大切なご家族が亡くなった場合、必要な手続きはたくさんあります。その中でも、遺品として残された衣類の整理に苦労している人も多いのではないでしょうか。
故人の衣類を処分する際、愛着のあるものが多くて困ることも。いつかは手放さなければならないと思っていても、その一着一着には多くの思い出がつまっています。この記事では、衣類の処分時期や方法について詳しく紹介します。
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目次
亡くなった人の衣類の処分する5つの時期
最愛の人がこの世を去った後、いつその衣類を整理すべきなのでしょうか?考えられるタイミングは以下の通りです。
- 遺品整理・形見分けを話し合うとき
- 賃貸住宅の契約を解除するとき
- 他の不用品処分と同時のタイミング
- 相続税の申告・納付前
- 気分が落ち着いたとき
ただし必ずこのタイミングで処分すべきだという明確な基準はありません。亡くなった方の生前の意向や、家族・親族の感情、服の保存状態などを考慮して決断しましょう。
遺品整理・形見分けを話し合うとき
親族や家族が集まりやすい機会に、衣類の整理や形見分けを兼ねて処分しましょう。四十九日や百日法要、一周忌などの催しがそのタイミングとして適しています。トラブルを避けるためにも、あらかじめ話し合ったうえで進めましょう。
特に状態の良いものや着られるデザインの衣類は、家族や親せきにとって大切な形見となる可能性があります。事前に整理を行い、親族が集まるタイミングに合わせて分別しておくとスムーズに作業が進みますよ。
遺品整理における服・衣類の整理手順はこちらの記事で解説しています。
賃貸住宅の契約を解除するとき
賃貸物件に住んでいた場合、遺品をそのままにしておくと家賃が発生し続けてしまうため、早めの処分が大切です。
しかし家族が遠方に住んでいる場合など、すぐに持ち出すことが難しい場合も。このような場合は、大家や管理会社と相談してみましょう。ただし室内の片付けが完了するまでは、賃料が発生し続ける可能性は高いです。
また戸建てで一人暮らしをしていた場合でも同様です。空き家の状態によっては固定資産税が高くなる恐れがあり、火災や不法投棄などのリスクも考慮しなければなりません。
賃貸物件であればもちろん、戸建てであってもできるだけ早く遺品の整理を行い、賃貸契約を解除してしまうのがよいでしょう。
もしすぐに片付けるのが難しいなら、一旦レンタルボックスやマンスリーマンションなどに荷物を移すのもよい方法です。
落ち着いた時期を見計らって、整理しましょう。
他の不用品処分と同時のタイミング
遺品整理を行う際に、他の不用品と一緒に処分してしまうのもよいでしょう。片付けが一度に進むため、何度も整理整頓の時間が取れない人にもおすすめ。
ただし何でもかんでも捨ててしまうと、後で後悔することになるかもしれません。他の不用品と混ざって大切な衣類を誤って捨ててしまわないよう、仕分けはしっかりと行いましょう。
相続税の申告・納付前
四十九日を過ぎてから遺品整理を行う際、相続税の申告前に整理をするケースが多く見られます。
相続税は、引き継ぐ財産の金額によって必ず発生するわけではありませんが、申告の時期は四十九日以降を目安にすることが一般的です。
相続税の申告期限は死亡の10か月後に設定されており、財産を調査して申告書を作成するには数か月かかることもあるからです。税金が絡む際は、以下の方法で片付けを進めていきましょう。
- 故人の財産状況を確認する
- 税金の申告をする
- 身の回りのものの整理作業に入る
そのため財産の整理はできるだけ早めに取りかかりましょう。財産の総額が相続税の基礎控除額以下であれば、相続税はかからないこともありますが、その判断ができるのは財産を整理してからです。
財産の整理が終われば、次に故人の身の回りのものを整理します。四十九日を過ぎた後でも、相続税の手続きに支障がない範囲で整理を進めることが重要です。
相続手続きと遺品整理を適切に行うことで、トラブルを避けつつ、故人の遺志を尊重することができます。
気分が落ち着いたとき
家族が故人の住んでいた家に住み続ける場合や、相続税がかかりそうな遺品がない場合は、気持ちの整理がついたタイミングで衣類を処分してもよいでしょう。
ただし、年月が経ちすぎると、遺品整理自体が面倒に感じられることもあります。そのため処分を始める時期は、ある程度決めておくことが大切です。
家族が亡くなってからしばらくは、さまざまな手続きや喪失感の中で忙しく、整理作業が進まないことも。手続きが一段落し、気持ちが落ち着いたタイミングで遺品整理を始めてかまいません。
