部屋の片付けに取り掛かりたいと思っても、何から手をつければいいのか迷ってしまうのはよくあることです。しかし、片付けのコツや手順を押さえれば、スッキリと片づけられます。
この記事では、片付けが苦手な人のために、片付けや収納のコツ、上手な収納のためのステップなどを紹介しています。ぜひ参考にして、効果的な片付け術を身につけてくださいね。
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収納を始める前にやるべき4つのポイント
部屋に散らかった物をスッキリと収納するためのポイントは、たったの4つです。ズボラさんでも、ポイントを押さえればスッキリとした部屋を手に入れられるでしょう。順番に見ていきます。
収納されている中身を出す
収納の中身を整理する際には、最初に全てを取り出しましょう。物の量や現状の状態を目で確認すれば、無駄や重複を見極められるためです。
収納スペースが限られている場合、例えばキッチンの引き出しや小さな箱など、一度に全てを取り出すと混乱することがあります。
そのため小さい場所を整理する際は、一つずつ中身を確認していくことがポイントです。また、普段使わない場所には思わぬものが隠れていることもあるため、注意が必要してください。
作業を始める際は、比較的整理しやすい場所から始めるとモチベーションも上がります。例えば、下駄箱から始めると、スッキリとした玄関が手に入るでしょう。
一旦全て取り出してテーブルや床などに並べてみてください。何がどれだけあるのかがすぐに把握できますよ。同じものや似たものはまとめれば、整理がしやすくなります。
物を取り出す際には、使うものと使わないものを分別していきましょう。迷った場合は一時的に保留し、後でゆっくり判断できます。
まずは小さなスペースからやってみて!
段階を踏んで整理すれば、効率的に収納ができますね。
分別して不要な物は捨てる
整理する際には、使っているものと使っていないものをしっかりと分けるのがポイントです。使い勝手が悪いものや、使用していないものは積極的に処分することでスッキリとした空間を保てるでしょう。
片付けの際には、「使う」「使わない」の基準を明確にしてくださいね。そして「使わない」ものは思い切って手放す勇気を持ちましょう。例えば思い出の品であっても、写真を撮って記録として残せば、気持ちよく手放せることもあります。
また、物を分類する際には、「今の暮らしを基準に考える」のがオススメ。使いにくいと感じるものや、長期間使用していないものは、今後も必要ない可能性が高いです。使わない物は積極的に整理し、今の生活に必要なものにスペースを使いましょう。
収納アイテムは片付けの後に購入する
部屋を整理整頓するために、収納グッズを購入しようとしている人は注意してください。多くの人が「収納アイテムを先に購入する」と考えがちですが、実は最後に購入するのが正解です。
なぜなら、必要なものの量や大きさが分からないまま購入してしまうと、収納したいものが入らないという失敗につながるからです。
収納アイテムを買う前に、まずは既存の収納スペースを見直し、そこへ収納します。元の収納スペースで納まるなら、それに越したことはありません。
収納グッズだけに頼らず、まずは物を減らしてからが鉄則です!
