えないようにしたり、錆びつきに配慮したりすれば、どの種類のフレームも、基本的に10年程度はもつでしょう。

タイヤの寿命

タイヤの寿命は、年数だと約3年ほど、走行距離では約3,000km走った時点とされています。

寿命を迎えると、ゴムのヒビ割れや亀裂が入るなどの兆候が見られるようになります。

走行性や安全性に直結するパーツのため、実際のところは、寿命を迎える前のタイミングで交換するのが望ましいです。

変速機の寿命

変速機は、30,000kmほど走ったタイミングで、寿命を迎える傾向にあります。

寿命を迎えると、変速が重くなったり、ギアが勝手に変速したりなど、挙動が明らかにおかしくなります。

片付け侍編集部
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自力で修理するのが難しいパーツのため、操作性に異変を感じたら、自転車店に早めに相談しましょう。

ブレーキの寿命

ブレーキの寿命は、約1年~2年、走行距離で考えると2,000km~3,000kmほど走った時点が目安となります。

寿命の目安はあるものの、安全性にかかわる重要部品のため、ブレーキの効き具合にちょっとでも違和感を覚えたら、早急に自転車店に修理を依頼しましょう。

チェーンの寿命

チェーンの寿命年数目安は約5年、走行距離では3,000km程度走ったタイミングです。

寿命が近づくと、チェーンを構成する部品のスキマが少しずつ広がっていき、自転車のギア部分との嚙み合わせが悪くなって、走行性能が極端に低下します。

このような「チェーンが伸びた状態」で無理に走行すると、変速機のギアの摩耗が促進されてしまい、チェーンだけでなく変速機の故障につながる恐れもあります。

チェーンの不具合は、素人目だとなかなか気づきにくいところなので、定期的に自転車店にチェックしてもらい、早めのタイミングで対処できるようにすることをおすすめします。

ホイールの寿命

自転車のタイヤホイールの寿命は、20,000kmほど走行したタイミングが目安とされています。

ホイールの不具合の症状として多く見られるのが、リム部分の摩耗です。

リムは、ホイール外周部のブレーキシューが当たる部分のことで、ブレーキを使用するたびに摩耗し、少しずつ変形・消耗していきます。

リム部分が変形・消耗すれば、ブレーキ性能が低下し、安全性に大きな影響を及ぼすため、異変に気づき次第、ホイールごと交換をしましょう。

電動自転車の充電器・バッテリーの寿命

ここでは、電動自転車のバッテリーと充電器の寿命目安について解説します。

充電器の寿命

電動自転車の充電器の寿命は、10年~15年ほどと、比較的長持ちする傾向にあります。

基本的に長寿命ではありますが、精密部品のため、雑に扱うとかんたんに壊れる恐れもあります。

特に注意すべきなのが、接続部分にあたる金属の接触不良です。

雨に濡れたバッテリーを充電器に置いたり、乱暴に置いたりしたことが原因で、接続部分に錆びつきや変形が起こるケースが多く見られます。

接触不良の修理は素人では難しく、基本的に充電器を丸ごと交換しなければ対処できないケースも多いため、普段の取り扱いには十分注意しましょう。

バッテリーの寿命

バッテリーは、満充電を1000回行なったあたりで寿命を迎えるとされています。

片付け侍編集部
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2日に1回程度充電すると仮定した場合、4年~5年程度で寿命を迎える計算になります。

バッテリーが寿命を迎えると、充電の減りが早くなる症状があらわれるため、充電の持ちが悪くなったと感じたら、バッテリーの交換を検討するようにしましょう。

寿命が来た自転車を処分する方法

ここからは、寿命が来た自転車を処分する方法について解説します。

まず、自転車を処分する際は、防犯登録の抹消登録を忘れずに行なうようにしましょう。

抹消登録をせずに処分して、もし第三者がその自転車を悪用した場合、自転車を処分した人に責任問題が発生する恐れがあるためです。

防犯登録の抹消手続きは、自転車店や最寄りの警察署などで行なえます。抹消手続きが完了したら、以下のいずれかの方法で処分しましょう。

  • 自治体の粗大ゴミで捨てる
  • 自転車販売店に処分を依頼する
  • 知人に譲渡する
  • フリマアプリ・オークションサイトで販売する
  • 不用品回収業者に引き取りに来てもらう

