「畳の色が変色してきたけど、もう寿命?」
「畳の寿命のサインや処分方法を知りたい」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
畳は日本の伝統的な建材であり、日本では長い間重宝されてきましたが、畳も他の建材同様に使用し続けると傷み、新しいものに取り替える必要や修復作業をすることが求められます。
この記事は以下の点について解説します。
・畳の寿命・張り替えのサイン
・畳を長持ちさせる方法
・不要になった畳の処分方法
これら全てがわかるので、ぜひ最後までご覧ください。
畳の寿命は適切な手入れや管理によって延ばすことができますが、知識や経験がない状態で手を加えてしまうと逆効果になる可能性があるので、理解を深めていきましょう。
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畳の寿命は10年~20年
畳の寿命は一般的に10年〜20年ほどです。
畳は張替えを行うことでさらに長く使用することができます。畳の寿命に関して以下2点に関して解説していきます。
- 使用方法・メンテナンスにより大きく差が出る
- 畳の素材により寿命が違う
順番に解説していきます。
使用方法・メンテナンスにより大きく差が出る
布団や敷物を敷きっぱなしにし、充分に換気をしなかったり、掃除をせずほこりや食べ残しを放置していたりすると、カビや痛みの原因になります。
万が一カビが生えてしまったら消毒用のエタノールで拭き取き、ダニが発生したら天日干しで駆除するようにしましょう。
また、芯材である畳床さえ再利用できれば、新しい畳を用意せずに継続して使用することができます。
畳は張替えを行うことでさらに長く使用することができますが、表面が傷ついたり、汚れてしまったからといってすぐに処分する必要はありません。
畳の素材により寿命が違う
畳はイ草が原材料として使われるイメージを持っている人が多いのでしょう。
イ草以外にも、和紙や樹脂などが使われていることもあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
材料 | 使用期間 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
イ草 | 10〜20年 | ・消臭・脱臭効果がある ・天然素材ならではの質感や香りがある | ・吸湿効果が高いため、湿度を溜め込みやすい ・ダニやカビが発生しやすい |
和紙 | 10〜20年 | ・着色が簡単なので、カラーバリエーションが豊富 | ・値段が比較的高い |
樹脂製品 | 数十年 | ・カビやダニが発生しにくい ・ひび割れや毛羽立ないため長持ちする | ・イ草のような香りがない ・傷がつきやすい |
自身の家にある畳の種類は何か確認して、メリット・デメリットを確認してみてください。買い換える際には、自身の好みに合わせた種類を選択するのが良いでしょう。
畳の寿命・張替え時のサイン
畳の使用年数によって張替えのタイミングの目安はわかりますが、それだけが判断基準ではないです以下の項目からも畳の張り替え時サインを見極めてみましょう。
- 畳表の色の劣化
- 畳表のささくれ
- 畳が薄くなる・へこむ・クッション性がない
- ダニやカビの発生
見た目や状態によって張替えを検討することをおすすめします。順番にみていきましょう。
畳表の色の劣化
銀白色や若草色から黄色や褐色へと変化したり、艶感がなくなってくる状態が劣化している基準になります。
畳表を外で干すと直射日光の影響で色あせや変色が進んでしまう可能性もあるため、日陰で風通しの良い場所で畳干しするのがおすすめです。
また、外に干していなくても部屋の中に直射日光が入ってしまうと、変色の原因になります。カーテンやブラインドを窓に設置することで、直射日光を避けられます。
畳表のささくれ
表側がボロボロとしてきて、擦り切れやささくれができ始めると交換の目安になります。
