「不要になったビデオテープって何ゴミで処分するの?」
「大量のビデオテープを安全に処分するにはどうすればいいの?」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
ビデオテープは、個人情報を含むものもあれば、まだ見れる状態でもったいなくて捨てられずに放置してしまっているものもあるでしょう。
この記事は以下の点について解説します。
・ビデオテープの処分方法
・ビデオテープをデジタル化する方法
・ビデオテープを処分する際の注意点
これら全てがわかるので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
ビデオテープは何ゴミ?
一般的にビデオテープは「燃えるゴミ」に分類されることが多いです。
多くの地域ではビデオテープの処分が無料ですが、場所によっては300円から500円程度の料金が発生することもあります。
また、自治体によってはビデオテープの本体と磁気テープを分けて処分するよう指定しているところもあります。
自治体により対応が違うため確認が必要
ビデオテープの分別は、住んでいる地域によって異なり、以下のいずれかに分類されることが多いです。
- 燃えるゴミ
- 燃えないゴミ
- 資源ゴミ
- プラスチックゴミ
例えば、東京都渋谷区ではビデオテープは「可燃ごみ」として扱われますが、京都市では「資源物」として別途回収されます。
処分方法も自治体によって異なり、ビデオテープをそのままゴミ袋に入れて捨てることができる場合もあれば、中の磁気テープを「燃えるゴミ」として、外側のケースを「燃えないゴミ」として分けて処分する必要がある場合もあります。
ビデオテープを一度に多量に処分する場合は、地域によっては一定量(例えば30本まで)の制限がある点も留意しておきましょう。
ビデオテープの処分方法一覧
ビデオテープを処分する方法は、以下の方法があります。
- 家庭ゴミで処分する
- 不用品回収業者に回収を依頼する
- リサイクルショップで買取してもらう
- ビデオテープの買取業者に買取してもらう
- フリマアプリ・オークションサイトで販売する
- 知人・ジモティで譲る
順番に解説していきます。
家庭ゴミで処分する
家庭ゴミとしてビデオテープを処分すれば、費用をかけずにビデオテープを処分できます。
ほとんどの場合、ビデオテープは「可燃ごみ」として処理されますが、自治体によっては「不燃ごみ」や「資源ごみ」として分類することもあります。
分解して磁気テープとケースを別々に処分する必要がある自治体もあります。ビデオテープを処分する前に必ず住んでいる自治体の分類ルールを確認しましょう。
不用品回収業者に回収を依頼する
自治体の回収では対応が難しい場合や即時に処理を希望する場合には、不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。
自宅にいながらビデオテープをはじめとする様々な不要品を手軽に処分できるメリットがあります。特に、大量にある場合や他の不要品と一緒に処分したい場合に便利です。
急ぎで処分したい場合にも対応してくれる業者が多く、タイミングが合えば即日回収も可能です。
不用品回収業者に依頼する際の費用は、単品回収やトラック詰め放題など様々な費用体系があります。
一般的な費用相場は以下の通りです。
- 軽トラック:約10,000円〜20,000円
- 2トントラック:約30,000円〜40,000円
この料金は、トラック一台分での一律料金設定が多く、大量に処分したい場合に適しています。業者によって料金体系が異なるため、事前に複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。
複数の業者から優良業者を選ぶにはポイントがあるため、不用品回収業者の選び方の記事で紹介しています。
リサイクルショップで買取してもらう
希少性の高いビデオテープや未使用品であれば、リサイクルショップで買取してもらう方法があります。
映像の乱れがなく、テープやパッケージに傷や汚れがないものが買取されやすいです。また、シリーズもののビデオテープは全巻揃っている方が価値が高まります。
流れは以下の通りです。
- ビデオテープがリサイクルショップの買取基準に合致しているかを確認
- 直接店舗に持ち込むか、オンライン査定サービスを利用して、査定の依頼
- 査定額の提示
- 納得がいけば、ビデオテープを引き渡し、買取金額を受け取る
少しでも査定額を上げたい場合は、テープやケースを清潔に保ち、見た目を良くしておくと良いでしょう。
