数珠を処分したいけれど、神聖なものだし捨てにくい…といった悩みはありませんか?
この記事では数珠の捨て方に悩んでいる人へ向け、浄化する方法やお寺や神社に収める方法・供養の方法まで幅広く解説します。
また日ごろ使っている数珠を浄化する方法についても解説するため、数珠を手放したい人は、ぜひ最後まで読んでみください。
記事を読み終わるころには、数珠を気持ちよく処分できるようになっているはずです。
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目次
数珠の処分には厳格なルールはない
数珠(念珠)の処分方法に法的な決まりはないため、一般的なゴミとして処分して問題ありません。ただし素材によって可燃ゴミや不燃ゴミに分類されるため、自治体のルールに従いましょう。
もし「ゴミとして破棄するのは気が引ける」と悩んだら、お清めをして捨てたり、お寺に返す方法もオススメです。自分にあった方法で処分するとよいでしょう。
数珠(念珠)の捨て方8選
ここでは念珠の捨て方を7つ解説します。捨て方にルールやマナーはないため、自分が捨てやすい方法を選べば問題ありません
数珠に加え、仏壇の処分も考えている方はこちらの記事を参考にしてみてください。
一般的なゴミとして捨てる
念珠を一般ゴミとして処分する方法です。素材によって分類方法が異なるため、捨てる前に確認しましょう。
数珠によっては、紐部分と素材が異なる可能性も。その場合は分解し、分別の上捨てるのがオススメです。紐のつなぎ目をハサミやカッターで切断し、解体したうえで処分しましょう。
お清めしてゴミとして捨てる方法も
そのまま捨てるのは抵抗がある…と感じたら、お清めして捨てるとよいでしょう。お清めは以下の手順に沿って行えますが、宗派や宗教などによって異なる可能性も。予め確認しておくとスムーズです。
お清めする方法
- お経を唱える、もしくは本尊に捨てる旨を報告する
- 塩をかける
- 燃やせる素材であれば焼却する、もしくはそのまま捨てる
もし燃やせない素材が使われている場合は、そのまま封筒に入れて不燃ゴミとして出しましょう。
自宅周辺のお寺や神社に納める
使わなくなった数珠は近所の神社やお寺に供養を依頼しましょう。頼めばお焚き上げなどで供養してくれます。
長年使用した念珠には念が宿っている可能性があります。愛用していたものであればなおさらです。感謝の意味も込め、供養してもらうと気持ちよく手放せますよ。
仏具・念珠店などに引き取りをお願いする
仏具や念珠店などでは、古くなり使わなくなった数珠の回収を行っています。新しく買い替える予定があるなら、古いものを回収してもらえないか確認しましょう。
またお店によっては回収のみを行っていることも。ネットで探すと郵送で回収や供養を行っている店舗もあります。費用はかかりますが、お店が遠い場合は検討してみるとよいでしょう。
購入店に買い替え時に引き取りしてもらう
新しい念珠を購入する際、購入店で引き取ってもらえないか聞いてみましょう。ただし回収は新しい商品の購入が条件になっている可能性もあるため注意してくださいね。専門店であれば、安心して預けられるでしょう。
宅配供養サービスを利用する
自分で捨てるのに抵抗がある人は、お寺や神社・専門店などの宅配による供養サービスを利用しましょう。
数珠だけでなく、人形やぬいぐるみ・思い出の品・形見などモノには魂が宿るといわれています。そのため感謝の気持ちを込めて供養するとよいでしょう。
宅配供養サービスなら、供養したいモノを段ボールに詰めて送るだけ。専門家が丁寧にお焚き上げし、しっかりと供養してくれます。
数珠供養祭に持って行く
全国の寺や神社で毎年供養の催しが行われています。有名なものは、京都の赤山禅院で毎年11月に行われる数珠供養祭です。
供養祭当日に持ち込むか、予め郵送しておくと、お焚き上げ供養をしてもらえます。数珠は全国から受け付けているため、ゴミとして出すのに抵抗のある人は問い合わせてみるとよいでしょう。
一部の取扱店で、引き取った念珠をまとめて供養祭に送っているケースもあります。近くの念珠取り扱い店に聞いてみるとよいでしょう。
不用品回収業者にお願いする
不用品回収業者なら、数珠だけでなく不用品も同時に処分できます。仏壇や神棚といった捨てにくい物もまとめて処分OK。
他にも搬出が難しい大型家具や、粗大ゴミでは処分できない家電4品目に該当するもの(テレビ・洗濯機・冷蔵庫・エアコンなど)もまとめて回収できます。大掃除も兼ねて処分したい時にぴったりです。
