「ライターってどうやって処分するの?」
「中身が入っているライターってどうやって捨てるのが正しいの?」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
使用済みのライターの捨て方がわからないからといって、分別せずに捨てるのは引火の恐れがあり、危険です。分別せずに捨ててしまったせいで、全国のゴミ収集車で起こる火災事故は多発しています。
この記事は以下の点について解説します。
・ライターの種類別の対処法
・ガスあり・なしのライター処分方法
・ガスやオイルを抜く際のコツと注意点
これら全てがわかるので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
ライターの種類
ライターの種類は大きく分けて以下、3つに分かれています。
- 使い捨て・100円ライター
- オイルライター
- ガス注入式のライター
自身の持っているライターがどれに当てはまるのか確認してみましょう。
チャッカマンの処分方法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
使い捨て・100円ライター
使い捨てライターや100円ライターは、ガス注入式の1つとして知られており、もっともよく目にするアイテムです。
使い捨てライターは、一度使用し終わると再利用ができないという特徴があります。安価とはいえど、使い捨てなのでライターを頻繁に使用する際には、金銭的負担が高くなってしまう欠点があります。
比較的低コストなので購入することができ、使い捨てることへの心理的ハードルが低いですが、誤った処分は火災など環境面での被害を招くので注意が必要です。
オイルライター
オイルライターは、「ジッポ式ライター」と言われることもあり、独特のデザインと長期使用できる特徴があります。
価格は3,000円から15,000円と幅広く、使い込むほどに味が出るとも言われています。一方、オイルの補充や芯の交換、点火石の交換など定期的なメンテナンスが欠かせないため、手間を惜しむ人には不向きかもしれません。使用後の処分に際しても、各自治体に従った処分が必要です。
ガス注入式のライター
ガス注入式ライターは、ブタンやプロパンなどの混合液化ガスを燃料とするライターです。
点火方式には、電子式とフリント式の2種類があり、電子式は、電気を利用してガスに火をつける方式で、軽いプッシュボタン操作で簡単に点火できるのが特徴です。
フリント式は、発火石と摩擦輪を用いる古典的な点火方式で、機械的な操作感を好むユーザーに愛用されています。
ガス注入式ライターの利点は、点火時に特有の匂いがほとんどしないことです。また、適切なメンテナンスを行い、定期的にガスを補充することで長期間の利用も可能です。
誤った処分方法だと、火災のリスクだけでなく、ガス爆発の危険もあるので注意しましょう。
ライターは何ゴミ?
ライターは自治体で処分可能です。自治体によって処分の分類が異なり、以下の分類に振り分けられることがあります。
- 可燃ゴミ
- 不燃ゴミ
- 危険物
- 金属ゴミ
特に、ライターはその内容物や材質によって、処分方法が異なる可能性があるため、事前に自治体の指針を確認するようにしましょう。
自治体ではライターの安全な回収と処分を促進するために、透明な袋に入れて「危険」と記載するよう求めたり、ライター専用の回収ボックスを設置するなどの方法を採用していたりする場合があります。
回収ボックスは、通常、公共の場所や自治体の施設に設置されており、利用者は無料でライターを処分できます。
自治体によるライターの回収・処分は無料で処分できるメリットがありますが、自治体によって処分ルールが異なり、中身が残っているものにはガス抜きが必要など、手間がかかります。
ガスやオイル抜きや分別など手間をかけずに処分したい場合には、不用品回収業者がおすすめです。
使い捨てライターの捨て方は液体ガスあり・なしで違う
ライターは、ガスがあり・なしによって処分方法が異なります。
- 使い切ったライターは可燃ゴミへ
- ライター中身あり!液体ガスを抜いて捨てる
それぞれみていきましょう。
使い切ったライターは可燃ゴミへ
使い切って、液体ガスが残っていないライターは、多くの場合可燃ゴミとして処分可能です。
ガスの残量を確認し、完全になくなっていることを確認しましょう。ガスが残っている場合には、ガス抜きが必要です。
ライターの分別は、自治体によって異なるので、処分前に自身の自治体のルールに従ってください。
ライター中身あり!液体ガスを抜いて捨てる
液体ガスが残っているライターは、ガス抜きを行った後に処分するようにしましょう。
中身が残っているライターをそのまま捨てると、発火や爆発のリスクを高め、収集車内での火災事故につながります。
ガス抜きを行った後は、自治体の分別方法に従って処分しましょう。
使い捨てライターの液体ガスを抜く方法
ガス抜きの際に用意するものは、輪ゴムもしくは、ガムテープです。手順は以下の通りです。
- 操作レバーを下げてガスが抜ける状態にし、輪ゴムやガムテープで固定
- 半日から1日以上放置し、ガスが完全に抜けるのを待つ
- 「シュー」という音がしなくなり、レバーを押しても火がつかなくなれば、ガス抜き完了
ガス抜きを行う際は、屋外で火の気のない、風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。
壊れた100円ライターの捨て方は?