亡くなった人の衣類を処分する方法
遺品整理を行う際、出てきた不要な衣類の処分方法は様々です。ここでは、6つの方法を紹介します
- 一般ゴミとして出す
- NPO法人や支援団体に寄付をする
- 遺品整理・不用品回収業者に依頼する
- リサイクルショップに買取してもらう
- フリマアプリ・オークションサイトで販売する
- 供養してお焚き上げする
故人の衣類を適切に処分することで、故人の思い出を大切にしながら、新たな一歩を踏み出すことができるでしょう。
衣類の処分について、売るか捨てるか迷っている方は、衣類の処分方法で買取先なども含めてより詳しく解説しています。
一般ゴミとして出す
故人の衣類を処分する際、家庭ごみや一般ごみとして処分する方法があります。しかし衣類は自治体によって燃えるごみや資源ごみとして扱われることもあるため注意しましょう。
また処分方法は地域によって異なることがありますので、自治体のルールを事前に確認してくださいね。
この方法は、量が少ない場合に限り、大量処分には向いていません。量が多い場合やルールによっては一度に回収してもらえない場合もあるため、地域の清掃センターに直接持ち込む方法も検討しましょう。
また衣類が古くて破損していたり、生地が傷んでいる場合も、可燃ごみとして処分することになります。自治体のルールに従って、決められた日に出すようにしましょう。
NPO法人や支援団体に寄付をする
不要な衣類を寄付すると、衣類を必要とする人々に直接役立てられます。寄付の際は認定NPO法人など、活動内容のはっきりとした団体を選ぶことが大切です。
まだ使えそうな衣類は寄付をすることで、社会貢献ができます。寄付された古着は、アジアやアフリカなどの国に送られ、有効活用されることも。例えば以下の団体で募集を行っていることが多いです。
- NPO法人
- 児童養護施設
- 老人ホーム
- 医療関係施設
- 自治体
また、故人の衣類を供養することも一つの方法です。お寺や神社に持ち込み、供養してもらうことで、気持ちを楽にすることができます。
お寺や神社によっては、お焚き上げでの供養も行っている場合がありますので、問い合わせてみるとよいでしょう。
遺品整理・不用品回収業者に依頼する
衣類の量が多い場合や、他にも処分する遺品がある場合は、不用品回収業者を利用することをおすすめします。
不用品回収業者に依頼すれば、いつでも取りに来てもらえるため、手間がかかりません。中には買い取りを行っている業者もあり、売却可能な衣類があれば査定してくれ、現金に変えることも可能です。
遺品の量が多い場合や、手間をかけずに処分したい場合は、不用品回収業者を利用することで、スムーズに遺品整理を行うことができるでしょう。
衣類の量が多く、家族や親族だけで処分するのが大変な場合も、不用品回収業者を利用すると解決できます。遺品整理業者も同様に、不要な衣類をまとめて処分してくれます。
料金はかかりますが、手間を節約できるので、忙しい人や手間をかけたくない人にとっては便利でしょう。
不用品回収業者と遺品整理業者は依頼できる内容が異なりますが、両方できる業者もいます。詳しくは遺品整理業者と不用品回収業者の違いの記事をご覧ください。
リサイクルショップに買取してもらう
不要になった衣類を処分する方法として、リサイクルショップや専門業者に売却することがあります。まだ着られる状態の古着を買い取ってくれるため、特にブランド品であれば高値がつくこともあります。
リサイクルショップでは、持ち込んだその場で査定をしてもらえるため、早急に処分したい場合に最適。
ただしノーブランドの品や汚れのついた品は買い取ってもらえない可能性があるので、事前にチェックしておきましょう。
また、着物や洋服など特定の衣類に特化した専門業者も増えています。専門業者は、ジャンルの知識が豊富なため、良いものであればリサイクルショップよりも高値で売却できる可能性があります。価値のある衣類を処分する際には、専門業者に相談するのも一つの方法です。
フリマアプリ・オークションサイトで販売する
出品の文章を考え、発送の手配をする必要がありますが、人気の品であれば古着屋やリサイクルショップよりも高く売れる可能性があります。
出品の手順は以下の通りです。
- フリマアプリにアカウントを作成する。
- 出品したい商品の写真を撮影する。
- 商品の詳細情報を入力する(ブランド名、サイズ、状態など)。
- 価格を設定する。
- 出品を完了し、商品が公開されるのを待つ。
- 購入希望者からの問い合わせや値下げ交渉に対応する。
- 取引が成立したら、発送手続きを行う。
