実家の片付けが進まない！親と喧嘩にならない片付け方の手順とは？

親元を離れると、実家がなかなか片付けられずにストレスを感じる人も多いと思います。しかし、親が住んでいる以上勝手に片付けるわけにはいきません。

勝手に片付けようとして親と喧嘩になるという事例も過去にはありました。そのため、重要なのは親と揉めずに片付けることです。

そこでこの記事では親と喧嘩せずに片付ける方法やコツについて解説します。

この記事を読めば、実家を片付ける方法がわかるはず。実家が汚くて困っているという人は最後まで読んで、兄弟とも情報を共有して実家を片付けられるようにしてください。

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実家の片付けが進まない理由

そもそも、なぜ実家の片付けが進まないかご存知でしょうか。ここでは、実家の片付けが進まない理由を2つご紹介します。

• 片付ける必要性を感じてない
• 体力や判断力が衰え片付けられない

かなり多く聞かれる理由なので、しっかりと知っておきましょう。

片付ける必要性を感じてない

片付けをしない理由として、そもそも片付ける必要性を感じていない可能性があります。片付ける必要がないと考えているため、片付けが進みません。

ゴミが溢れている環境に慣れてしまうと、ゴミがあって当たり前という気持ちになります。そのため、掃除の必要性を感じなくなるでしょう。

このような状態の場合はまずキレイな環境を知ってもらうことが大事です。施設やホテルといったところに一時的に行ってもらい、キレイな環境で生活してもらってください。

キレイな環境を体験すれば、自分が住んでいる環境がおかしいということに気づけるかもしれません。汚いからといって、無理に片付けないようにしましょう。

体力や判断力が衰え片付けられない

親の加齢に伴って体力や判断力が衰えるために片付けられないケースもあります。心身ともに衰えているため、片付ける気力がなくゴミ屋敷になってしまいます。

体力がないために片付けられない場合、単純に掃除するだけの力がなく掃除できなかったり、すぐに疲れてしまうために片付けが進みません。

それだけでなく、社会的孤立や認知症などの精神疾患によって掃除が進まないというパターンもあるでしょう。

この場合、両親自身に掃除をしてもらうのは難しい可能性が高いです。すぐに片付けたいのであれば、兄弟などと協力して両親に頼ることなく掃除しないといつまでも片付きません。

大変かもしれませんが、両親を説得して片付けを進めるようにしてください。

親と喧嘩にならずに実家片付けるコツ

実家の片付けが進まない理由を解説しました。もし実家に帰ったときに片付けができていないと片付けをしたがるかもしれませんが、両親の了承を得ずに片付けると喧嘩になりかねません。

そこでここからは親と喧嘩にならずに実家を片付けるコツを5つご紹介します。

• コミュニケーションを大事に責め立てることをしない
• 物を捨てるときは親の許可を取る
• 思い出のものは最後まで残しておく
• 自分の部屋から片付ける
• 防災・避難経路を確保するために片付ける

これらのコツを一つずつ解説していきます。

コミュニケーションを大事に責め立てることをしない

実家を片付ける際には両親とのコミュニケーションを大事にし、責め立てることをしないようにしましょう。両親からしたら責め立てられるようなことをされると、余計に片付けたくないと思うかもしれません。

ゴミ屋敷を片づける際には、両親に対して前向きな言葉使いをするように気をつけましょう。例えば「どうして片付けないの」「片付けくらいしてよ」などのネガティブな言葉使いは絶対にしてはいけません。

コミュニケーションをしっかりとり、片付けに対して前向きに捉えられる言葉使いが重要です。「ここを片付けたら部屋を広く使えるよ」などと、前向きに考えられる言葉使いを考えてください。

大事なことはコミュニケーションをきちんと取ること。楽しく片付けに取り組めるように、、言葉使いに注意しましょう。

物を捨てるときは親の許可を取る

物を捨てるときには必ず親の許可を得てから捨ててください。一見ゴミのように見えても、親にとっては大事な物かもしれません。

親からすると大事な物を勝手に捨てられてしまうと、これ以上片付けをさせてくれなくなる可能性があります。そうなると、掃除どころではないでしょう。

無駄なトラブルを避けるためにも、物の処分前には親に確認を取るようにしましょう。

思い出のものは最後まで残しておく

学生時代のアルバムや服など、思い出のものは最後まで残しておくことをおすすめします。なぜなら、思い出のものを残しておくと思い出話が盛り上がる可能性があるからです。

片付けながら思い出話をしていると、作業が思いの外進みやすいです。また、思い出を口に出すことで断捨離が進むケースもありました。

そのため、思い出の品はできるだけ最後まで残しておきましょう。簡単なことなのでぜひ実践してみてください。

自分の部屋から片付ける

実家の片付けはまず自分の部屋から進めていきましょう。自分の部屋であれば基本的に自分のものばかりなはずなので、片付けが進みやすいです。

ゴミ屋敷を片づけるときに重要なことは少しでも片付けが進んでいる実感を得ること。そのため、掃除しやすい自分の部屋から片付けることで片付けが進んでいる実感を得られやすいです。