その後、物に合わせて収納アイテムの購入を判断しましょう。収納したいものが決まれば、必要なサイズや形も明確になり、無駄な買い物を避けられます。
収納を増やしても、物がキレイに片付くわけではありません。必要な場所に、必要な量の収納を設けることが重要です。ただしミニマリストでない限り、収納が少なすぎても片付きません。使う場所や使う物に応じて、適切な収納スペースを確保しましょう。
収納の場所を決める
整理整頓された部屋を保つなら、物の住所を決め、使用後は必ず元の場所に戻す習慣を身につけることが大切です。
まずは毎日使うものを収納する場所を決めましょう。使い勝手のよい場所に収納することで、出し入れがスムーズになります。
逆に使いにくい場所に置くと、片付けが面倒になり、部屋が散らかりやすくなるため注意してくださいね。
次に、めったに使わないものの収納場所を決めます。これは毎日使うものを収納した後に空いたスペースを有効活用しましょう。
収納場所が定まったら、定位置に戻す習慣を徹底することで、部屋が整頓されやすくなります。ポイントを押さえて、快適な暮らしを手に入れましょう。
上手く収納するためのコツ
上手く収納するためのコツは以下の通りです。
日常的に使うか時々使うかで収納場所を分ける
まずは使用頻度に応じて物を分類してみましょう。毎日使うものや定期的に使用するものは、特に出し入れがしやすい場所に収納するのがポイントです。物を探す時間やストレスを軽減すれば、快適な生活へと繋がりますよ。
また奥行きのあるスペースを有効活用する際には、「奥」と「手前」で置くものを分けて考えましょう。
頻度の低いものや非常用品などは奥に収納し、手前には頻繁に使うものを配置します。特に、防災グッズや非常水などは、見えない場所に収納しておいても分かりやすいように工夫しましょう。
手前の見える場所にラベルを張っておくのもおすすめです。
もし部屋が狭くてパントリーや倉庫がなくても、1週間分の非常水などを置くスペースを確保することは大切です。少しのスペースを有効活用すれば、災害時の備えや生活の安全性を高めながらの生活もできるでしょう。
ラベルを使い収納場所を分かりやすくする
収納アイテムにはラベルを活用することも有効です。時間が経つと中身が分からなくなることもありますが、ラベルを貼ることで何がどこに収納されているかが明確になります。
探し物が多い人や整理整頓が苦手な人にとって、ラベルは便利です。手軽に準備できるので、ぜひ活用してみてください。
収納の中身を一目で把握できれば、快適な生活を送れるでしょう。引き出しにはラベルやシールを貼り、開けなくとも中身が分かるようにしておくと便利です。
物を探す時間やストレスを軽減できます。
片付けのプロもラベルをうまく活用していますよ!
立てる収納を活用してスペースを確保する
衣類を収納するなら、立てて収納するのもオススメです。この方法なら、どの衣類がどこにあるのかが一目で分かります。
そのためひっくり返して探す手間も省け、特に子ども服のように散らかりやすいアイテムもスッキリ収納できるでしょう。立てて収納すれば、欲しいものを簡単に見つけられるメリットがあります。
特にトップス類の収納においては、自立するように畳んで引き出しにしまうとよいでしょう。通常、平置きで重ねて収納すると、引き出しを開けた際には一番上に畳まれたものしか見えません。
しかし自立するように畳んで収納すれば、どこに何があるのか一目瞭然です。手持ちのアイテムを把握しやすくなり、お洋服選びも楽しくなりますね。
他にも、立てる収納を意識することで、部屋やキッチンのスペースを有効活用できます。例えば鍋や皿などの大型アイテムも立てて収納してみてください。
見た目もスッキリし、探し物が一目で見つけやすくなるでしょう。立てる収納は、スペースの無駄を省きながら効率的に収納する方法の一つです。
ケース・仕切りを活用して上手に収納する
立てる収納を利用する際の課題として、物が倒れやすい点も挙げられます。そのため間仕切りを使ってみてください。間仕切りを使えば、物をしっかりと支え、倒れにくい収納スペースが作れます。
衣類を収納する際には、クローゼットやタンスの引き出しを上手に活用することが大切です。しかし、引き出しの中は煩雑になりがちで、使いづらい状態になることもあります。
特にインナーやハンカチ・靴下などの細かいアイテムは、広い引き出しでは整理しづらく、見た目もスッキリしません。
このような場合には、引き出しの中を仕切ってみましょう。適度な仕切りを設ければ、出し入れがスムーズになり、見た目も整いやすくなります。
また書類なども同様に、仕切り板を活用することがポイントです。種類ごとに仕分けをすることで、整理整頓された収納スペースを作ることができます。
細かい仕切りは100円ショップでもたくさん手に入りますよ!