多少ならそこまで気にする必要はありませんが、所々で破れが目立ちはじめると足に刺さることや靴下などの繊維に入り込む恐れがあります。傷んでいると感じ始めたら交換した方が良いです。
また畳本来の美しさが失われてしまうため、部屋のイメージを崩さないためにも修理や買い替えを検討しましょう。
畳が薄くなる・へこむ・クッション性がない
畳の上を歩くと一部分が薄くなったり、重い家具や物を置いてしまったことでへこんでしまったりする状態の畳は交換した方が良いでしょう。
畳は、繊維が圧力によって潰されることで繊維同士が密着し、その結果クッション性が失われてしまいます。足元に段差ができてしまったり、畳表がずれると転びやすくなり、生活する上でも不便です。
畳の下地に深刻なダメージを負ってしまうと、畳全体の耐久性や快適性が損なわれてしまいます。
ダニやカビの発生
長年畳を使用していると人間の汗や皮脂、食べこぼしによって汚れていき、害虫が発生する恐れがあります。
また、気温15〜30℃湿度70%以上の状態でほこりや食べかすがあると黒カビが生えます。
肌荒れをはじめ、健康に害をきたす恐れがあるため、当てはまった場合には早めに張り替えや処分を検討しましょう。
寿命が過ぎた畳を使い続けるデメリット
新しい畳を購入し交換するには、時間も労力がかかるため、ついつい億劫になってしまいがちです。
しかし、古い畳を使用すると思わぬ被害を受けることになるのでデメリットも理解して張り替えや処分を検討しましょう。
- 害虫が多く住み着く
- ささくれが皮膚や衣類に刺さる
順番に解説していきます。
害虫が多く住み着く
古い畳は害虫にとって餌が豊富で繁殖がしやすい環境です。
特にダニは人を刺し病気を媒介したり、ダニの死骸やふんによってアレルギー反応を起こすリスクがあります。
天日干し以外にも布団乾燥機で60℃以上の熱風に当てたり、殺虫剤を吹きかけたりすることで退治できますが、畳の状況によっては新調した方が安く済みます。
放置すると繁殖してしまうので、早めに対処するようにしましょう。
ささくれが皮膚や衣類に刺さる
経年劣化や畳の傷、擦れにより畳の素材がもろくなって、ささくれができることがあります。
畳の隅っこにできたささくれだからと油断して放置していると、何気なく踏んでしまい棘がさる危険性もあります。特に子どもやペットがいる家の場合は、畳の部屋に入れないように注意が必要です。
また、衣服に引っかかってしまい、穴があくことや傷んでしまう原因になります。
見た目が損なわれてしまいますが、ささくれをハサミやカッターでカットし、接着剤で補修するなど応急処置を行うことで、ケガの予防になります。
見た目が寿命でも張替えで対応もできる
畳の見た目が劣化してきたからといって、いきなり新しい畳にする必要はありません。畳は畳床、畳縁、畳表の3つのパーツに分かれ、傷んだ部位だけを交換すればまだ使うことができます。
張り替えの方法は以下の2種類です。
- 裏返し
- 表替え
それぞれみていきましょう。
表返し
畳の表が傷んできても裏返しにすることでさらに使い続けることが可能です。一般的には、畳は表裏を使うことで繰り返し使用することができます。裏返しすれば、費用を大幅に下げつつ、古い畳自体を処分しないので、環境にも優しいです。
一方で、害虫のいる畳の場合は、根本的に解決しなければ繁殖する可能性があるので、注意が必要です。
和紙や樹脂製品の場合、表返しができない可能性もあるので、専門店に確認しておきましょう。業者の工場へ持っていくことで交換でき、半日から1日ほどかかります。
交換時期の目安は片面4〜7年です。
表替え
畳の土台となる畳床を残したまま、畳表と畳縁を交換する方法もあります。畳床は基本10〜20年使用すれば交換の対象になりますが、丁寧に使用すれば40〜50年使うことが可能です。
こちらも業者の工場に持ち込めば、半日から1日で交換作業は完了します。もし自分で行う場合、畳表と畳縁を取り外し付け替える作業が必要です。
表替え作業は慣れていないと時間がかかるので手先が器用だったり、趣味でDIYを行っていたりする人以外は、業者を利用することをおすすめします。