それぞれの処分方法について解説します。

自転車のバッテリーやタイヤ、処分費用なども詳しく知りたい方は、自転車の処分方法、もしくは電動自転車の処分方法をご覧ください。

自治体の粗大ゴミで捨てる

自転車は、粗大ごみとして処分が可能です。

自治体によっては回収手数料がかかりますが、おおむね1,000円程度で回収してくれるため、お財布に優しい処分方法といえるでしょう。

なお、事前予約が必要だったり、持ち込みによる回収しか対応していなかったりなど、自治体によって粗大ごみの回収ルールは大きく異なります。

粗大ごみの回収ルールは、各自治体のホームページに記載されているので、事前に確認しておくようにしましょう。

自転車販売店に処分を依頼する

自転車販売店の多くは、不要な自転車の有料回収サービスを提供しています。

販売店によって回収料金は異なりますが、おおむね500~1,000円ほどで、そう高くもありません。

中には新車購入時に、古い自転車を下取りしてくれる店舗もあるため、買い換えを検討中の方には特におすすめの処分方法といえます。

片付け侍編集部
片付け侍編集部

なお、基本的に店舗への持ち込みが必要となるため、最寄りに自転車店が無い場合は、別の方法を検討したほうがよいでしょう。

知人に譲渡する

自転車を欲している人を探して譲渡するのも、ひとつの手です。

フレームに問題がなく、部品交換で再使用できる状態であれば、「タダなら欲しい」と考える方も少なくないでしょう。

もらい手を見つける手間はかかりますが、処分費用がかからなかったり、相手にも喜んでもらえたりと、メリットも多い処分方法です。

フリマアプリ・オークションサイトで販売する

少々難易度は高いですが、フリマアプリ・オークションサイトでジャンク品として販売する方法もあります。

処分予定の自転車が、有名メーカーのクロスバイクやロードバイクであれば、壊れていたとしても、それなりの値段で売れる可能性は高いです。

ただし、自転車は大きくて重量もあるため、配送料が高額になる点には注意してください。

場合によっては、配送料だけで10,000円以上かかるケースもあるため、配送料の金額を考慮したうえで、販売額を決定するようにしましょう。

不用品回収業者に引き取りに来てもらう

自転車を処分する時間がない、自転車以外にも捨てたいものが大量にある、といった際に活用したいのが、不用品回収業者です。

不用品回収業者は、土日祝日、遅い時間まで営業しているところが多く、電話1本で自宅まで訪問回収してくれるため、時間の無い方でも気軽に利用できます。

不用品回収業者に依頼するメリット・デメリットはこちらの記事を参考にしてみてください。

自転車以外にも、不要なタイヤや空気入れ、バイクなど、基本的になんでもまとめて回収してくれるので、断捨離を考えている方にもうってつけです。

処分にかかる費用は、粗大ごみとして捨てる場合と比較すると高くなる傾向にありますが、手間や時間を削減できる点を考慮すると、妥当な金額と思える方も多いはずです。

見積もりを無料で作成してくれる業者も多いため、気になった方は、試しに相談してみるとよいでしょう。

寿命が来た自転車の処分なら片付け侍へ

自転車は、3年ほど乗り続けると、タイヤやブレーキなどの部品が寿命を迎える傾向にあり、走行性や安全性が低下するようになります。

部品の交換やメンテナンスを徹底すれば、10年以上乗り続けることも可能ですが、安価な自転車であれば、早めのタイミングでの買い換えも視野に入れておいたほうがよいでしょう。

寿命が来て不要になった自転車の処分は、全国エリアに対応する不用品回収業者「片付け侍」にお任せください。

片付け侍にお任せいただければ、壊れてまったく動かなくなった自転車や、空気入れ、工具類といった不用品も、リーズナブルな料金でスピーディーに回収いたします。

お見積もりの相談も無料で承っており、もし他社よりも高いようであれば、可能な限り料金も調整いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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