不用品回収業者に依頼するメリット・デメリットを詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
庭に埋める
不要となった念珠を庭に埋める方法です。素材が天然石や木でできている商品も多く、自然に返す意味合いが込められています。
庭に適当な穴を掘り、そのまま埋めましょう。ただし他人の敷地や公共の場所に埋めるのは不法投棄となります。川や海に捨てるのも同様です。あくまでも自分の土地に埋めるようにしましょう。
故人の数珠の処分方法
故人の数珠はなかなか処分しにくいものですが、こちらも特別なルールなマナーはありません。ここでは一般的な手放し方について解説します。
葬儀の際に棺に入れる
念珠は比較的身近な仏具であり、持ち主の分身といった考え方もあります。そのため葬儀の際、棺へ一緒に納めるのが一般的。
家族の気持ちに故人が守られて四十九日を過ごせるよう、思いを込めて行うとされています。昔から念珠は亡くなられた際にあの世への旅立ちに必要といわれてきました。
しかし現在では素材によっては棺には入れられません。また無宗教で行う葬式も増え、必要ないケースも。そのため処分の際は一般的なゴミと同様か、もしくは供養するのがよいでしょう。
他にも故人の数珠を形見として引き継いでも問題ありません。先祖が残したものを受け継ぐのは、思いを繋ぐことにも繋がります。
遺品整理業者に引き取ってもらう
故人の遺品整理を考えているなら、遺品整理業者に引き取ってもらう方法も確実です。他にも、故人が使っていた日用品や家具・家電まで何でも回収してもらえます。
また遺品整理業者は不用品を回収するだけでなく、買い取ってくれるところも。業者によっては鑑定士が在籍しているため、適正な価格で買取してもらえます。
買取金額を作業費に充当もできるため、費用が抑えられるメリットも。遺品整理の進め方が分からない場合は、スタッフがサポートしてくれます。
遺品整理の料金相場や買取ができるおすすめ業者はこちらで紹介しています。
自分で処分する
故人の念珠を自分で処分しても問題ありません。念珠は位牌や仏像と異なり、本来供養が必要なものではないためです。
もし自分で一般ゴミに出す場合、中身が見えないよう封筒や半紙に包むとよいでしょう。ただし素材によって不燃ゴミと可燃ゴミに分類されます。木製は可燃ゴミ、石が使われている場合は不燃ゴミとして出すとよいでしょう。
数珠の処分費用相場
念珠を処分する際の相場は以下の通りです。予算に合わせて処分方法を検討するのもよいでしょう。
処分方法 | 処分費用(目安) |
お寺や神社に供養してもらう場合 | 1,000円~5,000円程度 |
宅配供養へ依頼する場合 | 5,000円程度(別途送料) |
自分で処分する場合 | 無料 |
数珠を自分で処分する場合は費用もかかりません。そのため安く処分したい人は、一般ゴミで出すとよいでしょう。もしゴミとして出すのに抵抗がある人は、供養がオススメです。
お寺や神社にお願いする場合は、1,000~5,000円程度で読経やお焚き上げなどをしてもらえます。供養できる神社が近くにない場合は、宅配供養を検討しましょう。
ただし送料が自己負担となるため、費用はやや高めです。念珠以外にも処分したい不用品がある場合は、不用品回収業者がよいでしょう。
トラックに乗る分なら料金が一律となる「積み放題プラン」や「定額パック」を採用している業者なら、よりリーズナブルに処分可能です。
数珠の清め方
捨てるだけでなく、数珠は定期的な浄化がオススメです。数珠に使用されている石には、「気」を溜め込む力があるといわれています。
気には良いものばかりではなく、悪いものもあります。数珠は魔除けの効果もありますが、悪い気が溜まってしまうと、石の力が弱まることも。
もちろん浄化しなくても、不幸になることはありません。しかしせっかく数珠を処分するなら、良い状態で手放したいものですよね。ここでは数珠の清め方について解説します。
太陽に当てる
数珠を太陽に当てるだけの簡単かつシンプルな浄化方法です。自然の力を利用し、数珠にパワーをチャージしましょう。朝日が昇ってから午前中までが、最も効果的といわれています。
朝起きたら日当たりの良い窓辺に置いておき、午前中のうちに回収しましょう。時間は1~3時間程度が目安です。ただし熱や紫外線に弱い石には向かない方法です。以下の石は太陽に当てないようにしてください。