小物類は小さなケースにまとめて収納に入れる
小さなアイテムや小物類の収納は、そのまま収納せず、ケースやカゴを利用してみましょう。スッキリとした印象を保てますよ。
ただし、ケースやカゴのサイズ選びに注意してください。小さなサイズを選べば、取り出しやすく、スムーズな収納が可能です。小物を細かく分類して整理すれば、必要なものを素早く見つけることができますよ。
さらに、壁を活用した収納術も効果的です。ワイヤーラックやフックを使えば、壁面に小物類をかけて収納することができます。
引き出しにしまうと絡まりやすいアクセサリーやネクタイなども、壁掛け収納なら取り出しやすくなりますよ。
クローゼットの扉の内側に壁掛け収納をDIYする方法や、お店のディスプレイのように見せる方法もオススメです。
これらの方法を取り入れることで、小物もスムーズに収納でき、部屋全体の見た目もスッキリとします。
デッドスペースを収納場所として活用する
オフシーズンの物を収納する際、普段はあまり使われないデッドスペースを有効活用してみましょう。
例えばクローゼットの上の棚や押入れの奥など、普段は手の届きにくい場所に収納することで、スペースを無駄なく使えます。デッドスペースを収納に活用すれば、クローゼット内の整理整頓がスムーズになるでしょう。
また、クローゼットのスペースを有効に活用するためにも、衣装ケースの選び方に注意してみてください。クローゼットの奥行きに合ったサイズのケースを選べば、スペースを効果的に活用できます。
同じシリーズのケースを使って整然と積み重ねたり、並べたりすることで、見た目もキレイにまとまるでしょう。購入前にクローゼットのサイズを測っておくことも大切です。
他にも洗面所やキッチンなどのスペースも、デッドスペースができやすい場所です。洗濯機の周りや上のスペースなど、うまく活用しづらい場所には、収納グッズを活用することで有効に活用できます。
幅狭の棚や収納バスケットを取り入れることで、洗剤や洗濯バサミなどの小物を整理整頓も可能。少しの工夫で、デッドスペースを活用した効率的な収納が実現します。
隙間に収納ワゴンを入れる
棚が入らない狭いスペースには、ワゴンを使った収納がオススメです。2段・3段ワゴンを使えばたっぷりと収納でき、キャスター付きで移動もラクラク。ワゴンは種類も多いため、隙間にぴったりの商品が見つかるでしょう。
ただし購入時は必ず隙間の幅を測ってから購入してください。購入したものの、目的のスペースに入らないと、無駄になってしまいます。ワゴンを購入する際は、隙間の幅を測り、一回り程度小さい商品を買うのがオススメです。
出し入れしやすいように少し余裕をもって選んでくださいね!
壁面に収納スペースを作る
狭い部屋でも、壁面を有効活用すれば収納スペースを増やす工夫ができます。例えば、壁面にフックを取り付けたり、有孔ボードを設置したりすることで、収納力がアップ。
特に壁面収納は床から天井までの大型のものが多く、部屋の全てのアイテムを収納できるほどのスペースができることも。
オーダータイプの壁面収納なら、背の高いものや洋服、家電などを使いやすく収納できるよう設計できます。収納に困る物の置き場所を決められる利点もあり、部屋が散らかるのを防げますよ。
また壁面収納は単なる収納スペースだけでなく、部屋のおしゃれにも。デザインにこだわったり、飾り棚を取り入れれば、収納スペースそのものがインテリアの一部に!