100円ライターは使い捨てであり、プラスチック製でガスの残量が目視で確認できるのが特徴です。ライターを処分する際には、完全に使い切るか、ガス抜きを行う必要があります。
操作レバーが故障している場合は、濡れたタオルでライターを包み、破片やガスが飛び散らないようにしながら、ハンマーで軽く叩いてガスを抜くようにしましょう。
ガスが染み込んだタオルは、燃えるごみとして早めに処分するのが望ましいです。
ライターを叩き割る方法は、引火の危険性があるため、他の方法でガス抜きが不可能な場合に限ります。作業を行う際は、必ず火の気のない場所を選び、可能であれば消火器を近くに準備しておくようにしましょう。
自治体によっては中身入りのまま回収してくれることもあるため、事前に確認しておくと安心です。
ライターのガス抜きのコツと注意点
ライターのガスを抜く際のコツや注意点は、以下の通りです。
- ガス抜き作業を行うときは場所・環境に気をつける
- 静電気が立たない服装にする
- 作業中はタバコはNG
- ライターを水につける
事故や怪我を防ぐために必ず確認しておきましょう。
ガス抜き作業を行うときは場所・環境に気をつける
ライターからガスを抜く作業は、一見単純に見えますが、実際には多くの危険性を伴います。
ライターのガスは空気よりも重く、下に滞留しやすい特性を持っているため、ベランダや庭などの開放的な屋外でガス抜きを行いましょう。風通しの悪い室内では、ガスが溜まりやすく、引火や爆発のリスクが高まります。
作業を行う前には、周囲に燃えやすい物質や人がいないか確認してください。
静電気が立たない服装にする
ガス抜き時の服装選びは意外に見落とされがちですが、安全性に大きく影響する要素の1つです。
ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は、他の素材と擦れ合うことで静電気を発生させます。異なる素材が接触することで静電気は発生しやすくなるため、同じ素材同士の服装が望ましいです。
静電気による引火のリスクを低減させるためには、綿などの自然素材の服を選ぶようにしましょう。
静電気除去ブレスレットや静電気防止スプレーなど、静電気を減少させるアイテムの使用も有効です。
作業中はタバコはNG
ライターのガス抜き作業を行う際は、喫煙禁止です。
ライターのガスは非常に引火しやすく、たとえわずかな火花でも瞬時に炎を発する可能性があります。
喫煙中に発生する火花や灰が、抜き出されたガスに触れることで引火、爆発に至る事故が発生する恐れがあるため、タバコはやめましょう。
ガス抜き作業を行う場所では、喫煙はもちろん、火を使用する行為全般を禁止です。作業を始める前に、周囲に火源がないかを確認しておきましょう。
ライターを水につける
ガス抜き作業後のライターは水に浸すようにしましょう。ガス抜き作業を行っても、ライター内部には微量のガスやオイルが残留する可能性があります。
ライターを水につけることで、微量のガスやオイルが内部に残存している場合に、発火のリスクを最小限に抑える効果があります。
ライターを数時間から一晩水に浸しておくと安心です。
オイルライターの処分は?
オイルライターもガスと同様に、オイルの残量によって処分方法が異なります。
- オイルを抜いて不燃ごみで捨てる
- 未使用なら不燃ゴミで捨てる
- オイルが残っている場合は自治体に相談
それぞれ解説していきます。
オイルを抜いて不燃ごみで捨てる
オイルライター内部のオイルは、空気と接触した際に引火しやすい性質を持っています。
オイルを抜いて、不燃ゴミとして処理するのが一般的です。ただ自治体によって、分別ルールが異なるため、住んでいる自治体のルールを確認してみましょう。
オイルの抜き方・捨て方
オイル抜き作業は、引火のリスクを考慮して屋外で行いましょう。手順は以下の通りです。
- ライターを分解し、内部にある芯と綿を取り出す
- 取り出した芯と綿を風通しの良い場所で自然にオイルが気化するのを待つ
- ライターの金属部分とプラスチック部分を可能な限り分解して廃棄
作業中にオイルが手や衣類に付着した場合は、肌に刺激を与えることがあるため、すぐに洗い流してください。
未使用なら不燃ゴミで捨てる
未使用のオイルライターは、不燃ゴミとして処分可能です。
未使用であれば、内部にオイルが充填されていないため、比較的安全に廃棄することが可能です。
未使用とはいえ、製造過程で最小限のオイルが充填されている場合があるので、可能であれば、オイルが充填されていないことを確認してください。
廃棄方法は自治体によって異なる場合があるので、処分前に住まいの自治体のゴミ分別ルールを確認するようにしましょう。
オイルが残っている場合は自治体に相談
オイルが残っているオイルライターは、通常のごみとして処分することが難しいです。
自治体によっては、オイルが残っているライター専用の回収方法や処分方法を設けている場合があります。分解が怖い場合や不慣れな場合には、住んでいる自治体の対応を確認するようにしましょう。
注入式ガスライター
注入式ガスライターは引火や爆発のリスクを高める可能性があるので、ガスを抜き取り、不燃ゴミとして処分しましょう。
ガスを適切に抜き取ることで、廃棄時に環境への影響を減らせます。屋外や換気の良い場所で作業を行いましょう。
処分方法は自治体によって異なる場合があるため、事前に自治体のルールも確認してください。