多くの場合、リサイクルショップでの買取価格はオークションサイトやフリマアプリでの販売価格に比べて低めに設定されている場合が多い点が欠点ですが、買取してもらえれば早い段階で処分可能です。
ビデオテープの買取業者に買取してもらう
ビデオテープの買取業者に買取してもらう方法もビデオテープを手放す際のひとつの手段です。買取してもらえれば、不要なビデオテープから臨時収入を得ることができます。
特に、市販のアニメや映画、廃盤となった作品やDVD化されていないコンテンツなどは、買取対象として高い価値を持つことがあります。
近くに適切な買取店がない場合でも、宅配買取サービスを利用することで、自宅から手軽に買取手続きを進めることも可能です。
個人が撮影したホームビデオや再生市場での需要が少ないテープは、買取を断られる可能性があるので、売却の条件を確認しておくようにしましょう。
以下の店舗のビデオテープの買取に関して解説していきます。
- AOBOAD
- 買取王子
- あおば堂
- ハードオフ
- 宅音便
- 駿河屋
- 買取店ざうるす
- 高く売れるドットコム
順番にみていきましょう。
AOBOAD
AOBOADはチラシやポスター、動画編集などをはじめとするデザインサービスです。
動画編集依頼などのサービスはありますが、ビデオ買取などは行っていません。
参考:AOBOAD公式
買取王子
買取王子では、DVD・本・ブランド品・家電・ゴルフ・フィギュアなど様々な買取サービスを行っています。
中でも、邦楽や洋楽、ジャズなどミュージックビデオのDVD・ブルーレイの買取依頼が可能で、宅配買取してもらえます。汚れや傷がある場合でも買取可能です。
以下の項目に該当する場合は、買取してもらえないので注意しましょう。
- ビデオテープ(VHS)/ DVD-R / レーザーディスク(LD)/ HDDVD / ビデオCD
- ディスクが割れているもの
- ディスクが変色(日焼け)しているもの
- 「サンプル」「見本品」の刻印が入ったもの
- 海賊版(コピー品)
- レンタルケースに入ったもの
- 特殊パッケージが破損したもの
- 違法の可能性のあるタイトル
- 弊社にて取り扱いが適切でないと判断された作品
該当した場合には、着払いで返送される場合があります。
参考:買取王子公式
あおば堂
あおば堂は、本・CD・DVD・ゲームなどの販売や買取を行っている会社です。
ミュージックライブ、時代劇、アイドルやジャニーズ、戦前のフィルムなど様々なビデオテープの買取を承っていますが、洋画や邦画の一般的なジャンルはほとんど価値がつきません。
廃盤となったDVDやBlu-rayやVHSを中心に買取しており、未開封の録画用テープや8ミリビデオも買取可能です。
以下の項目に当てはまるビデオテープは買取してもらえないので、事前に確認しておきましょう。
- 海外版のビデオテープ
- 開封されている録画用テープや8ミリビデオ
- ケースに日本映像ソフト協会のJVAホログラムシールが貼られているもの
- 本体にレンタル落ちのレベルが貼られているもの
- カビが生えていたり、テープへ汚れが付着したもの
1世帯辺り累計で5点までの買取しているので大量にある場合には、精査して買取依頼してみましょう。
参考:あおば堂
ハードオフ
ハードオフでは、家具・オーディオ・ゲーム・パソコン・カメラなど様々な中古買取や販売を行っています。売却する際には、店頭買取・アプリ買取・出張買取の3つあります。
日本全国・海外に900を超える店舗があるので、気軽に査定できるのもポイントです。店舗によって買取条件が異なるので、事前に店舗に問い合わせすると安心です。
参考:ハードオフ公式
宅音便
宅音便では、レコードやCDなどあらゆる音楽・映像メディアの買取サービスを行っています。
アナログテープ(カセット・ビデオ・オープンリール)も買取可能で、箱に詰めるだけの宅配買取や店頭買取、出張買取から買取方法を選べます。
実績は、送料や出張料は無料で、成約率は98%以上です。まずは、問い合わせから始めてみましょう。
参考:宅音便公式
駿河屋
駿河屋は、DVD・CD・トレカなどの通販ショップです。買取は全て郵送で取引し、買取商品点数30点以上で送料無料になります。
「価格を確認してから売りたい場合」と「すぐに売りたい場合」の2つの売却方法があり、手順が異なるので、自身に合わせた買取方法を選択しましょう。
「あんしん買取検索」というものがあり、自分が持っているビデオテープの買取価格の目安を知ることができる点もメリットです。
参考:駿河屋公式
買取店ざうるす