また、少しでもキレイになった部屋を見ることで親の意識が変わる可能性もあります。親の意識を変えるためにも、掃除しやすい自分の部屋から片付けるのはおすすめです。

防災・避難経路を確保するために片付ける

防災・避難経路を確保するためにもゴミを片付けるのは重要です。もしゴミが溢れていて通路まで占拠しているとなると、有事の際に移動しづらくなります。

もし災害などが起きた場合に重要なことはいち早く避難すること。しかし、ゴミが溢れていて移動すらままならない状態は、避難に支障をきたします。

そのため、防災・避難経路を確保するために片付けるように親を説得しましょう。もしもの時のためといえば、親も納得してくれるはずです。

実家の片付けの手順

ここまで実家を片付けるためのコツを説明しました。しかし、いざ片付けるとなるっとどのように片付けて良いかわからないという人も多いでしょう。

そこでここからは実家を片付けるための手順を9つのステップで説明します。実際に掃除するときには以下の手順で進めてみてください。

1. 親と片付けする話し合いをする
2. 兄弟・姉妹などに実家の片付けを報告する
3. 捨てるものと残すものの基準を決める
4. 片付けの計画を立てる
5. ゴミの回収日を確認する
6. 道具を準備する
7. 玄関や勝手口を片付ける
8. 一部屋ずつ片付ける
9. 掃除をする

それぞれのステップをこまかくみてみましょう。

親と片付けする話し合いをする

まずは親と片付けの話し合いをしましょう。ここで片付けについて納得してもらわないと、片付け作業が進みません。

ゴミ屋敷の危険性や心身への悪影響など、しっかり説明しましょう。このときに重要なことは親を責めないことです。

親が実家の片付けに対して前向きに捉えてくれるよう、ネガティブな言葉使いをしてはいけません。喧嘩にならないように、言葉使いには気をつけてください。

兄弟・姉妹などに実家の片付けを報告する

実家を片付ける際には、兄弟・姉妹などにも実家の片付けを報告するようにしましょう。親の大事なものだけでなく、兄弟・姉妹の大事なものもあるかもしれません。

もし片付けのことを知らせずに兄弟・姉妹の大事な物を捨ててしまうと、喧嘩やトラブルの原因になります。親とのトラブルももちろんですが、親族との喧嘩を避けるためにも重要なことです。

捨てるものと残すものの基準を決める

片付けの前準備として、捨てるものと残すものの基準を決めましょう。この基準を決めておけば、片付けがサクサク進みます。

もし基準を決めていなければ、一つずつ親に捨てるかどうか聞かないといけません。都度聞いていると時間がかかり、なかなかゴミが進まない可能性があります。

また、ゴミ屋敷にしてしまう人はゴミを処分できない人が多いです。そのため、親に聞いていると物を捨てられず家が片付かないかもしてません。

時間をかけずゴミの量を減らすためにも、捨てるものと残すものの基準を決めることは重要です。

片付けの計画を立てる

実際に片付けに入る前に、ゴミ屋敷清掃の計画を立てましょう。闇雲に掃除するよりも、片付けやゴミの搬送など計画を立てておいた方が片付けやすいのでおすすめです。

また、片付けの計画と同時に人手の確保も進めておくと作業が楽です。兄弟・姉妹や知人などに手伝ってもらえるようであれば声をかけましょう。

そのときに計画がしっかりと立てられていれば、お互い予定も立てやすいです。手伝ってくれる人を集めるためにも、片付けの計画をきちんと立ててください。

ゴミの回収日を確認する

清掃の計画を立てる時に、同時に自治体のゴミ回収日も一緒に確認すべきです。なぜなら、掃除してもゴミを捨てられないと保管しないといけないので、いつまでもゴミ屋敷がキレイになりません。

特に重要なのは粗大ゴミや資源ごみ。粗大ゴミや資源ごみは回収日が少なく、1月に1回程度の自治体もあります。その日を逃すとまた1ヶ月後まで保管しないといけません。

保管ばかりしているとゴミ屋敷の片付けが進まないうえ害虫や害獣が繁殖する可能性もあります。ゴミの回収日を確認しておき、必ずその日に捨てるように準備しておきましょう。