高温多湿は畳にとって天敵なので、梅雨入りからお盆にかけての夏の時期に張替えは避けましょう。
畳の寿命を延ばすコツ
どうしても劣化は避けられないものですが、畳は新調するのに7,500〜2万円ほどかかります。毎日使用するものだからこそ、大切に使って頻繁に交換することは避けましょう。
ここでは、畳の寿命を延ばすコツに関して5つ紹介します。
- 室内の通気性
- 室内の湿度を下げる
- 表面を傷つけないようにする
- こまめに掃除・日陰干しをする
- 重量が重いものを置き続けない
順番に解説していきます。
室内の通気性
畳は床材の中でも水分を吸収しやすいです。湿気が強いところで保管すると畳が痛みやすくなるので、窓を開けるなどで通気性の良いところで管理しましょう。
また水やジュースなどをこぼしてしまった時はすぐに拭き取ってください。畳の下に下敷きやマットを敷くことで空気の層が発生し、湿気から守ることができます。
室内の湿度を下げる
室内の湿度が高いとカビの温床になり得ます。部屋の大きさにあった除湿器を使用したり、加湿器の長時間の使用は控えましょう。
また、畳に家具を置くときは、家具同士や壁、床に隙間を設けることで風が通りやすくなり、湿度を下げることができます。カビが発生する湿度75%以下に調整をしましょう。
畳は乾燥しすぎると硬くなってしまうので、合わせて注意が必要です。
表面を傷つけないようにする
家具をずらすときや物を運ぶときは引きずったり落とさないように注意しましょう。家具の角や先端が尖ったものを落とすと畳の表面に傷がついてしまいます。
物を運ぶ際には、掃除機を雑巾で拭いたり、畳の目に沿って拭き取ることで畳の表面を保護しましょう。
重いものを運搬するときはキャスターなど車輪がついているものを利用して移動さる方法もおすすめです。
こまめに掃除・日陰干しをする
常に清潔し、日陰干しすることで畳を長持ちさせることができます。掃除する際には、やってはいけない以下3つの掃除方法を知っておきましょう。
- 重曹を使用する場合、畳の黄ばみの原因に
- 漂白剤や強力な洗剤を使用する場合、イ草を痛める可能性
- 粘着性のテープを使う場合、毛羽立ちやほつれを招く可能性
汚れがついている場合は、水ふきで軽く叩きながら拭くのがおすすめです。
重量が重いものを置き続けない
テーブルや箪笥のような重量のある家具は、なるべく畳の上に置かないようにしましょう。重量のあるものを置き続けると重さで畳に凹みができてしまい、クッション性が損なわれます。
どうしても重量のあるものを畳に配置する場合には、敷物や板を敷くとカビが発生してしまうため、コルク素材の防止マットや耐震ゴムを使うのがおすすめです。
一定の圧力や負荷から畳を守ることが長持ちをさせるコツになります。
寿命が来た畳の捨て方
畳を新調または張替えした場合、古い畳を処分する必要があります。寿命がきた畳の捨て方は以下の5つの方法があります。
- 可燃ゴミとして処分する
- 粗大ゴミで捨てる
- 畳専門店に処分してもらう
- 不用品回収業者に引き取りを依頼する
- 家具引き取りサービスを利用
- 畳を燃やして処分
順番に解説していきます。
畳の処分について処分費用などもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
可燃ゴミとして処分する
畳はイ草や和紙など燃えやすい材料のため可燃ゴミとして処分可能ですが、その場合、分解して処分しなければなりません。
分解する場合には、畳は丈夫な建材のため、解体するのに予想以上の労力がかかります。可燃ゴミとして処分する場合や時間と労力がかかることを覚悟しておきましょう。
樹脂で作られた畳は燃えるゴミではなく、資源ゴミとして処分する場合もあります。自治体によって、分別方法や解体しても可燃ゴミとして処分してもらえない場合もあるので事前に確認しておくようにしましょう。
粗大ゴミで捨てる
粗大ゴミとして自治体に回収してもらう場合には、解体の必要はありませんが手続きが必要になります。大まかな手順は以下の通りです。