大型の壁面収納は部屋の主役となり、部屋全体の統一感を演出するのに役立ちます。さらに壁面収納は壁に沿った形で設置されるため、他の家具と比べて地震などの揺れに強いというメリットがある点も魅力です。
様々な特長を活かして、機能的な部屋作りも楽しめます。
キッチンの収納のコツ
散らかりがちなキッチンも、収納を工夫すれば使いやすさがアップします。ここではおしゃれで使い勝手のよいキッチンにするためのコツを見ていきましょう。
シンクの下に収納ラックを入れる
キッチンのシンク下は、意外にも使いやすいスペースのひとつです。シンク下は鍋類やざる、ボウルなど、頻繁に使う大型アイテムを収納している人は多いのではないでしょうか。また、小さい計量カップや包丁なども一緒に収納する必要があります。
そこで、シンク下のアイテムをより取り出しやすくするため、収納ラックを入れるのがオススメ。収納ラックを使えば、台所用品を整理でき、使い勝手のよい収納スペースを確保することができます。
また仕切りを設けて小分けに収納してもよいでしょう。見やすく分ければ、使いたいアイテムを素早く取り出し、かつ、収納スペースを最大限に活用できますよ。
さらに、シンク下にお掃除グッズと調理器具を分けて収納してもよいでしょう。漂白剤などのお掃除アイテムを保管する際には、別の仕切りを設ければ、衛生的に保管可能です。工夫次第で、シンク下の収納スペースも便利な空間になりますよ。
ファイルボックスを使いキッチン用品を立てて収納
キッチンはつい煩雑になりがちなため、収納グッズは欠かせません。収納方法に悩んだら、100円ショップでも簡単に手に入るA4サイズのファイルボックスがオススメです。
特にキッチン用品収納にはA4のファイルボックスを利用してみましょう。ファイルボックスを設置したら、細かなキッチン用品を立てて収納するだけ。必要な時にサッと取り出せて便利です。
ファイルボックスは種類やサイズが豊富なので、さまざまなスペースにぴったり。さらにボックスの色を統一し、”ホワイトで統一”すれば、見た目もスッキリとし、キッチンなどの収納スペースを美しく整えられるでしょう。
他にもA4のファイルボックスは、洋服やストール、ジーンズなど、衣類の収納にもぴったりです。クルクルと巻いて入れることで、スペースを有効活用できますよ。
ファイルボックス以外にも、バスケット型収納ボックスやマグネット付き収納カゴなども便利です。バスケット型収納ボックスは、戸棚の整理にぴったり。必要なものをメインに入れれば、物を探す手間が省けます。
マグネット付き収納カゴは、洗濯機や冷蔵庫などの側面に取り付けられ、ラップや調味料・洗剤などの収納に便利です。
ファイルボックスは収納のプロもたくさん活用していますよ。
食器棚や冷蔵庫などの隙間にワゴンを入れる
食器棚や冷蔵庫の横に微妙な隙間はありませんか?棚を入れるには狭いし、物を立てかけるにはバランスが悪いし…と悩んだら、隙間にワゴンを入れてみましょう。
ワゴンは複数段の棚やカゴを備えた製品が多く、デッドスペースになっていた隙間の有効活用にぴったり。
床置きよりも多くのアイテムを収納できますよ。また、スキマに収められる収納は、棚の側面が見えずに済むので、見た目にもスッキリとした印象を与えます。
また床置の物が多いと、掃除がしにくくなる可能性も。ワゴンを使えば、一箇所に収納できるうえ、キャスター付きの製品なら移動もラクラクで、床掃除もスイスイ進みます。ホコリの溜まりやカビの発生といった問題を防ぐことができるでしょう。
ワゴンにはさまざまなタイプがあり、収納したいアイテムに応じて段数を選ぶとスムーズ。構造もシンプルなので、3段タイプを2段として使っても問題ありません。
また、小型家具であるため、引越し時にも気楽に移動できます。購入時は隙間の幅をしっかりと測り、ひと回り小さなサイズを購入すると失敗しませんよ。
参照:家事タウン
冷蔵庫の収納のコツ
冷蔵庫の中がごちゃごちゃしていると、食材がダメになってしまうことはありませんか。ここでは食材のムダをなくし、家事効率をアップする冷蔵庫の整理収納ポイントをご紹介します。
一段目(一番上)には使用期限・賞味期限が長いものを置く
冷蔵庫の中が整理されていると、食材に優先順位をつけて計画的に使うことができます。まず、一番上の段には使用期限や賞味期限が長いものを置きましょう。