道具を準備する

事前準備として道具の用意も重要です。道具がなければ片付けが進まないうえ、自分自身がかなり汚れてしまいます。

そのため、必要になるであろう道具を以下の表にまとめました。ぜひ参考にしてください。

道具	費用	用途
ゴミ袋	200〜2,000円程度	ゴミの分別
軍手	300〜600円程度	怪我防止・衛生管理
防塵用マスク	200〜800円程度	埃・粉塵の吸い込み防止
防塵用メガネ	1,000円前後	目の保護
エプロン	1,000円程度	服の汚れ防止
新聞紙	無料〜200円程度	破片・割れ物の分別用
ビニール紐・ガムテープ	400円程度	本・雑誌の分別
ダンボール	無料〜1,000円程度	収納
雑巾・ほうき・ちりとり	500〜2,000円程度	掃除用
洗剤	500〜1,000円程度	汚れ落とし用

この中で、分別用のゴミ袋やマスク・軍手は大量に用意しましょう。ゴミ袋はたくさんあっても分別に大量に使うので、余るくらい用意しても問題ありません

また、マスクや軍手は自分の身を守るために必須です。かなり汚れることが予想されるので、多めに用意して損はないでしょう。

玄関や勝手口を片付ける

実際に片付けに入る際には、まずはゴミを運び出すための通路を確保しましょう。玄関・勝手口のゴミから片付けると、ゴミの搬出が楽になります。

ゴミ屋敷の片付けでは、ゴミ分別に時間がかかると考えてください。もしゴミの分別だけでなく搬出にまで時間がかかってしまうと、なかなか片付けが進まないでしょう。

そのため、まずはゴミを運び出しやすいように玄関や勝手口を片付けてください。端に寄せて通れるスペースを確保するだけでもストレスが違います。

一部屋ずつ片付ける

玄関・勝手口を片付けて通路を確保したら、一部屋ずつ片付けていきましょう。基本的には玄関や勝手口に近いところから片付けていけば、ゴミの搬出が楽にできます。

出口に近いため楽に搬出できるほか、出口周囲も同時に片付けていけば後々の掃除が楽になります。そのため、玄関・勝手口に近いところからの掃除がおすすめです。

そのほか、小さな部屋から片付けていく方法もあります。その場合は片付けが進んでいる実感が進みやすいので、モチベーションの維持が難しい人におすすめです。

ゴミ屋敷の片付けで重要なのは継続すること。そのためにはモチベーションの維持が重要不可欠です。掃除が進んでいる実感を得るためにも、小さな部屋から片付けてみてください。