- サイト上や電話を通して粗大ごみ処分の申し込みを行う
- コンビニやスーパーで指定された手数料の「粗大ごみ処理券」を購入する
- 購入した「粗大ごみ処理券」を処分する畳の目立つところに貼り付ける
- 自治体の指示に従い、指定された日に畳を運び出す
自治体によって料金は変わりますが、1枚につき300〜1,500円ほどで処分可能です。厚さにもよりますが10kg前後の畳を運ぶ必要があり、複数人で運ぶことをおすすめします。
無理に運び出そうとすると床や壁に傷をつけたり、怪我のリスクがあるので注意しましょう。
不用品回収業者に依頼すれば、現場に赴き業者が運び出しから処分まで請け負います。
畳専門店に処分してもらう
畳の専門店で買い替えすれば、不要になった畳を処分してもらうことができます。一部の店舗では、不要になった畳を無料で回収していますが、ほとんどが有料で回収しています。
張替えのときのみしか引き取ってもらえない場合やその逆に、新規購入や張り替えをしなくても引き取ってもらえる場合もあるので事前に確認してみましょう。
出張運び出しサービスを行っている店舗もあるので手間少なく処分できます。
不用品回収業者に引き取りを依頼する
不用品回収業者へ依頼すれば、他の処分方法と比べて料金はかかりますが、時間や労力かけずに処分可能です。
自治体の粗大ゴミ回収と違い、即日中に対応してくれ、畳以外の不用品も合わせて回収してもらえます。大まかな手続きは以下の通りです。
- 不用品回収業者に電話やネットで問い合わせ
- 料金見積もりを行う
- 料金に納得したら、引き取りの日時や場所を確定
- 当日、業者が畳等の運び出しと処分を請け負う
料金は業者や選択するプランによって異なるため、見積もりを取って確認してみましょう。
依頼者は、依頼と料金に納得したら業者がくる日程を確定するだけで、運び出しから処分まで全て業者が行ってくれます。
中には悪徳企業も存在するので、依頼前に古物商許可や一般廃棄物収集運搬許可を取得しているか確認しておくようにしましょう。
ぼったくりの不用品回収業者の手口や事例についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
家具引き取りサービスを利用
別の家具を使いたいと考えている場合には、家具引き取りサービスを利用して畳を処分する方法があります。多くの場合、実店舗に直接運び込む必要があり、労力がかかります。
ただし、引き取りサービスの内容は家具店によって異なり、無料で引き取ってくれるところもあれば、有料での引き取りになるところもあるので注意が必要です。
同種・同量の家具を購入する際に引き取りなど条件がある場合もあるので、事前にサイトや電話で確認しておくようにしましょう。
畳を燃やして処分
最後に、業者や自治体のサービスを使用せず、自分で燃やして処理する「野焼き」という方法もありますが、原則禁止されています。
畳にはダイオキシンなどの有害物質が出る確率は低いのですが、周囲に民家があると煙によって建物が汚れたり、洗濯物に匂いがついてしまうなど、トラブルを引き起こす可能性が高いです。
畳は然るべき団体や業者に処分してもらいましょう。
寿命が来た畳の処分なら片付け侍へ
畳は適正な管理やメンテナンスを行えば半世紀にわたって使用することができます。しかし、どうしても劣化が避けられないのが現実です。
畳の処分にはいくつかの方法がありますが、手間や時間をかけずに確実に処分したい場合には不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
中でも不用品回収業者「片付け侍」では365日年中無休で稼働しており、依頼すれば最短30分で駆けつけて無料見積もりを行っています。
すぐに処分したい場合や畳の他にも不用品がたくさんある場合には、「片付け侍」にお任せください。料金は、不用品の量やによって異なるので、まずは無料見積もりから検討してみましょう。
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