ライターの処分その他の方法
ライターを自治体以外で処分する方法は、5つの方法があります。
- オイルライターや注入式ライターは買取・売却も可能
- フリマアプリ・オークションサイトで販売する
- リサイクルショップで買取してもらう
- 不用品回収業者に引き取りを依頼
- 引っ越し業者が引き取りしてくれる場合もある
順番にみていきましょう。
オイルライターや注入式ライターは買取・売却も可能
オイルライターや注入式ガスライターは、値打ちがある可能性があります。特にブランドものやコレクターズアイテムである場合、愛好家や収集家によって高く評価されます。ライターを買取や売却することで、臨時収入を得ることが可能です。
売却する際には、オイルライターや注入式ライターを専門に扱う買取店やリサイクルショップを利用すると良いでしょう。
ライターのコレクターズイベントやフリーマーケットに参加し、直接愛好家に売り込む方法もあります。
買取や売却を行う際は、ライターの状態(使用感、キズ、オイルの有無など)を正確に伝えることが重要です。市場での適正な価格をあらかじめ調査してから、価格設定を行うと売れやすくなります。
フリマアプリ・オークションサイトで販売する
オイルライターや注入式ライターなどは価値が高いため、フリマアプリやオークションサイトでの販売するのも選択肢の1つです。特に珍しいデザインや限定品などは、コレクターから高い評価を受けることが期待できます。
フリマやオークションで販売する場合、地域にとらわれず多くの人へアプローチできるため、買い手を見つけやすく、自分で価格を設定できる点がメリットです。
一方で、すぐに買い手が見つかるとは限らず、場合によっては売れずに放置状態になる可能性もある点は、事前にデメリットとして認識しておきましょう。
平成23年以降、ライターの販売には安全基準「PSCマーク」が付くようになりました。PSCマークがないと販売できないので、出品前に確認するようにしましょう。
リサイクルショップで買取してもらう
リサイクルショップで買取してもらえれば、時間をかけずに臨時収入が得られます。
ブランド物や限定販売されたライターは、中古品市場での需要が高いです。また、買取を利用することで、不要なライターをリサイクルし、資源の有効活用ができます。
買取価格は、ライターの状態に大きく左右されます。状態によっては買取拒否されることもあることを念頭に置いておいてください。
他にも、ライターの買取・販売においては、安全基準を満たす「PSCマーク」の有無がポイントとなることがあります。買取前には、このマークの有無を確認しましょう。
リサイクルショップで買取してもらう場合には、複数の買取業者に査定を依頼し、最も納得のいく価格を提示してくれる業者を選ぶようにしましょう。
不用品回収業者に引き取りを依頼
ライターを捨てる際の処理が面倒くさい場合や他の不用品と一緒に処分したい場合には、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者に依頼すれば、自分でガス抜きや分別を行う必要がなく、業者が回収から処分まで全て引き受けてくれます。ゴミ収集日を待たずに、依頼をした時点で回収してもらえるため、処分を急ぐ場合に適しています。
デメリットとして、他の処分方法と比べて費用が高い傾向にあります。ライターだけでなく、家具や家電など他の不用品も一緒に処分すれば、コストパフォーマンスは高くなります。
処分品目や業者によっても価格は異なるため、まずは無料見積もりから行ってみましょう。
不用品回収業者の相場はこちらの記事で紹介しています。
引っ越し業者が引き取りしてくれる場合もある
引っ越し業者によっては、不用品を引き取りしてくれるサービスを行っている場合があります。
自分で不用品の処分方法を探したり、自治体のルールに従って分別したりする必要なく、引っ越しの荷造りと同時に不用品を処分できるメリットがあります。
一方、引き取り可能なアイテムは業者によって異なり、一部の業者では、引っ越しの荷物量に応じて不用品の引き取り量が決まることがあります。また、引き取りに追加料金が発生する場合もあるため、条件や料金は事前に確認が必要です。
引き取った不用品がどのように処理されるかも、業者によって異なります。可能であれば、環境に配慮した処理を行っている業者を選ぶと良いでしょう。
ライター処分がめんどくさいなら不用品回収業者に相談
ライターを処分する場合は、ガスやオイルを抜いて処分する必要があります。火災などの事故の原因にもなるため、誤った処分方法や解体方法はしないようにしましょう。
他の処分方法として、フリマやオークションサイト、リサイクルショップもありますが、買取を断られることや売れるまでに時間を要す場合があります。
解体の手間をかけたくない方や解体に不慣れで確実に処分したい場合には、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者に依頼すれば、依頼した日に現地に赴き、業者が適切に処分してくれます。ライター以外の不用品もまとめて処分してもらえるので大掃除や引越しの場合にも便利です。
無料見積もりを行っているところも多いので、まずは見積もりから検討してみましょう。
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