衣類は身に着けるものであり、新たな持ち主のもとで大切にされることを想像すれば、気持ちよく処分できるでしょう。
そのため、売却する前には衣類を綺麗に洗濯し、整理整頓しておくことが大切です。処分する衣類が次の持ち主にとって特別な意味を持つこともあるでしょうから、その価値を最大限に引き出すためにも、丁寧な扱いを心掛けましょう。
供養してお焚き上げする
神社やお寺では、衣類の供養を受け付けていることがあります。供養の受付方法や持ち込みの手順は、各施設によって異なるため、事前に確認が必要です。遠方にいる場合は、宅配での供養を受け付けている場合もあるため、調べてみましょう。
故人の衣類を供養することで、気持ちを楽にすることができます。お寺や神社では、お焚き上げという形で供養することも。人形や数珠など衣類以外にも処分に困るものがあれば、一緒に供養すると良いでしょう。
衣類が売却や形見分けの対象にならず、捨てることがもったいないと感じる場合も、お焚き上げを考えてみてくださいね。
亡くなった人の衣類を処分する際の注意点
ここでは亡くなった人の衣類と処分する際の注意点について解説します。
処分・買取・残すもので分類する
遺品整理は、故人との思い出を整理すると同時に、新たなステップへ進むための重要な作業です。中でも、衣類の整理は特に感情的な面が強く、悩ましいところでもあります。悩んだら、衣類を以下の分類に分けましょう。
- 衣類を残す
- 捨てる
- 保留にする
まずは、残すべき衣類を選びましょう。残しておくべき衣類を選ぶ際には、以下のポイントをチェックします。
- 思い出の品かどうか
- まだ着られる状態か
- 着る以外の使い道はありそうか
- 形見分けしたいか
- 売却できそうか
特に状態の良い衣類は売却して処分することもできるため、まだ着ることができそうな服は残しておきましょう。
捨てるものに関しては、服の状態が悪くて売却や再利用ができないものを捨てることになります。特別な思い出がない限り、これらの衣類は捨ててしまっても問題ありません。
整理作業では、手を止めずに進めることが重要です。迷った場合は、一旦保留にして後で再度分類することもできます。気持ちが落ち着いた時に、保留分を見直すことで整理がよりスムーズに進むでしょう。
遺言書・エンディングノートを確認
遺品整理の際、故人の遺言書やエンディングノートがあれば内容を確認しましょう。故人が生前にどのような遺志を残していたかが記されていることがあります。
特に衣類の処分方法や残しておきたい品物について言及されている場合もありますので、これらの遺志を尊重することが大切です。
ただし遺言書の場合、無断で開封して内容を読むと無効となるケースもあります。悩んだら専門家に相談し、立会いのもと内容を確認してくださいね。
エンディングノートは法的な効力はありませんが、遺言書が正しく作成されていれば法的な効力を持ちます。遺言書やエンディングノートがあれば、故人の遺志に沿って処分を進めることができるでしょう。
故人の遺志を尊重して、整理作業を行うことで、思い出を大切にしながら新たなステップへ進むことができます。
衣類のポケットの中をチェックする
遺品整理で故人の衣類を整理する場合、衣類のポケットの中身を確認しましょう。現金や貴金属、重要書類など、貴重なものが入っている可能性があります。
特にジャケットやズボンなどの上着や下着には、多くのポケットが付いていることも。一つひとつ丁寧にチェックすることが不可欠です。細心の注意を払いながら確認しましょう。
また、衣類同士の間に挟まっていることもあるため、畳んでしまった衣類は広げて確認するとよいでしょう。大切な遺品や重要書類などが見つかることで、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。
亡くなった人の衣類の処分は片付け侍へ
衣類などの遺品整理は、思い入れから、予想より時間がかかることも。またすべてを自分や家族だけで片付けるのは難しいこともあるでしょう。
もし遺品整理の進め方に悩んだら、片付け侍へご相談ください。経験豊富なスタッフが丁寧に、かつ迅速に遺品を整理し、大切なものを見逃さないよう細心の注意を払います。思い出の品や供養品に至るまで、遺族の方々の意向にそって丁寧に扱います。
また、他社やリサイクルショップでは買い取りが難しいとされた品物でも、片付け侍ならば買い取ることができる場合もあります。処分してしまう前に、一度ご相談ください。
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