買取店ざうるすでは、VHSビデオ・LD(レーザーディスク)の買取が可能です。DVD化されていないタイトルや特撮・アニメなどのBOXなどは高値が付く場合があります。
洋画やアダルト作品などのほとんどは廃棄対象になりつつあるので注意しましょう。買取条件などは、公式サイトには記載されていなかったので、問い合わせしてみましょう。
参考:買取店ざうるす公式
高く売れるドットコム
高く売れるドットコムでは、家電や楽器、貴金属など様々な品目の買取が可能ですが、ビデオテープの買取はカテゴリーにありませんでした。
出張買取・店頭買取・宅配買取から買取手段を選べ、返送料も無料で行ってくれます。
まずは、問い合わせから行い、ビデオテープの買取が可能かどうか確認してみましょう。
参考:高く売れるドットコム公式
フリマアプリ・オークションサイトで販売する
フリマアプリやオークションサイトで販売すれば、自身で販売価格を決められます。
リサイクルショップや買取業者と比べて、売れるまでに時間がかかる場合はありますが、売れれば、業者よりも高い臨時収入が得られます。
スマートフォンがあれば、いつでもどこでも簡単に出品が可能で、大手のコンビニと提携しているフリマアプリなら、発送手続きも簡単です。
手順は以下の通りです。
- ビデオテープの写真を複数枚撮影
- 内容や状態、再生確認の有無など商品の詳細説明を記載
- 相場を調査し、販売価格を設定して出品
- 商品が売れたら、期間内に商品を発送
デメリットとして、売れるまでの時間が不確定で、出品や発送の手間がかかります。早めに処分したい方には向いてないので、他の処分方法を検討してみましょう。
知人・ジモティで譲る
直接知人や地域の人に譲る方法もビデオテープを手放す手段のひとつです。ビデオテープが必要とされる人の手に渡ることで、物の再利用に繋がります。
譲渡とはいえ、映像や音声に乱れがなく、外観も綺麗なものを選びましょう。レアなコンテンツや人気のある作品は、特に需要が見込めます。
周囲に貰い手がいない場合には「ジモティ」などの地域密着型掲示板サービスを活用するのがおすすめです。直接会って手渡しすることも、取引場所を指定することも可能です。
万が一のトラブルに備え、取引の記録を残すなどの対策を取りましょう。
大量のビデオテープを処分する方法
中には、大量のビデオテープを処分したい場合もあるかと思います。大量のビデオテープを処分したい場合には、以下3つを確認してみましょう。
- 買取専門店に纏めて送るか持ち込む
- 不用品回収業者に引き取りに来てもらう
- 大量の場合は家庭ゴミでは処分できない可能性もある
順番に解説していきます。
買取専門店に纏めて送るか持ち込む
買取専門店にまとめてビデオテープを査定してもらえば、買取不可なビデオテープでも引き取ってくれる場合があります。
買取専門店の中には、条件に合わないものは引き取り不可で、郵送の場合には着払いで送り返されることもあります。大量のビデオテープを確実に処分したい場合には、不向きな処分方法です。
買取専門店で大量のビデオテープを引き払いたい場合には、買取不可になった場合の対応を調べておきましょう。
不用品回収業者に引き取りに来てもらう
大量のビデオテープを手間をかけずに処分する場合には、不用品回収業者に依頼する方法が有効です。
不用品回収業者は家庭から出る様々な不用品を専門に扱っており、大量のビデオテープも一度に引き取ってくれます。流れは以下の通りです。
- 選んだ業者に連絡
- ビデオテープの量や種類に応じた見積もり
- 合意が取れれば、処分するビデオテープの引き取り日を業者と調整
- 引き取り日に業者がビデオテープを引き取り(この時点で費用が発生)
費用は業者や処分するビデオテープの量によって変わります。
事前に複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。ビデオテープの種類や量を正確に業者に伝えましょう。
大量の場合は家庭ゴミでは処分できない可能性もある
ビデオテープを大量処分する場合には、自治体で引き取ってもらえない場合があります。自治体で処分するには、分割して何回かに分けて出す必要があり、処分までに時間がかかります。
自治体によって、粗大ゴミとして扱われる可能性もあるため、事前に確認しておくようにしましょう。
ビデオテープをデジタル化する方法
ビデオテープを処分する前に、データを残したい場合もあるでしょう。ビデオテープをデジタル化する方法は以下の2つの方法があります。
- PCと専用ソフトを使い自分でデジタル化する
- デジタル化を業者に依頼する
順番に解説していきます。
PCと専用ソフトを使い自分でデジタル化する