掃除をする

ゴミを片付けた後は、キレイに掃除してください。ゴミ屋敷と化した実家ではホコリやカビはもちろん、害獣や害虫の巣窟となっている可能性があります。

ホコリやカビ、害獣・害虫の糞はアレルギーや肺炎などの原因物質となるため、放置していると健康被害が拡大するリスクとなるでしょう

親に健康的な生活をしてもらうためにも、洗剤などの薬剤を駆使してキレイに掃除してください。

実家の片付けをスムーズにやるコツ

実家の片付けを進めていく手順については確認できたでしょうか。ここからは、実家の片付けをスムーズにやるコツを2つご紹介します。

• 売れるものは売却して処分費用に充てる
• 片付けを業者に依頼する

スムーズに進めていくためのコツなので、ぜひチェックしてください。

売れるものは売却して処分費用に充てる

もしゴミ屋敷の中に売れるものがあれば、売却して処分費用に充てましょう。特に未使用の靴やカバンがあれば、お金になる可能性があります。

もしお金に変えることができれば、道具代やお手伝いのお礼に充てることができます。便利な道具を買うことができれば、より片付けが楽に進むでしょう。

また、お手伝いさんにお礼を渡すことができればその人のモチベーションにもつながります。良いことが多いので、売れるものがあれば積極的に打ってみてください。

片付けを業者に依頼する

片付けを業者に依頼するのもスムーズに片付けるためには大切です。業者であればゴミの片付けに慣れているので、迅速に作業が進みます。

特にゴミ屋敷となると素人が片付けるにはとても時間がかかり、手間と苦労が相当かかります。そのストレスがなくなるだけでも、業者に依頼する価値はあるでしょう。

ゴミ屋敷を片付けるうえでなかなか時間が取れないという人は、ぜひ積極的に検討してみてください。

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実家の片付けを業者に依頼するメリット

実家の片付けをスムーズに進めるために業者に依頼することを提案しました。しかし、お金がかかるのでなかなか踏ん切りがつかないという人もいるかもしれません。

そこで、ここからは実家の片付けを業者に依頼するメリットを説明します。

• ハウスクリーニングもしてくれる
• 短時間で片付けが終わり負担が減る
• 不用品買取も同時にやってくれる業者もいる

素人では難しいことを業者ならしてくれるのが大きなメリット。各メリットについて、説明していきます。

ハウスクリーニングもしてくれる

業者はゴミの片付けはもちろん、ハウスクリーニングもしてくれます。素人には難しいところまでキレイにしてくれるので、隅々までキレイにしたい人におすすめです。

特にゴミ屋敷では、長年蓄積された頑固な汚れもたくさんあるでしょう。素人でもキレイにできる可能性はありますが、かなり時間がかかると思ってください。

しかし経験も知識も豊富な業者ならば、素人よりも時間をかけることなくキレイにできます。そのため、汚れが目立つゴミ屋敷であれば、ぜひ業者へ依頼してみてください。

短時間で片付けが終わり負担が減る

業者に依頼する大きなメリットとして、短時間で片付けられる点があります。自分ですることはほとんどないため、短時間で終わるうえ負担が少なく済むでしょう。

特に実家がゴミ屋敷の場合短時間で片付けることが重要。なぜなら、一度納得した親も時間がかかるとやっぱり嫌だと掃除を拒否する可能性があるためです。

親の心変わりを防ぐためにも、自分が楽になるためにも短時間で片付けてもらうのはとても大切。サクッと掃除したい人は業者への依頼を検討してください。

不用品買取も同時にやってくれる業者もいる

家電などを買い取ってくれる業者に依頼すれば、わざわざ自分が売却に行く必要もなくなります。加えて、買取料金を片付け費用に充てられるので、金額を安く抑えられるかもしれません。

ゴミ屋敷の中でも、未使用の家電や靴・カバンが多い場合には買い取ってくれる可能性が高いです。収集癖がある人のゴミ屋敷であれば、積極的に利用すべきサービスといえます。

そのため未使用品が多く、少しでも安く業者へ依頼したい人は、ぜひ買取サービスを実施している業者への依頼を検討してみてください。

実家の片付けを業者に依頼する場合の費用目安

片付けに業者へ依頼すれば楽になるのはなんとなくわかっていただけたでしょう。とはいえどのくらいお金がかかるのか気になりますよね。

そこで、ここからは一般的な費用の相場を表にまとめました。業者に依頼した場合、値段は間取り・人員・トラックの大きさによって変動します。その相場は以下の表を確認してください。

部屋の間取り	人数	費用相場
1K・1R	2人	3万5,000円～
1DK	2人	5万5,000円～
1LDK	3人	8万円～
2K	3人	10万円～
2LDK	4人	14万円～
3K	4人	16万円～
3LDK	4人	18万円～
4K	5人	20万円～
4LDK	5人	22万円～

トラックの大きさ	運べるゴミの目安	費用相場
軽トラック	段ボール箱25個程度	1台3〜4万程度
2tトラック	段ボール箱100個程度	1台5〜8万程度
4tトラック	段ボール箱200個程度	1台20〜30万程度

これらの料金は、ゴミの量によって増減します。そのため、あくまでも参考程度にとどめておいてください。家が広くなり、ゴミの量が多くなるほど値段は高くる傾向にあります。

過去の事例では1,000,000円を超えるケースもありました。少しでも費用を抑えたい場合には、ゴミの分別など自分でできることをすれば安くなる可能性があります。

できることを自分でやり、難しいところを業者に依頼すれば料金の減額は可能です。

実家の片付けを依頼するなら片付け侍へ

ここまで親と喧嘩にならずに実家を片付けるための方法を解説してきました。ポイントは以下のとおり。

• 実家がゴミ屋敷になる場合は親の心身に問題がある場合がある
• ゴミ屋敷だからといって勝手に片付けるとトラブルに繋がる
• 実家の片付けは業者への依頼がおすすめ

実家を片付けるときには、親の説得から始めていかないといけません。そして、納得してからはスピード勝負。親が意見を変える前に、片付ける必要があります。

そのため、ゴミ屋敷と化した実家を片付けるのであれば業者がおすすめ。素人が片付けるよりも経験が豊富で、短時間で片付けられるでしょう。

もしどの業者に依頼するか悩んでいるという人は、ぜひ片付け侍へ依頼してみてください。片付け侍を利用するメリットは以下のとおり。

• 365日対応可能
• 無料で見積もり可能でキャンセルも無料
• 追加料金なし
• 1点から回収可能
• 人気の商品なら買取の実績もあり
• 最短30分対応で他社でできない時間指定ができる

片付け侍であれば365日いつでも対応できるので、親の許可が降りてすぐに片付けができます。また、見積もりやキャンセルも無料で追加料金は一切なし。

買取実績も豊富にあるので、費用が気になる場合でも安く済む可能性もあります。少しでも気になるという人は、気軽に相談してみてくださいね。

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