冷蔵庫の上段には消費期限の長いものを配置し、下段には期限の短いものを置くと、目線より下の段に期限の短いものが見え、自然と早く使うことができます。期限が迫ってきたら、上の段のものを下の段に移動させましょう。
冷蔵庫を整理することで、食材の見える化が実現され、ムダなく使い切ることができます。食材を買いすぎることも減り、食費の節約にもつながるでしょう。
二段目・三段目は日常的に消費するもの
冷蔵庫の中の収納を工夫することで、食材の管理が楽になり、節約効果も期待できます。2段目・3段目は取り出しやすい場所なので、常備菜やすぐに消費したい食材を入れるのがオススメ。
同じタイミングで使うものをトレーにまとめておくと、出し入れの時間が短縮されます。例えば、朝食セットやお弁当セットなど、すぐに取り出せるようにしておくと、節電にもつながります。
他にも今日は食べないけれど、1週間以内には食べたい食品を入れておきましょう。ただし、注意が必要なのは、棚をトレーで埋めつくさないことです。
7割程度の収納に留めておくと、食材の管理がしやすくなります。1段につき2〜3個にすることを心がけましょう。
冷蔵庫の中が見やすく整理され、食材を無駄にすることも減りますよ。
四段目以下は自由に使えるスペースとして
四段目は自由に使えるスペースとし、なるべく空けておきましょう。予備スペースを確保しておくことで、買い足した食材やいただきものを収納する際にも便利です。
食器棚の収納のコツ
キッチンは、小物が増えやすく片付けが大変な場所の一つです。特に食器棚がいっぱいになると、見た目がごちゃごちゃしているだけでなく、食器の取り出しが難しくなります。
無理に重ねて収納すると、食器をぶつけて割ってしまったり、出し入れが難しくなって使わなくなってしまうことも。ここではキッチンの収納スペースを活用して、スッキリと片付けるアイデアを紹介します。
食器棚やキッチンの収納スペースを工夫して使えば、見た目もスッキリし、使いやすさもアップしますよ。
あまり使わない食器は上段に置く
食器棚の上段には、あまり使わない季節のお皿や来客用の茶碗・器などを収納します。上段は見えにくく、手も届きにくい場所なので、使用頻度の低い食器を置くのに向いているためです。ただし割れやすいガラス製の食器は避けるようにしましょう。
食器棚の上段には、持ち手のついた収納ケースを利用すると、高い位置でも出し入れがスムーズに行えます。スペースを無駄にすることなく、奥まで収納できますよ。収納ケースを使う際は、取っ手がついているものを選び、出し入れがスムーズになるよう注意してくださいね。
頻繁に使う食器は中段に置く
食器棚の収納において、一番使いやすい場所は「目から腰の高さ」と言われるのが一般的。これは「ゴールデンゾーン」と呼ばれ、食器棚では中段に当たります。この中段には、よく使う食器や毎日使うアイテムを収納しましょう!
食器棚の中段は、小皿やマグカップなどの毎日使う食器を収納するのがオススメです。また調味料や調理器具などを置いても構いません。出し入れの頻度が高いため、滑り止めを敷くことも効果的です。
しかし、中段が使いやすいからといって、お皿を重ねすぎると、下にあるお皿が使われなくなってしまうことがあります。各お皿が均等に使われるよう、収納アイテムを使って重ねすぎないように心がけましょう。
中段に引き出しがあれば、カトラリーだけでなく食器の収納にも活用できます。
重くて扱いにくい食器は下段に置く
食器棚の下段には、重くて大きい大皿や大鉢、盛鉢などを収納します。この下段は、低くて安全性があり、重い食器を出し入れする際にもぴったりです。
背の低い子どもにも使いやすい場所なので、子どもが使う食器を収納しておくと、自分で食事の用意ができるようにも。家族のお箸と箸置きをカゴにまとめておけば、食卓に持っていくお手伝いもできますね。
カトラリーは仕切りを活用して収納
カトラリーなどを浅い引き出しに収納する場合、ケースやカゴを使ってスペースを区切ると便利です。する際は四角い入れ物を選ぶとよいでしょう。
角にもぴったりハマり、スッキリと見せてくれますよ。丸や楕円の形状のものが混在すると、無駄な隙間が生まれてしまい、ごちゃつきにもつながります。
長さが伸縮するトレーなどを選べば、ピッタリ収まりますよ!