ビデオテープをデジタル化し保存したい場合、自宅でPCと専用ソフトを使って自分でデジタル化する方法があります。準備するものは以下が必要になります。
- ビデオデッキ
- ビデオキャプチャー
- パソコン
- AVケーブル
手順は以下の通りです。
- ビデオキャプチャーに付属しているソフトウェアをパソコンにインストール
- AVケーブルでビデオデッキとビデオキャプチャーを繋げる
- ビデオキャプチャーのソフトウェアを利用して映像をパソコンに取り込む
- 必要に応じてパソコンで映像を編集し、保存
自分でデジタル化すればコストを抑えられ、自分のペースで作業を進められます。一方、ハードウェアを持っていない場合やなれてない場合には時間がかかる場合があります。
デジタル化を業者に依頼する
自分でダビングを行う機材がない場合や、複数のテープを効率的にデジタル化したい場合は、専門業者に依頼する方法もあります。
料金相場は以下の通りです。
サービス内容 | 目安費用 |
---|---|
ビデオテープデジタル化(1本あたり) | 約1,500円〜2,200円 |
テープの修復 | 別途1,000円〜(状態による) |
デジタル化されたデータが届いたら、すぐに内容を確認し問題がないかチェックしましょう。
データ消去方法・壊し方
ビデオテープを処分する際に、個人情報漏洩など悪用のリスクを避けるためにデータを消去したい場合もあるでしょう。データ消去の方法は、以下3つです。
- 磁気データ消去装置で消去する
- 業者にデータ消去してもらう
- 物理的に破壊してデータ消去する
順番にみていきましょう。
磁気データ消去装置で消去する
磁気データ消去装置を用いた消去方法は、情報を完全に無効化するための手段の1つです。
方法は簡単で、磁気データ消去装置をビデオテープの近くに置き、装置を起動するだけです。磁場の中に数秒から数十秒間置くことで、磁気情報が消去されます。
テープ自体は破壊せずに情報だけを消去するため、テープの再利用が可能です。
装置を持っていない場合は費用がかかるため、1度の使用のみの場合はコストパフォーマンスが悪いので、他の方法をおすすめします。
業者にデータ消去してもらう
ビデオテープを自分で消去する方法もありますが、専門的な知識や設備が必要になるため、業者に依頼する方法があります。
ビデオテープを受け渡せば、業者が全て請け負ってくれます。データだけでなく、ビデオテープ本体も処分可能な場合が多いです。
業者に依頼する際には、口コミや実績の高い業者を選ぶようにしましょう。
物理的に破壊してデータ消去する
ビデオテープに含まれる個人的な映像や情報を確実に保護し、第三者による悪用を防ぐためには、物理的な破壊によるデータ消去法もあります。
具体的には、磁気テープ自体を切断することでデータの再生を不可能にする方法です。
この方法のメリットは、特別な設備や高額な費用がかからないことです。必要なのは、ハサミやカッターなど、家庭にある一般的な道具のみです。
磁気テープは必ず切る
ビデオテープを破壊する手順は以下の通りです。
- ビデオテープのケースを開けて、中にある磁気テープを取り出す
- 取り出した磁気テープをハサミやカッターで複数箇所切断
- 切断したテープをさらに細かくするために、手でちぎったり、クシャクシャに丸めたりして形状を変える
- 鋭利な道具を使用する際は、怪我をしないよう注意してください。
テープを切断する際には、細かい破片が飛散することがありますので、清掃しやすい場所で作業を行いましょう。
業務用のビデオテープは産業廃棄物?
業務用のビデオテープは、産業廃棄物の「廃プラスチック類」として分類されます。産業廃棄物とは、事業活動から生じた廃棄物のことを指します。
産業廃棄物として処理する場合は、国や自治体からの許可を受けた専門の処理業者に依頼する必要があります。
ビデオテープ処分におすすめの不用品回収業者
ビデオテープは自治体で処分可能ですが、大量に処分する際には回収してもらえない場合があります。また、自治体によって分別が異なるため、事前に確認が必要です。
他の処分方法として、フリマやオークションサイト、リサイクルショップもありますが、買取を断られることや売れるまでに時間を要す場合があります。
分別などの手間や労力をかけずにビデオテープを処分したい場合や他の不用品がある場合には、不用品回収業者がおすすめです。
依頼すれば、即日中に現場に赴き、確実に処分できる方法です。料金は、不用品の量によって異なりますので、無料見積もりからとってみましょう。
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