太陽光に弱い数珠の例
- アクアマリン
- ラピスラズリ
- アメジスト
- ターコイズ
- ルビー
- ローズクオーツ
など
月の光を当てる
月にも数珠を浄化するパワーがあるといわれています。満月がベストであるものの、難しければいつでもOK。全ての石が浄化できるため、素材に関係なく使える方法です。月が見える晩、窓辺に数時間程度数珠を置いておきましょう。
植物の近くに置く
捨てる前に数珠を植物の近くで浄化する方法です。植物は観葉植物や花など、好きなもので問題ありません。
汚れが気になる場合は、ティッシュやガーゼの上に置いてもよいでしょう。この方法も全ての素材でできた数珠に使えます。植物の根元部分に数時間程度置いておきましょう。
塩を数珠にかける
浄化作用のある塩を使った浄化方法です。塩を直接かけてもよいですが、天然塩を器に敷き数珠を置いてもOK。
1日程度放置したら塩を洗い流し、水分を取り除きます。そのまま数珠を封筒などに入れ、ゴミに出しましょう。
種類・状況別の数珠の捨て方
数珠といっても、種類によって捨て方が異なります。また状況によっても変わってくるでしょう。ここでは様々なシチュエーションから、数珠の捨て方について見ていきます。
数珠ブレスレットの処分
100均でも買える数珠風のブレスレットは、見た目は似ていますが宗教的な意味合いはありません。そのため一般ゴミとして処分可能です。素材によって不燃ゴミや可燃ゴミとして出しましょう。
天然石や金属が使用されているなら、一般的に不燃ゴミです。処分する際は半紙やティッシュなどの白い紙に包み、感謝の気持ちを込めて手放しましょう。
しかし天然石のブレスレットをお守りとして使っていた場合、捨てにくいかもしれません。その場合は、土に埋める方法がオススメ。
天然石はもともと自然のものであるため、元の場所に返すのもよいでしょう。他にも、バラしてパワーストーンのアクセサリーにリメイクする方法もあります。オーダーメイド専門の業者もあるため、処分に迷ったら検討してみてくださいね。
切れた数珠の処分
数珠が切れてしまっても、縁起が悪いわけではありません。不幸になることもないため、まずは安心してください。数珠が切れた場合も、捨て方は同じです。
玉がバラけてしまった場合は拾い集め、紐と一緒に封筒や袋などに集めましょう。そのまま一般ゴミとして処分しても問題はありません。
気になるなら、土に埋める方法や寺や神社に納める方法を検討してみましょう。また仏具店や数珠の購入店で修理してもらう方法もあります。
他にも古い数珠を清め、リメイクしてくれるお店も。大切な数珠が切れてしまった場合は、相談してみるとよいでしょう。
宗教ごとの数珠の捨て方
数珠は宗教ごとに捨てる方法が異なります。ここでは宗派ごとの処分方法を見ていきましょう。
浄土真宗の数珠の捨て方
古くなった浄土真宗の数珠は、付き合いのある寺に納めるのが一般的な方法です。今まで自身の身代わりとしてあった大切な数珠である場合、感謝の気持ちを沿えて返納しましょう。
一般的に処分にお金はかかりませんが、供養の際に少額の気持ちが必要となるケースも。付き合いのあるお寺がない場合は、宗派の寺に相談しましょう。
自身で処分する際は、般若心経を唱えた後、清めの塩を振って庭で焼却する方法が一般的。ただし数珠が木製の場合に限ります。燃やせない場合は、塩を振ったあと封筒などに入れて一般ゴミとして処分します。
創価学会の数珠の捨て方
不要になった数珠や教本などは、市区町村の分別に従い、一般ゴミで出して問題ありません。
創価学会の場合、宗門問題以前は数珠について「開眼」と呼ばれる僧侶による特殊な施しを受けているため、勝手に処分はできないと考えられてきました。
しかし開眼は実態のないものであり、現在は虚偽であったと判明しています。しかし数珠を粗末に扱うのは抵抗がありますよね。
あくまでも仏道修行を助ける道具の一つであると認識し、処分に関しても明確な決まりはありません。気になる人は、販売店に相談してみるとよいでしょう。
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数珠だけでなく、使わなくなった家具や家電・衣類といった不用品もまとめて処分OK。引っ越し時や年末の大掃除の時期にもご利用ください。
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