ファイルボックスを活用して立てる収納の工夫を
お皿を平置きして重ねると、下のお皿を取り出す際に上のお皿をよけなければなりません。そんな時は、立てて収納すると便利です。
特に大きなお皿やお盆は、ファイルボックスを使って立てて収納しましょう。立てることで出し入れがスムーズになりますよ。
棚で使用する場合は、ファイルボックスの前部分がカットされたタイプを選ぶと、お皿の出し入れがしやすくなります。また、横置きにすればコの字ラックのように使えますよ。
おしゃれな収納のコツ
収納は機能性だけではなく、見た目も大切。ここではおしゃれな収納のコツについて解説します。
収納のシリーズや色に統一感を持たせる
部屋の収納スペースを整理する際、カラーボックスやプラケースの種類とサイズを揃えるだけでおしゃれな印象になります。違う種類や色の収納ボックスやケースを並べると、ちぐはぐな印象を与えてしまう恐れも。
統一感を演出するためには、素材や色、サイズを揃えることがポイントです。
また、バスケットを活用する際も同様に注意が必要です。異なる素材や色、サイズのバスケットを使用すると、統一感がなくなってしまいます。
不揃いなバスケットは見えない場所で活用し、見える箇所の収納には同じ種類のバスケットを使用し、幅や高さを揃えることで統一感を演出しましょう。
形やサイズ、デザインを揃えれば、よりおしゃれな収納スペースを演出できます。同じ形の収納ボックスを使用したり、容器を移し替えたり、カバーを付けたりして、統一感を意識してみましょう。
また、部屋の雰囲気に合わせておしゃれな小物や趣味で集めているアイテムを飾るのもオススメです。
おしゃれな収納と便利な収納を使い分ける
収納は、物を「見せる」「隠す」のバランスが非常に重要です。一般的には、その割合が2:8くらいが理想とされています。
見せたいものを全体の2割程度にとどめることで、空間をスッキリと見せられますよ。見せる収納を上手に取り入れれば、フォーカルポイントを作り、部屋全体にメリハリを与える効果も期待できます。
こだわりのある方は、この機会に「見せる」と「隠す」のバランスをマスターしてみてください。
見せる収納は、オープンシェルフや本棚、ラックなど、見える形で物を収納する方法です。これには、棚に食器や雑貨を飾る他に、壁に引っ掛けたり、天井から吊り下げたりする方法も含まれます。
うまく取り入れれば、テレビや雑誌で見るようなおしゃれな部屋を演出することもできますが、置き方や飾り方を誤るとごちゃごちゃして見えてしまうかもしれません。
一方、隠す収納は、扉や引き出しなどを使って中の物が見えない形で収納する方法です。クローゼットやキャビネットが一般的に使われますが、隠れている分、ざっと収納してもごちゃごちゃと見えないのがメリット。
しかし目につかない分、物が行方不明になったり、不用品が増えてしまうリスクもあります。
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インテリア小物や植物を飾る
部屋には、明るさや爽やかなムードをプラスしてくれる観葉植物や小物が欠かせません。床置きだけでなく、高い場所にも観葉植物や小物を配置すれば、存在感をさらに引き立てることができるでしょう。
観葉植物の場合、葉に広がりがあり、ボリュームのあるものを選ぶとバランスがいいですよ。観葉植物を吊るす場合は、陶器鉢よりも軽いプラスチック製のものを選ぶことが重要です。また、吊るす場所や器具の耐荷重を確認することも忘れずに。
ただ吊るすだけでなく、位置に高低差をつけて飾ることで、よりメリハリのあるデザインに仕上がります。さらに色や形が異なる植物や小物を組み合わせれば、よりにぎやかな雰囲気に。
よりおしゃれな雰囲気を意識するなら、サイズや形が異なる植物や小物を選び、メリハリをつけて飾ることがオススメです。
少しの工夫によって、おしゃれなインテリアを楽しめますよ。
まとめ
部屋を整える際、効率的な収納・片付け術を押さえるのがポイントです。手順やコツをマスターすれば、美しい状態をキープするのも難しくありません!部屋が片付かないとお悩みの方は、今回紹介した収納法を参考にしてくださいね。
もし部屋の片付けにお困りであれば、片付け侍にご相談ください。経験豊富なスタッフが不用品をスッキリと片付け、理想の部屋づくりをサポートします。
この記事の監修者
片付け・収納専門家 鈴木 久美子さん
片付け・収納サポート『Cassy Life』代表。「暮らしを美しく整え豊かな人生を」を理念とし、
戸建て、マンションの片付け・収納サポートを行う。
TV『ラヴィット』『ZIP!』『evry.』NHK『ニュース7』などメディア出演多数。
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト1級、整理収納アドバイザー2級認定講師
公式サイト:https://www.classylife-home.com
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